全国

竹尾 賀子

有田における地場産業のデザインの考察―イタリアのソロメオにみる新しい継続の可能性―

はじめに 佐賀県有田町(以下有田)は泉山磁石場を発見以来、日本磁器発祥の地として400年以上続く人口約1万9,000人のものづくりのまちである。多様で優れた製陶技術を長...

江守 裕子

YouTubeで拡散されるバレエの魅力 ウクライナ人DANCER セルゲイ・ポルーニンの選択

2016年イギリス・アメリカ合作ドキュメンタリー映画「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」は、ファッション業界にバレエブームを呼び起こし圧倒的で純粋...

小林 正利

国立西洋美術館の意義再認識

1.基本データと歴史的背景 国立西洋美術館(以下“西美“)は、東京都台東区上野公園7−7にある日本の国立美術館計6館の うちの一つである。 JR上野駅...

徳留 将樹

作曲ワークショップが示す公共性とシティプロモーションへの有用性

1.基本データと歴史的背景 作曲ワークショップとは筆者主導のもと一般市民を巻き込んだ「まち想い」体験ワークショップである。『第15回京都芸術大学 学生創作研究助成...

吉田 浩乃

銀鏡神楽の伝承について

1. 基本データと歴史的背景 名称:銀鏡神楽 場所:宮崎県西都市銀鏡 銀鏡神社 御祭神:磐長比売命、大山衹命、懐良親王 銀鏡神楽は、宮崎県の米良地方に伝わる宮崎県...

神田 裕子

タルシラ・ド・アマラル「食人」時代の達成について

1. はじめに 本報告書では、ブラジルで国民的人気を誇る画家タルシラ・ド・アマラルの画業において、最も完成度の高い作品が生まれた1928年から1930年の「食人時代」に焦...

志田 節子

岩手県気仙地方の「ケセン語」の魅力と可能性 ~ 人を支え誇りを取り戻す「言語」としての方言 ~

1 はじめに 岩手県気仙地方で話される方言がいかにして「ケセン語」と呼ばれるようになったのか。そして東日本大震災の被災地から「ケセン語」がどのように世に発信...

新井 葵

電子書籍の時代に神保町の古書店街は何故なくならないのか?〜人と本の新しい繋がり方〜

2022年現在、電子書籍が急速に普及している中、東京神田神保町にある古書店街には、いまだ多くの人が来街し書籍を探してまちを歩いている。書店から溢れた本棚はノスタル...

相澤 稔

「蔵の街」川越の歴史的空間とまつり ー景観を活かしたまちづくりの現状

1.はじめに 川越は東京から程近く、入間川が西部から北部、東部へと流れ、自然環境に恵まれたところである。「小江戸川越-蔵の街」一番街[写真1]と呼ばれる歴史を感じ...

吉谷 真樹

「国府宮はだか祭」についての考察

はじめに 私が生まれ育った町である愛知県稲沢市には天下の奇祭として有名な「国府宮はだか祭」がある。正式には「儺追神事」といい、伝統的な神事を中心とした祭りで、...