関東
ランドスケープとしての「紅テント」ー新宿・花園神社境内での上演活動にかかる考察ー
1.はじめに 新宿の総鎮守である花園神社の境内に、突如として真っ赤なテントが出現する。筆者は 2018 年 5 月に劇団唐組が上演した『吸血姫』で、初めて「紅テント」と呼...
「上野三碑」 未来への情報遺産
1、はじめに 上野三碑は1300年程前、群馬県(古代・上野国)高崎市南西部に半径約1.5kmの範囲に近接して建立された日本最古の石碑群である。現存する古代日本...
相模人形芝居とともに生きるひと・女流義太夫の日常から見る口承文芸ー未来へつなぐ想いー
はじめに 本稿は、神奈川県厚木市を中心に活動している女流義太夫[1]竹本土佐子師(以下、土佐子師匠と呼ぶ)の上演活動を通じて地域芸能と地域社会の関係を考察するもので...
隅田川テラスは地域に賑わいと親しみを提供できるか
1. 隅田川および隅田川テラスの概要 隅田川は東京都北区の岩淵水門から南東方面へと東京湾まで続く一級河川であり、北、足立、荒川、墨田、台東、江東および中央の7区を...
かわさき原産の甘柿 禅寺丸柿 ー柿の継承活動から見る文化的意義の考察
はじめに 「柿生ふる柿生の里、名のみかは禅寺丸柿、山柿の赤きを見れば、まつぶさに、秋が闌けたる」(北原白秋 歌集『橡』より)[1] 白秋の歌に詠まれた禅寺丸柿は、...
建造物の存在価値-横網町公園と東京都慰霊堂
はじめに 2018年7月に初めて横網町公園を訪問した。関東大震災*1の現場とは知らず、ただ伊東忠太*2設計の東京都慰霊堂が見たかったのだ。それは不思議なオーラを放ちそこ...
越谷のオビシャ−継続と多様性 −
〈はじめに〉 越谷市では年の初めに的射を行う行事「オビシャ」が多くの神社で行われ、市内全域に分布している。その中のいくつかを調べ時代や環境の変化の中、継続し多...
新宿ゴールデン街の過去・現在・未来
1.はじめに 新宿ゴールデン街は、第二次世界大戦後に建てられた木造長屋建ての店舗が、狭い路地をはさんでマッチ箱のように並んでいる。ケヴィン・リンチの『都市の...
自然へ還りつつある島『猿島』(神奈川県横須賀市猿島 文化資産評価報告書)
はじめに 「猿島」とは神奈川県横須賀市に所在する東京湾最大の自然島である。 かつて旧陸・海軍の要塞と使用され、一般人の立ち入りが制限されていた。そのため豊富な...
年中行事を継承するために―千葉県大網白里市池田上谷津のえびす[1]講の場合
はじめに 筆者は、地域に伝わる年中行事が存在しない団地のようないわゆる新興住宅地で生活してきた。本学で地域に根差す年中行事等について学び関心を持つようになった...