関東

鈴木 智子

相模里神楽垣澤社中 ー古き新しき伝統の伝承と展開についてー

はじめに 「相模里神楽垣澤社中」は、神奈川県厚木市に拠点を置く家元世襲制の神楽社中である。丹沢山地と一級河川の相模川に挟まれ、都心の程近くながらも自然豊かな環...

木村 龍巳

阿佐ヶ谷神明宮にみる、現代における神社の役割回帰

1.はじめに 文化庁の統計によると、神社の数は明治12年(1879年)から明治39年(1906年)にかけて20万社近くで推移していたが、明治末期に減少し、大正期から昭和13年...

小林 昌代

夏を彩る『水海道祇園祭』の継承

基本データ 常総市は茨城県の南西部にあり、2006年1月に石下町と水海道市が合併して誕生した市である。また昔から季節毎に行われる行事が市民の楽しみでもあり、中でも...

吉澤 香織

智賀都神社の夏祭「付祭」―祭の魅力と地域自治コミュニティによる継承―

1. 基本データと歴史的背景 1-1. 智賀都神社について 智賀都(ちかつ)神社は、栃木県宇都宮市徳次郎(とくじら)町にある神社で、宝亀9年(778年)に日光三社権現を...

岩淵 敏文

中野区神明氷川神社の事例を通じて考える、日本の信仰文化と氷川神社

神道は、キリスト教や仏教のようなシンボルが存在しない一方で、地域の氏神として古くから祀られ、各地に大小ざまざまな神社が存在している。 その中で氷川神社は関東を...

滝口 美穂

川越まつり  〜次世代への継承〜

1.はじめに 埼玉県川越市で、毎年10月第3日曜日とその前日に行われる「川越まつり」。国内外から多くの観光客が訪れる山車行事の祭りである。その祭りであるが、戦時中...

堀田 尚宏

群馬県桐生市「桐生八木節まつり」 -桐生祇園祭の継承と八木節踊りの役割-

1. はじめに 群馬県桐生市の桐生八木節まつりは、毎年8月に開催される桐生祇園祭を起源とした祭りイベントであり、かつて織物市が立っていた本町一丁目から六丁目を中心...

西野 陽子

『上溝夏祭り』 地域でつくる持続可能な継承のかたち

はじめに 神奈川県相模原市中央区上溝地区で毎年7月に開催される「上溝夏祭り」は江戸時代から続く伝統のある夏祭りである(1)。柳田國男は、祭司と氏子によって行われ...

森川 佳代子

横浜港から世界中に輸出された横浜スカーフ

1.基本データと歴史的背景 基本データ 横浜スカーフは横浜の伝統工芸品である。横浜開港により世界中に輸出されてきた。横浜の地場産業として栄え、最盛期の1976年には...

刈谷 学

川越の銘茶「河越茶」の復興活動について

1.はじめに 埼玉県の観光地として蔵造りの景観が人気の「小江戸川越」。 川越を代表する食べ物といえば、まず「さつまいも」と言いたいところだが、近年「河越抹茶...