全国
無言館 ~今を生きる私たちへの課題~
長野県上田市郊外。小高い丘の上に建つ「無言館」(図1)は1997年に開館した。太平洋戦争などで亡くなった画学生の作品を展示した美術館であり窪島誠一郎(1941-)の私設...
カフェバー発の文学賞―「半空文学賞」の歩みとこれから―
はじめに 近年、町おこしの一つとして自治体や地域の団体が主催する文学賞が盛んだ[1]。これらの文学賞とは対照的に、カフェバーの店主の趣味から創設されたのが「半空...
「越中福野夜高祭」伝統の継承 ―夜高行燈に灯る復興の燈―
はじめに 富山県砺波平野の散居村には、神事としての夜高祭りと五穀豊穣・豊年満作を願った田祭りとしての夜高祭りがある。前者の夜高祭りは、福野神明社春季祭礼の一つ...
市民が中心となって立ち上げた地域発の文学賞 ー北海道・岩見沢「氷室冴子青春文学賞」ー
はじめに 2018年、北海道・岩見沢で新しい文学賞が誕生した。岩見沢出身の小説家、故・氷室冴子(資1-1)の功績を称え、次世代の新たな才能を発掘し顕彰する「氷室冴子...
挑戦をつづける美術館 ~諸橋近代美術館~
はじめに 福島県の磐梯朝日国立公園内にある諸橋近代美術館(以下、モロビ)[1]は、 太平洋と日本海をつなぐ磐越自動車道の真ん中あたりにある猪苗代湖から磐梯山のふも...
今日に画家の生き様を伝える北海道立三岸好太郎美術館
1.基本データ 北海道立三岸好太郎美術館(以下、三岸美術館)は画家・三岸好太郎(以下、三岸)の作品を収集、展示、保存および調査・研究、普及活動を行うために設立さ...
「Museum Start あいうえの」―リアルとデジタルを活用した、人とモノ、人と人との出会いとつながり―
はじめに コロナ禍において文化芸術鑑賞・教育の機会が大幅に減少する中(1)、ミュージアムでの学びを止めない取り組みに成功している施設もある。中でも、「Museum Sta...
大賀ハス ー 千葉市らしさを形成する地域資源 ー
1. はじめに 大賀ハス(図1)は、現在、国内外150カ所以上で栽培されている。 大賀ハス発祥の地は千葉市だ。(図2) 大賀ハスは、1993年、千葉市の花に制定され、2003年、...
岩山から生まれた聖俗真逆の空間デザイン 鋸山の古と今、そして、其の先へ
はじめに 鋸山は千葉県の富津市と鋸南町に跨り、かつては上総と安房の国境があった。その空間は富津市側の北麓が房州石採石の産業遺構、鋸南町側の南麓は日本寺という聖...
東京日本橋「江戸桜通り」からみる風景 ~江戸の情緒を継承する中央通り~
はじめに 東京の日本橋は、日本橋川にかかる日本橋、五街道の起点、また江戸時代には魚河岸があったことなどで知られている。近年では、再開発された中央通りの辺りをイ...