日本の伝統をデザインする─京都・上羽絵惣における事例の考察─

鍬初 梨紗

はじめに
京都市下京区に店を構える上羽絵惣株式会社(以下、上羽絵惣)は、江戸時代から260年以上続く、現存する日本最古の絵具屋である[図1]。歴史ある絵具屋は現在、創業当時からの技術を継承した顔料製造を行うと同時に、平成22年(2010)より「胡粉ネイル」という商品を販売している。本稿では、日本で継承されてきた顔料の文化的資産価値を考察し、老舗絵具屋の新たな挑戦を評価する。

1.基本データ
名 称:上羽絵惣株式会社(うえばえそうかぶしきがいしゃ)
創 業:宝暦元年(1751)
所在地:京都市下京区燈籠町579
商 品:天然岩絵具・新彩岩絵具・水干絵具・顔彩・胡粉・胡粉ネイル、他

2.歴史的背景
上羽絵惣は、初代・惣兵衛が胡粉業として創業した。京都は延暦13年(794)に都が置かれてから明治時代までの長きにわたり、日本絵画の歴史[1]を作り上げてきた中心地である。徳川幕府が天下太平を目指し政策をとる中、朝廷や公家といった権力者たちとの融和をはかることを目的の一つとし、京都で伝統儀式の復活や伝統技術を取り入れた。この政策が京都の商工業界に利潤をもたらし、美術や工芸品、寺院装飾などの発展に伴い、日本顔料の需要も高まったことが考えられる。上羽絵惣の創業時は、伊藤若冲や円山応挙らが活躍していた時代である。京絵師らの活躍による絵具の需要の高まりにより、この時代の京都に絵具屋が誕生したことは、必然の成り行きだったといえるだろう。創業以来、上羽絵惣は時代のニーズに合わせた絵具を開発・提供してきたことにより、200年以上絵具屋の歴史を守り続けたと評価したい[2]。

3. 顔料の文化的資産的価値と新たな挑戦
3-1.伝統文化としての顔料
日本画に欠かせない岩絵具[3]は、粒子の大きさで濃淡が異なる [図2]。粒子状の絵具である岩絵具は、光を反射して美しいきらめきを作り出す顔料である。
また、日本の伝統文化に欠かせない白色顔料・胡粉[4]は、5〜10年風化させたイタボガキやホタテの貝殻を細粉した顔料である[図3]。
現代においてさまざまな絵具や塗料がある中、昔ながらの製法で手間をかけて日本顔料を作り続ける意義はどこにあるのか。
筆者は、神社仏閣や日本画などを支えてきた日本顔料自体が持つ文化的資産価値を評価し、これを守り継承することは、日本の文化と歴史を未来へ繋げていくことにもつながると考察する[5]。
日本画家の千住博は、高校時代に日本画を見て「なんて美しい絵の具なんだ!」と、岩絵具そのものに惹き付けられて進路を決めたという[6]。色そのものに人を惹き付ける力が日本顔料にはある。鉱物を砕いて作られる岩絵具で描かれた絵は、まさに宝石のようなきらめきで人びとを魅了する。また、上羽絵惣の稲土舞夕子は、鉱物や貝など自然物から人の手により時間をかけて製造することで生まれる「温もり」があるからではないだろうかと、顔料の魅力を語った[7]。

3-2.顔料の新たな挑戦
バブル崩壊による消費不況の影響は、日本画にも及んだ。市場は縮小し、顔料の需要減少も避けることはできなかった。その影響は今も続いている[8]。
染色職から上羽絵惣に転職してきて10年になる普照廣夫は、現在一人で新彩岩絵具の製造を担う職人である[図4]。普照が上羽絵惣に来てから需要は半分ほどになったと言う[9]。顔料の需要減少の影響を受け、上羽絵惣は胡粉を始めとする顔料と伝統の色を残していきたいと試行錯誤した。その強い想いから誕生したのが、水溶性爪用化粧料「胡粉ネイル」である[図5] 。

3-3.胡粉ネイルの評価
筆者は上羽絵惣が胡粉をデザインし、「胡粉ネイル」という新たな商品を生み出したことを評価したい。
商品の評価点は、他の類似商品と比較し、有機溶剤不使用のため刺激臭が少なく、爪への負担が少ないことが挙げられる。速乾性に優れ、個人差はあるがもちは1〜3日ほどのため、短期間の使用とアルコールベースの除去液で落とすことによって爪に優しく、胡粉ネイルは週末や特別な日だけ楽しむ人に適していると言える[10]。安全性が高いことから、病気の影響で爪が変色した人が商品を求めて来店したほか、病院の売店でも販売されている [11]。
稲土は、胡粉ネイルに対して「今のままでもいいが、よりお客様にとって使いやすいものにできれば」と、商品への自信と消費者への想いを話した[12]。

3-4.日本顔料への想い
その一方で、上羽絵惣の本領である絵具はなくしたくないと稲土は言う。その取組の一環として、日本画絵具の道具セットの販売をしている[図6]。ファッション性が高く女性に好まれそうなデザインは、これまで日本顔料に触れたことのなかった人が興味を持つきっかけとしても期待できる。
また、上羽絵惣では水干絵具を使用したワークショップが定期的に開催されている[13][図7]。胡粉ネイルや道具セットの対象は女性中心[14]となるが、ワークショップであれば性別を問わず幅広い層が気軽に参加できる。歴史ある絵具屋で日本顔料を「体験」する機会を提供できるのは、上羽絵惣ならではの強みであり、日本顔料への興味関心が高まることも期待される。

3-5.水彩絵具と水干絵具の比較検証
今日、日本顔料に触れる機会は少ない。水彩絵具やクレヨンなどは、義務教育中に使用方法を学ぶことで身近な存在である一方、日本顔料は興味関心がなければ知る機会は少ないだろう。水彩絵具と日本顔料とはどのような違いがあるのか。美術教育で一般的に使用されている水彩絵具と、上羽絵惣のワークショップで使用されている水干絵具を比較した[表1]。
水彩絵具は顔料と定着材が混合された状態でチューブに入っており、手軽に使えるのが特徴である。携帯に便利な形状で写生にも向いており、学校教育には適した画材といえる。
一方、水干絵具は胡粉や白土に着色した粒状顔料である。販売先は画材店など専門店が中心で、価格も水彩絵具に比べ高価である。さらに、定着材である膠で溶かしてから使用しなくてはならないため、手間がかかる[図8]。しかし、この工程は日本人が色彩文化を作ってきた過程の1つと言える。
膠と顔料を指で混ぜる工程は、色を「体感する」時間である。書道で墨を摺り、茶道で茶を点てるように、心を落ち着かせる行為であり、慌ただしい現代人にとって必要な時間でもあるのではないだろうか。

結び
伝統とは、古いものをただ守るだけではなく、その時代の生活や流行に合わせたモノにデザインすることで未来へと継承されていく。守る・継承するということには、様々な課題がある。日本顔料の現状は、需要減少だけではなく、職人の高齢化や継承者の問題などがあり、継承していくためには厳しい状況におかれている[15]。
文部科学省の学習指導要項に「日本の美術や伝統と文化に対する理解と愛情を深める」や「美術文化の継承と創造への関心を高めること」と記載がある [16]。教育現場で日本画を始めとする日本の芸術文化を学ぶことは、自国文化への愛情を深め、継承への関心を高めるきっかけになる。例えば、遠足や校外学習で神社仏閣を訪れる際に、事前・事後指導で建造物などに使用されていた顔料を知る、使う時間を持つことは、色という視点からも文化や歴史を学ぶことができる。教育現場で教材として日本顔料を購入して授業で使用することは、日本の色で子どもたちの感性を刺激し、次の世代に受け継がれていくと期待したい。
また、「カラーセラピー」という言葉があるように、色は人の心を癒す効果もあり、ネイルには認知症の改善に繋がるとの研究結果もある[17] 。患者や介護者、医療従事者たちが一緒に爪を彩るワークショップに参加することで、患者の心のケアの一環になると考察する。胡粉ネイルは病気により爪の変色に悩む患者から高齢者まで、幅広い層に重要な役割を果たすアイテムとなるだろう。
胡粉業から始まった上羽絵惣が胡粉ネイルを生み出し、「胡粉」に回帰したとも言える。店長の西村由美は「重ねの色目など、色は昔から日本人にとって身近であり、日常生活に密着して大切にされてきたもの。和の色の魅力をホームページなどで発信していきたい」と、色への想いと活動方針を話してくれた[18][図9]。
一企業で伝統を守ることは容易ではない。しかし、上羽絵惣の新しい挑戦と色への想いが、日本の色彩文化を継承してくれることを期待したい。

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参考文献

【注釈】
[1]日本では、北海道の里四遺跡から赤色の装身具が発見されており、旧石器時代から色への認識があったとされている。古墳時代には、「施朱の風習」という埋葬儀礼があり、呪術的な意味や死体の防腐剤的役割として赤色顔料が使用されていたと考えられている。大陸との交流が始まると、仏教の伝来とともに多くの顔料が使用された。奈良県明日香村の高松塚古墳に使用されている顔料には、塩基性炭酸銅の顔料である群青(藍銅鉱)と緑青(孔雀石)のほか、江戸時代に使用されていた顔料のほとんどが含まれおり、長きに渡って同じ色が使われてきた。平安時代には「絵具」という言葉が認識され、また『新猿楽記』には唐から輸入されていたものなかに顔料の記述もあり、都であった京都に多くの色が集まり、華やかな王朝美術を絵具が彩っていたことが想像される。顔料の歴史とともに、日本美術は他国の影響をうけながらも独自の様式を発展させてきた。千年以上も絵画の歴史が継続してきた事例は世界的にみても珍しく、京都は日本の美の歴史を千年という長い時間かけて築き上げてきた場所だと言える。(宮島 2011,pp2-3、設楽 2012,pp414-416、九州国立博物館(監) 2012,pp112-113、野村 2018,p43、伊藤 2000,pp147-149)
[2]大正元年(1912)、六代目が京都洛南に工場を設立し、日本画用だけでなく工芸用などさまざまな絵具の開発と製造を行う一方、初代より継承してきた職人技も継承していた。7代目の頃には、戦争により天然岩絵具の原料の入手が困難になった。その際、日本画の伝統と歴史を絶やしてはいけないと、天然岩絵具に代わる「人造岩絵具」が考案された。人工的に岩を造り、それを焼きしめてから細粉化する。粒子は粗いが鮮やかで色に深みがでる特徴を持っている。現在は、日本画用絵具顔料に定着剤とデンプン質を加え、小さな容器に入れて手軽に使える「顔彩」や、方解末に色を付けた「新彩岩絵具」、粒子が細かく延びが良い「水干絵具」といった日本画用絵具を販売している。(上羽絵惣所有資料,上羽絵惣株式会社カタログ)
[3]岩絵具は孔雀石や藍銅鉱など鉱物を砕いて作られる。江戸時代には、幕府の重要輸入品目の中に生糸や薬品の他、顔料も含まれおり、緑青や群青は貴重な輸入品として扱われていた。青系顔料は高価で貴重であったため、限られた美術品にのみ使用された。荒井経は「日本画家にとって岩絵具は〝文化〞です」と述べている。日本顔料はただの色ではなく、日本の芸術文化を作ってきたものの一つと言える。(ヴァリション 2009,p212、石田 2017,pp22-23、伊藤 2000,pp150-151、荒井 2013,p10)
[4]ホタテ貝を砕いたものは、インドでは8世紀からフレスコ画の白色原料として使用されていた。日本へは、シルクロードを経て伝わった。江戸時代まで胡粉といえば鉛白を指していたが、室町時代に鉛白の毒性が知られるになり、貝殻を使用するようになる。日本画では「胡粉に始まり、胡粉に終る」という言葉もあり、下地や盛り上げ材などとして使用され、古くから重要なものである。近世の日本における鉛白製造は泉州・堺発祥とされ、江戸時代には大衆文化が花開き、胡粉は江戸、河内、京都での製造が盛んであった。日本画の他、歌舞伎の背景画、ひな人形、文楽人形、五色豆にも使用されている。(ヴァリション 2009,p48、東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学日本画研究室(編) 2011,p28、石田 2017,pp30-31、伊藤 2000,p152)
[5]国宝に指定されて、栃木県日光市に所在する日光東照宮の陽明門や、国の重要文化財に指定され、「関西日光」とも言われている和歌山県和歌山市に所在する紀州東照宮の本殿や拝殿には岩絵具や胡粉が使用されている。日本顔料は文化財の修復にはなくてならない。紀州東照宮は、2018年の台風で被害を受けて壁画の一部が剥がれいた。修復依頼をしているが、岩絵具は高く職人が少なくなっていていることが難点であるという。文化財に指定されている神社仏閣や日本画などを守ることが文化財保護になるならば、それに使用されている日本顔料も文化的資産価値のあるものとし、守らなくはならいのではないか。文化庁の見解としては、「文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術または技能で保存の措置を講ずる必要があるものを、国では選定保存技術として選定し、その保持者及び保存団体を認定し、技術伝承に努めています。」とのことである。認定されている団体や技術保持者による継承にも期待したい。(日光東照宮Web page、平成30年(2018)12月23日本殿・拝殿拝観時に職員より聴き取り、平成30年(2018)12月27日文化庁文化財第二課調査部門よりメールにて回答)
[6]千住博は岩絵具を「光る粉」と表現し、「絵というよりも、岩絵の具の美しさに心を奪われたのです。」と、岩絵具を見た時の感動を述べている。(千住 2011,p59)
[7]平成30年(2018)12月17日上羽絵惣にて稲土舞夕子に対面で聴き取り。
[8]バブル崩壊後、日本画市場の縮小とともに日本画家も減少した。(石田 2017,pp199-200)
[9]平成30年(2018)8月6日上羽絵惣にて普照廣夫より聴き取り。
[10]実際に使用してみると、刺激臭はほとんど感じられず、速乾性があった。乾きが早いことは、忙しい現代人にとって利点である。また、成分や爪への負担などを心配してこれまでネイルの使用を避けていた人たちや、子どもにも安心して使用できる商品だ。(上羽絵惣・胡粉ネイルパンフレット)
[11]ガンの影響によって爪が変色した人が、購入のために来店されたことがあるそうだ。胡粉ネイルは、有機溶剤を使わず主成分の一部に精製水を使用することによって爪への負担をできるだけ減らし、アルコールで除去できることからも、安全性が高い商品と言える。(平成30年(2018)8月6日上羽絵惣にて稲土舞夕子に対面で聴き取り、上羽絵惣・胡粉ネイルパンフレット)
[12] ガイドブックやテレビの国際放送で紹介されたことで、海外からの来客もあるそうだ。そのため、英語、韓国語など4カ国語対応のパンフレットも用意されている。(平成30年(2018)12月17日上羽絵惣にて稲土舞夕子に対面で聴き取り)
[13]上羽絵惣では「京町屋でワークショップ」と題し、水干絵具を使用して封筒カードセットを制作する色彩ワークショップや、水干絵具でレジンアクセサリーを作るワークショップが定期的に開催されている。日本最古の絵具屋で歴史を感じながら水干絵具を「体験」できる貴重な機会である。
[14]男性の来店もないわけではないが、大半が女性とのこと。(平成30年(2018)12月17日上羽絵惣にて稲土舞夕子に対面で聴き取り)
[15]現在、「古代朱」という色を作れる職人がいないという。また、「藤黄」という色は原料をつくる職人がいないそうだ。職人がいなくなることで失われてしまう色がある。(平成30年(2018)12月17日上羽絵惣にて稲土舞夕子に対面で聴き取り)
[16] 文部科学省・ 中学校学習指導要領の第2学年及び第3学年「B 鑑賞(1) ウ」には「日本の美術の概括的な変遷や作品の特質を調べたり,それらの作品を鑑賞したりして,日本の美術や伝統と文化に対する理解と愛情を深めるとともに,諸外国の美術や文化との相違と共通性に気付き,それぞれのよさや美しさなどを味わい,美術を通した国際理解を深め,美術文化の継承と創造への関心を高めること。」とある。また、小学校学習指導要領の第5学年及び第6学年「B 鑑賞(1) ア」にも「自分たちの作品,我が国や諸外国の親しみのある美術作品,暮らしの中の作品などを鑑賞して,よさや美しさを感じ取ること。」という項目がある。義務教育として美術を学ぶ小学校から中学校までの期間に日本美術をどのように学ぶかは、継承にも繋がる重要な美術教育と言える。 (文部科学省web page)
[17]吉備国際大学保健医療福祉学部の佐藤三矢は、爪はいつでも見ることができるため「視覚的フィードバック効果」が得られやすく、ネイルをすることで認知症の問題行動の軽減に効果が期待できるという学術的検証に成功したことを発表し、「彩爪(さいそう)療法」と名付けている。今後、高齢者の認知症予防・改善にどのような効果があるのか注目したい。(Fragments web page,佐藤三矢研究室web page)
[18]平成30年(2018)8月6日上羽絵惣にて店長・西村由美子に対面で聴き取り。


【参考文献】
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荒井経「岩絵具二つの危機を越えて①」『広報誌 絲綢之路 2013 夏号 通巻第72号』p10,益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団事務局,2013年
荒井経『日本画の材料 近代に創られた伝統』武蔵野美術大学出版局,2015年
アンヌ ヴァリション『色』マール社,2009年
石田結実監修『伝統色で楽しむ日本のくらし』まいなび出版,2017年
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江戸遺跡研究会編『江戸時代の名産品と商標』吉川弘文館,2011年
大岡信編『日本の色』朝日新聞社,1976年
狩野永納・檜山義慎編『本朝書史』国会刊行会,1974年
狩野博幸『江戸絵画の不都合な真実』筑摩選書,2010年
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小林忠『江戸の画家たち』ぺりかん社,1993年
設楽博己「色の考古学」丸山 伸彦編『日本史色彩事典』pp414-416,古川弘文館,2012年
城一夫『日本の色のルーツを探して』パイインターナショナル,2017年
新創社編『京都時代MAP伝統と老舗編』光村推古書院,2007年
全国服飾教育者連合会監修『文部科学省後援色彩検定公式テキスト1級編』,2010年
千住博『わたしが芸術について語るなら』ポプラ社,2011年
東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学日本画研究室編『よみがえる日本画』東京芸術大学大学美術館協力会,2001年
デザインの現場編集部『新・画材大全』美術出版社,1999年
日本顔料技術協会編『顔料便覧』誠文堂新光社,1989年
野村朋弘『茶道教養講座1 伝統文化』淡交社,2018年
林功・箱崎睦昌監修『画材と技法』同朋舎出版,1997年
フランソワ・ドアマール『色彩 色材の文化史』創元社,2007年
ホルベイン工業技術部編『絵具の科学』中央公論美術出版,1990年
宮島新一『二万年の日本絵画史』青史出版,2011年
村上道太郎『色の語る日本の歴史①神々の色編』株式会社そしえて,1989年

【その他参考資料】
上羽絵惣株式会社カタログ,2006年8月1日改訂版
上羽絵惣・胡粉ネイルカタログ, 2018年3月1日版
上羽絵惣GOFUN日本画プロジェクト実行委員会『子ぎつね便り』Vol.1,2018年
上羽絵惣GOFUN日本画プロジェクト実行委員会『京彩いろ暦』2018年秋・冬創刊号,2018年
上羽絵惣所有資料『業界人物記えのぐや惣兵衛(上羽絵惣株式会社の創業者)』
米原有二『むっくりの京都─画材の匠たち』京都新聞,2018年4月21日掲載記事

【参考web page】
上羽絵惣株式会社web page(最終閲覧日2019年1月23日) https://www.ueba.co.jp
株式会社サクラクレパスweb page(最終閲覧日2019年1月23日)「絵の具について」 https://www.craypas.com/contact/qa/others/#03「マット水彩ラミネートチューブ入り」https://www.craypas.com/products/lineup/detail/29.php
佐藤三矢研究室web page(最終閲覧日2019年1月10日)https://sato38.com/category/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E/
日光東照宮web page「平成の大修理」(最終閲覧日2019年1月4日)http://www.toshogu.jp/heisei/index.html
日本絵具クレヨン工業協同組合web page「Q&A」 (最終閲覧日2019年1月8日)http://www.jccma.jp/5.html#12
日本工業標準調査会 web page「JISS6028 水彩絵の具」 (最終閲覧日2019年1月8日) https://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISUseWordSearchList?toGnrJISStandardDetailList
Fragments web page「【寄稿】ネイルを塗るだけで認知症の症状が改善?!ネイルが持つ「認知症」への可能性の学術的検証に成功」(最終閲覧日2019年1月9日)http://www.fragmentsmag.com/2016/07/nail-and-dementia/
文部科学省web page「学習指導要領『生きる力』」(最終閲覧日2019年1月9日)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/bi.htm http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/zu.htm?fbclid=IwAR0NFeYvY1sJDiz7m8WaLM41vcSBW1YAPTWyq2puuZjxmHzrQLKTTOBMH1U