全国

遠藤 佳宏

愛知県田縣神社の豊年祭 ~生殖器崇拝のルーツとは~

はじめに  名古屋市からほど近い愛知県小牧市の田縣(たがた)神社にて「豊年祭」が毎年3月15日に行われる。これは、男性の性器をかたどった大小の男根像とともに宮司や神...

寺田 麻美

東京下町・浅草神社が提唱する日本の新しい習慣『夏詣』

1.はじめに  東京都台東区の浅草神社(東京都台東区浅草2-3-1)が、「ニッポンの新しい習慣づくり」と題して2014年から始めた夏詣は、神社境内での茅の輪くぐりに七夕飾...

遠藤 美里

川越「菓子屋横丁」ー文化資産としての考察と今後の展望ー

1. はじめに 「菓子屋横丁」とは、埼玉県の南西部に位置する川越市の観光名所の一つである(1)。重厚な蔵造りの町並みが続く「一番街」を過ぎ、「札の辻」交差点を曲が...

遠藤 育美

港町神戸と神戸布引ハーブ園の融合による景観的魅力

1.はじめに 近年は自然の猛威による豪雨災害が発生している。この神戸布引ハーブ園の場所も被災地だった。その場所は集中豪雨にて斜面崩壊後、神戸市政100周年を記念...

藤嶋 嘉幸

歴史的文化財を・残す、生かす 〜神奈川県立歴史博物館(元神奈川県立博物館)・旧横浜正金銀行本店〜

はじめに  横浜の町並みは、安政6(1859)年に諸外国からの要求に答えた開港により作られていった。当時は、横浜村と呼ばれ住民350人位の小さな漁村であったが、10年後...

奥野 恭代

柏原伝統産業「注染」の現状と繁栄への可能性

 注染の技法は、明治20年頃に大阪で開発された技術であり、浴衣や手ぬぐいの大量生産を可能にした。その技術を持つ工場は戦後、大阪市内から柏原と堺に分かれて移転し...

合田 陽一

清澄白河のアライズコーヒーはなぜ人を惹きつけるのか?

① はじめに 2015年の正月、東京の清澄白河にあるコーヒースタンド併設の焙煎所、アライズコーヒーに初めて足を踏み入れた。毎年恒例の深川七福神巡りを参拝中、交...

ライト 文子

篠原風鈴本舗「江戸風鈴」 ―変化する風鈴の在り方―

1.はじめに  江戸風鈴とは、江戸時代から伝わる技法を受け継いで作られるガラス風鈴である。空中でガラスをふくらます宙吹き[1]で形を作り、内側から絵付けをするのが...

津下 陽子

デジタル時代の美術館―アーティゾン美術館の挑戦―

1 事例について評価しようとしている点 インターネット、スマートフォンやタブレット、それに付随するサービスや娯楽の出現により、現代の人々、特に若者のマインドと...

五味 稔康

大田区の地域情報誌『月刊おとなりさん』は何故長年愛読されてきたのか?

はじめに 大田区は、多摩川を越えて東京に入る南端の入口にあたる。中核となる大森・蒲田の商業地、東京湾に拡張する羽田空港、散在する町工場、中央に池上本門寺、馬込...