全国
お雇い外国人ウォートルス設計の建築が残る「桜之宮公園泉布観地区」の空間デザイン
はじめに 水都と呼ばれる大阪を水運により発展させてきた大川の川沿いには、4.2㎞に渡り桜の名所でもある毛馬桜之宮公園が広がっている。「桜之宮公園泉布観地区〔資料...
熊谷和徳が開くタップ・ダンスの未来
1:基本データと歴史的背景 今回私が卒業研究として取り上げたいのは、タップ・ダンサー熊谷和徳の芸術・創作活動である。 熊谷和徳は、現在46歳の日本を代表するタッ...
人を結び付ける「街」――<ゆいの森あらかわ>の滞在型空間
はじめに <ゆいの森あらかわ(以下ゆいの森)>は「人と人、本と人、地域と人、文化と人が結びつき、楽しみ・学び・安らげる、豊かな森のような施設」をコンセプトと...
古都の風致を保存するための活動としての事例 ~鎌倉風致保存会~
1.鎌倉風致保存会とは 神奈川県三浦半島の付け根に位置する鎌倉市(添付1)は、かつては幕府が置かれ、日本史の時代区分である鎌倉時代の所以となった町である。東京...
街頭紙芝居の価値と歴史を未来につなぐ ~塩崎おとぎ紙芝居博物館~
1、はじめに 街頭紙芝居とは「街頭」で「原画」を使用し演じられた紙芝居で、自転車の荷台に水あめなどのお菓子が入った引き出しのついた箪笥のような舞台を使用し、路...
ハリスツイードとレベッカ・ハットンの物語 ―自然、色、人間の調和を紡ぎ、新たな伝統を織る―
はじめに イギリス、スコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島(以下、アウター・ヘブリディーズ)に、ハリス島はある(地図1, 2)。その島民が家族のために織って...
市民を繋げる「音まちピアノ」
市民を繋げる「音まちピアノ」 はじめに 埼玉県所沢市に設置されているストリートピアノ「音まちピアノ」について、地域の文化資産として評価し、また日本で初めて常...
「国会図書館 国際子ども図書館」 ―ひとが集まる場所としての歴史的建造物の保存・再生・継承―
はじめに 「国立国会図書館 国際子ども図書館」は、周辺に国立東京博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館、東京藝術大学などがある文化的な上野の森に建つ。国際子ど...
よりよい生活のために、人生の最後の死の質を上げる取り組みをする浦安市と浦安市墓地公園
千葉県浦安市は夫の転勤により通勤に便利なところで住み出し、28年になる。住みやすいと感じるが、その要因は何かと考えると、一つには公共施設の充実だ。その中でも他...
豊島区池袋「公園がまちを変える」プロジェクト ~未来への第一歩~
1.はじめに 池袋は1日の乗降者数が新宿、渋谷につぐ世界3位[1]の巨大ターミナル駅である。しかし、まちに人が訪れないため「駅袋」と揶揄され、まち全体が「治安が悪い...