高浜運河ーー「住宅地とビジネスゾーン」を隔ててつなぐ光あふれる美的空間ーー

谷口 陽子

はじめに
交通網や経済活動が活発な都市圏で、快適に暮らすために何ができるだろうか。その可能性に、希望を灯す取り組みがある。東京都港区内に57ある橋(1)のなかで、2020年《高浜運河から望むライトアップされた御楯橋》が「第4回区民景観セレクション」(2)に選定された。「高浜運河」(資1)がある芝浦港南地区は、昼間に比べ夜間人口が、約71%減少する(3)(資2①)。
なぜ、日常的で静かな景観が区民を魅了するのか。槇文彦は、建築と社会とのコミュニケーションの可能性において、ヴィトルヴィウスの定義する「美」は空間が与える「歓び」を内包する、と語る(4)。また、川添善行は空間デザインを「人工物と自然を融合させつつ、より広い環境としての全体性」(5)「デザインの対象が他と切り離されて存在することはない」(6)と述べる。ここでは運河をとりまく環境に着目し、類似事例として「小樽運河」と比較し、高浜運河のある空間デザインの可能性を考察する。

1.基本データ
「高浜運河沿緑地」(7)は、1989年港区の管轄で運河沿いが整備された。小型船舶の運航が可能で、港南地区の1〜4丁目の全てが運河を囲む。オフィス・ホテルが集まる1・2丁目の内陸側と、住宅が並ぶ3・4丁目の海側を4つの橋が結ぶ。運河の遊歩道は、1周約2500メートル(8)、運河の深さは約5.5メートル(9)、可航幅員は約30メートルだ(10)。東京都港湾局によると、棚式護岸で平均干潮面からの高さは3メートルである(11)。周辺には、1977年に開園した4つの区立港南公園と品川セントラルガーデン、港南緑水公園がある(資3)。

2.歴史的背景
歌川広重(1797-1858)の《東都名所御殿山花見・品川全図》(資1)からは、花見の名所御殿山を後背に、信仰・祭礼(12)・遊興など多彩な活動が行われてきた様子が伝わる(資1)。その画中、陸と海を隔てていた海岸線の先は、現在の港南地区へと姿を変えた。かつて、運河に求められた港湾流通機能は、物流構造の変容により都市部と近接し住宅が混在する市街地化が進む。そのため、運河は防災機能の確保と同時に都市生活における貴重な空間であり、新たな役割が期待される。

3.評価
高浜運河の美的可能性を、オルムステッドがランドスケープで都市空間の基本とする3つの視点(13)で捉え、「高浜運河のある空間デザイン」を評価(資4)する。

【参加】
港南地区の幼稚園をはじめ、住民や周辺企業のボランティアが参加する港区アドプト・プログラムなど運河の遊歩道や植栽の管理、東京水産大学の魚類や水質調査に取り組む社会貢献の「空間の共有」は、運河の価値を高めている。

【芸術】
周辺には、映画『釣りバカ日誌』で知られる「品川浦舟だまり(14)」や伊藤誠の作品《TAP》(15)、鮮やかな鯨の目黒川水門(16)が目を引く。水上ラウンジが隣接する「T.Y. HARBOR」(17)は、水上ホテル(18)と並ぶランドマーク的存在だ。背後には、倉庫をリノベーションした空間で「バンクシー展」や「建築倉庫ミュージアム」(19)、倉庫街ボンドストリート(20)には高感度なショップ、アートが点在する。水辺で個性豊かな芸術を堪能できる環境は、都区内外の人々が訪れたくなる魅力ある空間だと積極的に評価する。

【環境】
市街地のため、定期的に汚泥除去など環境衛生の整備を強化している。芝浦水再生センター(21)の、上部空間を有効活用した港区立芝浦中央公園は「ビオトープ」、再生水を利用した湿性花園などで構成される。隣接の品川シーズンテラス(22)は、自然エネルギーの循環型環境モデルの実践、地域の意識向上を促進する。水質改善から活用まで、複数の都市計画やエコロジカルな取り組みを近隣施設と連携、循環形成しやすい環境にある点を高く評価する。

3-2.問題点
A)遊歩道の利用に比べ、通常の防災船着場の活用、周知に対して問題がある。2010年の「BO菜」(23)や水上タクシーへの試験的開放が実施(24)されたが、浸透していない。
B)運河利用の認知獲得に向け、地域の理解とサポートが必要。
C)国内外の観光客が満足する要件を満たす(資2③④)港南への訪問が少ない(資2⑤)。

4.同様事例として
「小樽運河」と比較する。平地不足のため、1923年に海岸の沖合いを埋め立て倉庫を建設したが、埠頭の完成で役目を終え1986年に現在の姿(25)になった。全長1140メートル、北運河の幅は当初のままの40メートル、南運河は散策路のため半分に埋め立てられた。石造倉庫群や「北のウォール街」と呼ばれた近代的な建築群は、保存やリノベーションされ「小樽芸術村」(26)も加わった。
港や運河を巡る40分間のクルーズ(27)や、夕暮れ時には細かな御影石がイチョウ模様に埋め込まれた散策路を63基のガス灯が照らし出す。運河沿いには3体のモニュメント、4カ所のポケットスペースを小樽の歴史をモチーフにしたレリーフが飾る。また、イベントも2021年には500人近くのボランティア(28)が支えた「小樽雪あかりの路」(29)、小樽市と余市町の観光協会が主催する誘客キャンペーン「小樽ゆき物語『青の運河』」(30)や潮太鼓保存会による「おたる潮太鼓」(31)などがある。

5.今後の展望
高浜運河は、誰もが時間を忘れ芸術家たちの生みだした作品を、歴史と文化が香る「高輪の浜」(32)と呼ばれた空間を実感できる名所である。運河の認知拡大と積極的な地域参加促進のため、小樽運河の夜景クルーズと地域の参画型イベントに着目し、更なる効果を考察する(資5)。

C)2019年の「港区観光動態基礎調査」によると、港区は都内最多の宿泊施設を有し宿泊客は増加傾向(資2②)だ。目的別の満足度は、国内観光客「遊園地、庭園や美術館」外国人は「歴史や伝統文化、生活体験、ポップカルチャー」の順で、共通して夜景がつづく(資2⑥)。港区内外で連携し、お台場・品川間の交通手段と、浮世絵の風景を現代の夜景とともに船と徒歩で巡る「(仮)Ukiyooe 見な徒クルーズ」(資6)で、港南を訪れることが期待できる。提携施設の優待特典、スタンプラリーで促進する。
A)防災船着場の周知には、あらゆる人を対象にした地域主体の働きかけが重要だ。高浜運河は水面と遊歩道、住宅・ビジネスゾーン、駅に至近で商業的活用の可能性に溢れ、キッチンカーも多い。運河利用の規制緩和に向けた地方自治体単位での実験的試みとして、昼間人口の多い時間帯はフードボート「(仮)CanaLunch しながわ」(資6)に活用する。
B)上記の形態やショップの受け入れは、昨今のコロナ禍の影響下にある周辺の屋形船の再利用や、テイクアウトを行う店舗を対象に登録(資6)を呼びかける。地域経済を支える相互協力は、参加意識の向上やコミュニティの強化、土地への愛着につながる。都市で快適な時間を過ごせる空間を、身近な公共の場にもつことは容易ではないが、視点を変えた既存の資源の活用による運河のある環境が、生活に新たな歓びを創出すると考える。

6.まとめ
運河は物や人、文化を運び回遊する。港南の歴史文化が、自然環境と結びつき存在するように、高浜運河も地域を癒す公共空間として、住み・働く人との間を連続的につないでいる(資7)。芸術・文化に親しみ、港湾の地形と開放感ある港南に存在するからこそ、区民に歓びを与える場所なのだ。運河自体はコンクリートによる直線的な姿だ。高階秀爾は、日本絵画の特徴を「同一の画面のなかに複数の視点を共存させる考えは、互いに矛盾するさまざまな価値の存在を認める日本文化の多元性に並行する」(33)と語る。それは、運河をとりまく空間を考えるデザインの視点にも通じると言える。
近い将来交通の要衝、品川にさらにリニア中央新幹線(34)が加わる。都市生活の快適化には、技術と自然、社会と個人、職住環境の二項対立の緩やかな美的融合が重要であり、高浜運河がその装置としての役割を果たしていると結論づける。昨今のコロナ禍において水辺の光や風の存在は、日常に非日常という歓びの時間を与える。つまり、視覚的図像によるだけでなく、多元的に人間に働きかけ港南という空間のデザインを構成する一部なのだ。そして、地域に関心を寄せた社会参加がトポスの創出、人的交流が循環する街の資産となる。高浜運河は、人々と環境、芸術が協働し歓びを生みだす美的空間(資8)なのだ。

  • 1 【資料1】
    左上:高浜運河と御楯橋(港南1丁目ビル10階から南方向2021年9月20日筆者撮影)
    右上:高浜運河と御楯橋(上記地点より2022年1月21日筆者撮影)
    3段目:
    歌川広重『東都名所』《御殿山花見・品川全図》錦絵、1832-1842年、国立国会図書館デジタルコレクション
    ​​​​​​​​https://www.ndl.go.jp/landmarks/details/detail392.html?sights=gotenyama;edo=shiba-takanawa-atari-no-ezu(2021年1月21日閲覧)
    最下段:
    時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷謙二)より転載し、ロゴを埋め込み作成。 https://ktgis.net/kjmapw/kjmapw.html?lat=35.625419&lng=139.767208&zoom=13&dataset=tokyo50&age=0&screen=2&scr1tile=k_cj4&scr2tile=k_cj4&scr3tile=k_cj4&scr4tile=k_cj4&mapOpacity=10&overGSItile=no&altitudeOpacity=2(2022年1月21日閲覧)
  • 2 【資料2】
    右上:「高浜運河から望むライトアップされた御楯橋」(2022年1月21日新港南橋より筆者撮影)
    ①「港区総数」港区公式ホームページを基に筆者作成。https://www.city.minato.tokyo.jp/toukeichousa/kuse/toke/jinko/kokusechosa/sosu.html(2022年1月12日閲覧)
    ②「第2章 港区の観光に関する現状と課題」、「第3次港区観光振興ビジョン『後期計画』2021年度〜2023年度」港区、産業・地域振興支援部 観光政策担当、2021年3月、
    16ページ。「延べ宿泊数の推移」を基に筆者作成。https://www.city.minato.tokyo.jp/keieishien/documents/03_2shou.pdf(2022年1月18日閲覧)
    ③「第2章 港区の観光に関する現状と課題」、「第3次港区観光振興ビジョン『後期計画』2021年度〜2023年度」港区、産業・地域振興支援部 観光政策担当、2021年3月、
    24ページ。「港区観光の満足度(日本人)」を基に筆者作成。
    ④『第2章 港区の観光に関する現状と課題』、「第3次港区観光振興ビジョン『後期計画』2021年度〜2023年度」港区、産業・地域振興支援部 観光政策担当、2021年3月、
    27ページ。「港区観光の満足度(外国人)」を基に筆者作成。
    ⑤『第3次港区観光振興ビジョン後期計画策定にかかる観光動態基礎調査報告書』港区産業・地域振興支援部観光政策担当、2020年3月、28ページ。「ナイトライフの訪問エリア」を基に筆者作成。https://www.city.minato.tokyo.jp/keieishien/documents/01_honichigaikokujinchosa1.pdf(2022年1月18日閲覧)
    ⑥『第2章 港区の観光に関する現状と課題』、「第3次港区観光振興ビジョン『後期計画』2021年度〜2023年度」港区、産業・地域振興支援部 観光政策担当、2021年3月、
    19ページ。「外国人観光客の港区内訪問場所」を基に筆者作成。
  • 3 【資料3】
    Google地図に筆者加工。
    品川水再生センター(2021年5月23日筆者撮影)
    港区立芝浦中央公園(2021年5月23日筆者撮影)
    品川セントラルガーデン(2020年12月22日筆者撮影)
    伊藤誠《TAP》(2021年8月9日筆者撮影)
    ボンドストリート(2021年10月24日筆者撮影)
    健康器具(2021年8月9日筆者撮影)
    港南公園(C)左(2021年8月9日筆者撮影)
    港南公園(C)右:港区自転車シェアリング(2021年8月9日筆者撮影)
    港南公園(B)(2021年8月9日筆者撮影)
  • 4 【資料4】
    ※見出しと写真のフレームカラーがリンク。
    港区アドプト・プログラムによる植栽(2021年8月9日筆者撮影)
    港区によるタバコマナー啓発掲示板(2021年8月9日筆者撮影)
    港区芝浦港南地区の橋りょう等ライトアップ(2022年1月21日筆者撮影)
    運河の汚泥除去(2022年1月21日筆者撮影)
    港南公園(C)港区自転車シェアリング(2021年8月9日筆者撮影)
    *通勤通学に利用される自転車の放置が散見される声を受け、駅前に加え、運河脇の区立港南公園Cに2014年に新設。
    品川水再生センター(2021年5月23日筆者撮影)
    *コロナ禍を考慮したWeb見学を実施し、施設と地域における相互理解を深めている。
    防災船着場(2021年8月9日筆者撮影)
    芝浦中央公園(2021年5月23日筆者撮影)
    港南公園(C)(2021年8月9日筆者撮影)
    ガラスモザイク画(2021年8月9日筆者撮影)
    *周辺の園児、児童の絵をもとに作成された。
    伊藤誠《TAP》(2021年8月9日筆者撮影)
    倉庫をリノベーションしたカフェ店内(2020年6月14日)
    ダミアン・プーラン《猫も杓子も/Catgrapher》(2020年6月14日)
    遊歩道(2021年8月9日筆者撮影)
    護岸柵(2021年8月9日筆者撮影)
    *さまざまなデザインのものが点在。
    T.Y.ハーバー(2021年10月24日筆者撮影)
    ボンドストリート(2021年10月24日筆者撮影)
  • 5 【資料5】
    Google地図に筆者加工。
    ・「小樽雪あかりの路」のボランティアの役割は多岐に及ぶ。またSNSの積極的活用、「あかり人」なる無料のオフィシャルそうそくを家庭や町内会などで3日間灯すなど地域を巻き込んだイベント。国土交通省主催「手作り郷土賞」グランプリ受賞。
    ・「小樽余市ゆき物語」小樽市と余市町の連携による誘客キャンペーン(2021)。小樽は運河やクルーズ船が1万個の光に彩られた「青の運河」、余市町はウイスキーにちなみメープルゴールドのLEDを約9,000個使用した「琥珀色の夢」。
    ・「小樽潮まつり」とともに知られるおたる潮太鼓。トラックの荷台に積んだ潮太鼓を叩き、市内各所を周遊しながらコロナ禍の住民に音色を届ける。
  • 6 【資料6】
    Google地図に筆者加工。
    歌川広重『東都名所』《御殿山花見・品川全図》1832-1842年、錦絵、国立国会図書館デジタルコレクション https://www.ndl.go.jp/landmarks/details/detail392.html?sights=gotenyama;edo=shiba-takanawa-atari-no-ezu(2022年1月21日閲覧)
    歌川広重『東海道五拾三次』《 品川・日之出》1835年頃、錦絵、国立国会図書館デジタルコレクション
    https://www.ndl.go.jp/landmarks/details/detail401.html?sights=shinagawashuku;edo=shiba-takanawa-atari-no-ezu(2022年1月21日閲覧)
    ​​歌川広重『名所江戸百景』《 芝うらの風景》1856-1859年、錦絵、国立国会図書館デジタルコレクション
    https://www.ndl.go.jp/landmarks/details/detail166.html?sights=shibaura;tokyo=minato(2022年1月21日閲覧)
    *その他、屋形船・食品を含む計6枚の画像は、フリー写真素材サイトより加工掲載。
    https://www.photock.jp/(2022年1月21日閲覧)
  • 7 【資料7】
    港南公園(B)(2022年1月21日筆者撮影)
    公園内の階段の高さ(2022年1月21日筆者撮影)

    港南公園(C)(2022年1月21日筆者撮影)
    公園内の階段の高さ(2022年1月21日筆者撮影)
    遊歩道からオフィスビルへ(上)(2021年8月9日筆者撮影)
    遊歩道からオフィスビルへ(下)(2021年8月9日筆者撮影)
    中央の写真から再現した風景イラストは、港南地区在住のNさんによるものを筆者が加工。
    (画像使用許諾済)
    遊歩道から御楯橋への出入り口(2022年1月21日筆者撮影)
    遊歩道と一般道との高低差(2022年1月21日筆者撮影)
    港南公園(B)前の階段(2022年1月21日筆者撮影)
    高さの異なる階段の側面(2022年1月21日筆者撮影)
  • 8 【資料8】
    Google地図に筆者加工。

参考文献

註釈一覧
(1)「統計から見る港区 最終回」、港区公式ホームページ、2017年12月29日。https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/koho/toukei/toukei11.html(2022年1月12日閲覧)
(2)「令和2年度区民景観セレクション『第4回』選定結果」、港区公式ホームページ、2020年12月1日。 https://www.city.minato.tokyo.jp/matizukurikeikakutan/kuminkeikanselection_r2.html(2022年1月12日閲覧)
(資1)別紙 資料1)参照のこと。
(3)「港区総数」、港区公式ホームページ、2018年5月19日。https://www.city.minato.tokyo.jp/toukeichousa/kuse/toke/jinko/kokusechosa/sosu.html(2022年1月12日閲覧)
(資2)別紙 資料2)参照のこと。
(4)槇文彦『建築から都市を、都市から建築を考える』岩波書店、2015年、122ページ。
※ヴィトルヴィウスとは
「前1世紀のローマの建築家。現存するヨーロッパ最古の建築理論書『建築書』の著者。その中で建築の最重要の価値を「用・強・美」と定義した。」
(5)川添喜行著、早川克美編『空間にこめられた意思をたどる』藝術学舎、2014年、23ページ。
(6)川添喜行著、早川克美編『空間にこめられた意思をたどる』藝術学舎、2014年、107ページ。
(7)「高浜運河沿緑地」港区公式ホームページ、2021年4月23日。https://www.city.minato.tokyo.jp/shisetsu/ryokuchi/konan/09.html(2022年1月28日閲覧)
「面積は、27,564.9平方メートル」目安として、27,000平方メートル(東京国際フォーラムの敷地)ほど。
(8)「SHINAGAWA RUNNING MAP 品川ラン・高浜運河コース」ランキューブ公式ホームページ http://www.runcube.jp/shoplist/shinagawa/runmap.php(2022年1月13日閲覧)
(9)「小型船舶用海のウォッチングマップ」公益社団法人関東小型船安全協会、東京海上保安部監修。 https://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/tokyo/koan/seawactchingmap_ver.3.pdf(2022年1月13日閲覧) 
(10)「運河ルネサンス推進地区の指定」東京都港湾局公式ホームページhttps://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/kanko/runesansu/5_2tennouzu_plan.pdf(2022年1月13日閲覧) 
※高浜運河の現況幅員は約60メートル・可航幅員は30メートルで、交差する天王洲運河も同等。湾岸側に並行する京浜運河は150メートル・100メートル。
(11)「防波堤・護岸の紹介」東京都港湾局公式ホームページ
https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/yakuwari/takashio/shisetsu/gogan/(2022年1月13日閲覧)
(資3)別紙 資料3)参照のこと。
(12)陣内秀信『水都 東京ーー地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外』ちくま書房、2020年。
※品川の祭礼とは
「府中『大国魂神社』のくらやみ祭りで『品川会場禊祓式』からはじまる、また品川『荏原神社』の海中渡御も知られる。」(122・124ページ)
(13)片山和俊・林寛治・住吉洋二『まちづくり解剖図鑑』エクスナレッジ、2019年、106ページ。
※フレデリック・ロー・オルムステッドとは
アメリカの造園家、都市計画家。作品にニューヨークのセントラルパークなどがある。
(資4)別紙 資料4)参照のこと。
(14)「品川浦舟だまり」しながわ観光協会公式ホームページ。 https://shinagawa-kanko.or.jp/spot/shinagawaura/(2022年1月13日閲覧)
※かつて江戸城へ海産物を納めた。映画『釣りバカ日誌』(1988年)撮影。
(15)伊藤誠《TAP》1995年。
※伊藤誠とは
彫刻家。設置場所:港南公園D面。
(16)「目黒川水門の新図柄決まるーー塗り替えは都内で初」品川経済新聞、2007年12月19日。 https://shinagawa.keizai.biz/headline/159/(2022年1月13日閲覧)
※「しながわ鯨」とは
「運河ルネサンス」の一環で、目黒川水門に描かれている絵のこと。選定会によれば、江戸時代品川に鯨が入り込み、漁師たちが捕らえたのを将軍が見にきたことに由来するという。
(17)T.Y.ハーバー公式ホームページ https://www.tysons.jp/tyharbor/(2022年1月14日閲覧)
※ブルワリーレストランと水上ラウンジを併設。
(18)「PETALS TOKYO」公式ホームページhttps://www.terrada.co.jp/ja/service/space/petals-tokyo/(2022年1月15日閲覧)
※2020年開業。
(19)建築倉庫公式ホームページ https://archi-depot.com/(2022年1月13日閲覧)
(20)天王洲アイル地域情報公式サイトホームページ
https://www.e-tennoz.com/enjoytennoz/artwork.html(2022年1月13日閲覧)
※ボンドストリートは、約200メートルほどある。
(21)「芝浦水再生センター」東京都下水道局公式ホームページ。 https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/tour/guide/sise-list/03-01/(2022年1月15日閲覧)
※ビオトープ
地域住民とのワークショップを反映し整備され、西側の武蔵野台地と東側臨海部の沿岸とを緩やかに結ぶ。公園は人工のカナルや東京タワーを望む高台にあり、ドラマ撮影が建物内外で頻繁に行われている。中央広場は、オープンシアターやヨガ、昨夏営業時間内にテントを張ったりミストを浴びる親子連れで賑わった。3.5ヘクタールのイベント広場が隣接。
(22)品川シーズンテラス公式ホームページ。https://shinagawa-st.jp/(2022年1月15日閲覧)
(23)馬場正尊+Open A『RePUBLIC公共空間のリノベーション』学芸出版、2013年、111ページ。
※「BO菜」とは
ボートと野菜が東京を救う、というコンセプトのもとBOAT PEOPLE Associationにより行われた模擬防災クルーズのワークショップ。銀座・品川方面はG:サバイバル帰宅コース(夢の島マリーナ→中央区常盤橋防災船着場→品川区天王洲ヤマツピア桟橋)
(キュレーター渡辺真也のブログより引用)
https://blog.goo.ne.jp/spikyartshinya/e/e9708ed43808c0bc0e1ad2e3639ae8ea(2022年1月15日閲覧)
(24)「『第二弾』品川防災船着場を開放する社会実験を行います!」東京都庁公式ホームページ、2016年8月29日。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/08/29/02.html(2022年1月15日閲覧)
※期間は2016年8月から1年間実施、2021年見かけることは稀であった。また、水上タクシーはコスト、利便性の面で日常使用は困難だと思われる。
(25)小樽市公式ホームページ https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020100900367/(2022年1月15日閲覧)
(26)岡陽子編『ニッポンを解剖する!北海道図鑑』JTBパブリッシング、2019年、78-79ページ。
※小樽芸術村とは
「2017年市内にグランドオープン、小樽繁栄期に建てられた歴史的建造物を中心とした複合的な芸術空間。日本や世界の優れた美術品・工芸品を展示。」
(27)小樽運河クルーズ公式ホームページ https://otaru.cc/about/(2022年1月15日閲覧)
※昼夜運航。
(28)「小樽雪あかりの路」ホームページ http://yukiakarinomichi.org/?page_id=17(2022年1月15日閲覧)
※ボランティアの役割
「スノーキャンドルやオブジェの補修、ろうそくの点火・回収、メッセージキャンドル等の販売、観光客のカメラのシャッター押し、転ばないための砂まき、観光客数調査、パンフレット配布等」
(29)「小樽運河×イベント」まっぷるTRAVEL GUIDE公式ホームページ。
https://www.mapple.net/region/a0102010403_g07000000/spot/(2022年1月15日閲覧)
※「小樽雪あかりの路」とは
「手作りのスノーキャンドルやオブジェが運河の水面を照らす。温かい食べ物の販売もある。」
(30)鈴木剛志「青く輝く小樽運河、1万個のLEDで彩る 来年1月末まで」朝日新聞デジタル、2021年11月23日。 https://www.asahi.com/articles/ASPCR641WPCKIIPE01Q.html(2022年1月15日閲覧)
(31)「おたるぽーたる」一般社団法人小樽観光協会ホームページ、2121年12月30日。
https://otaru.gr.jp/tourist/otarusiotaiko2022sinsyunhatuuci(2022年1月15日閲覧)
※「小樽潮まつり」に欠かせないと言われる潮太鼓。「小樽商工会議所主催、マンネリ化防止のため一般市民9人も企画に加わる。」(おたる潮まつり公式サイトより引用)
http://otaru.ushiomatsuri.net/gallery/about(2022年1月15日閲覧)
(32)「港南」港区公式ホームページ
https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/gaiyo/chimerekishi/16.html(2022年1月13日閲覧)
※高浜の名は、1853年にペリー来航に伴い、江戸の軍事要塞整備のため、台場の建設に関連して高輪沖に造成された「高輪の浜」に由来するとされる。
(資5)別紙 資料5)参照のこと。
(資6)別紙 資料6)参照のこと。
(資7)別紙 資料7)参照のこと。
(33)高階秀爾『日本人にとって美しさとは何か』筑摩書房、2015年、90ページ。
(34)「JR東海 リニア中央新幹線 品川・名古屋間総工事費1.5兆円増に」NHKニュース公式ホームページ、2021年4月27日。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210427/k10013000961000.html(2022年1月18日閲覧)
(資8)別紙 資料8)参照のこと。

参考文献
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片山和俊・林寛治・住吉洋二『まちづくり解剖図鑑』エクスナレッジ、2019年。
金田章裕『文化的景観』日本経済新聞出版社、2012年。
東京都市計画研究会編『東京2020計画地図』かんき出版、2014年。
陣内秀信『水都 東京ーー地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外』ちくま書房、2020年。
高階秀爾『日本人にとって美しさとは何か』筑摩書房、2015年。

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https://www.city.minato.tokyo.jp/sougoukeikaku/kankyo-machi/toshikekaku/kekaku/kekan/documents/keikankeikaku_all.pdf(2022年1月18日閲覧)
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https://shinagawa-kanko.or.jp/spot/shinagawaura/(2022年1月18日閲覧)
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