関東

平岡 明子

所沢飛白勉強会の活動――所沢飛白再現のデザイン――

はじめに 埼玉県南西部に位置する所沢市では、かつて所沢飛白(かすり)(1)という銘柄の木綿の紺絣が生産されていた。昭和初期に生産が途絶えたこの絣の再現活動を行って...

佐藤 聖悟

都内の交通機関のユニバーサルデザインに関しての報告書

1. 基本データと歴史的背景 都内のバスや電車におけるユニバーサルデザインの取り組みは、多様な利用者が快適に利用できる環境を提供している。特に、低床バスの導入や...

浜野 芳枝

旧東海道川崎宿からの歴史をつなぐ現在の街のデザインと景観

▪️はじめに 東海道五十三次といえば歌川広重の浮世絵が大変有名であるが、その中の一つである川崎宿の浮世絵は「六郷渡舟」として、川崎宿と多摩川を結ぶ渡し船と共に描...

池田 佳南子

開園150周年を迎えた上野恩賜公園 ~これからの存在意義と継承への発展性~

はじめに 上野恩賜公園(名称:上野公園)は昨年、開園150周年を迎え、長い歴史の中では戦争や自然災害など、様々な出来事を通し我々と共に存在し続けてきた。 上野公園...

柴 春美

さいたま市民の森グリーンセンター「リスの家」におけるバイオアートとアニマルウェルフェアの考察

1.基本データとバイオアートについて 埼玉県にあるさいたま市民の森「リスの家」は、大きなケージ内にリスが放し飼いされている無料の施設である。来園者は、自然に近...

峯山 典明

鎌倉街道~文化・歴史・自然が彩るセラピーロード~

はじめに 茨城県北相馬郡利根町に移住した際、鎌倉街道があることに驚いた。東京の多摩地区で育った自分にとって鎌倉街道とは府中市近辺の道路のイメージが強かったから...

佐俣 由理子

川のある町越谷  ~弱点を活かした水辺の街づくり~

埼玉県越谷市「越谷レイクタウン」は造成し新たにつくられた街である。2008年に街開きをし約225.6haの敷地に現在約1000世帯・2万2千人が暮らす(註1)。...

我妻 和夫

進化する江戸切子 さらなる発展

はじめに 東京都江東区・江戸川区・墨田区などで作られているガラス工芸品である「江戸切子」〔資料1〕。切子とはガラスを削る技術のことで、表面は複雑で美しい模様の「...

久原 貴美子

見沼と竜神伝説の継承:さいたま竜神まつり会の伝統と未来

1.はじめに さいたま竜神まつり会(以下「竜神まつり会」にする)は、事務局をさいたま市浦和区高砂に構え、地域の伝統文化と竜神信仰を次世代に伝えることを目指し活動...

藤原 恵

デザインされた峠克服104年の歴史と伝承-旧信越本線 碓氷峠

はじめに 1997年9月末日、群馬・長野県境にあるJR東日本信越本線横川~軽井沢間(以後、横軽間と する)は北陸新幹線(当時は長野行き新幹線)開業に伴い廃線となった...