関東

高山 貞子

よりよい生活のために、人生の最後の死の質を上げる取り組みをする浦安市と浦安市墓地公園

千葉県浦安市は夫の転勤により通勤に便利なところで住み出し、28年になる。住みやすいと感じるが、その要因は何かと考えると、一つには公共施設の充実だ。その中でも他...

相吉沢 守

地域資源「烏山和紙」~今も息づく伝統技術の継承を探る

はじめに 栃木県最東部に位置する那須烏山市(旧烏山町)は、茨城県と境を接する山間の地域である。県都宇都宮市から、北東に車で40分ほど走ると那須烏山市に入るが、...

菅野 和歌子

豊島区池袋「公園がまちを変える」プロジェクト ~未来への第一歩~

1.はじめに 池袋は1日の乗降者数が新宿、渋谷につぐ世界3位[1]の巨大ターミナル駅である。しかし、まちに人が訪れないため「駅袋」と揶揄され、まち全体が「治安が悪い...

酒井 かおり

多摩ニュータウン・橋梁のある景観  ― 地域に融和し、シンボルとして住民に愛される橋 ―

1 はじめに 都心から電車で約30分に位置する多摩ニュータウンは、日本最大のニュータウンである。丘陵地帯に位置しており、また当初から歩車分離を基本理念として建...

星野 未沙

「佃住吉神社例祭」における文化的価値と今後の展望について

1、始めに 佃住吉神社は、東京都中央区佃1丁目1番14号に位置する神社である。例祭は毎年8月6日、7日に行われ、3年に1度の本祭では期間も8月6日前後の金曜から月曜の4日間...

塩谷 萌

清澄庭園・清澄公園 ~時代とともに姿を変える名石の庭~

1.概要と歴史 清澄庭園は、東京都江東区の清澄白河駅周辺に位置する日本庭園で、現在は都立庭園の一つとなっている。三菱の創始者である岩崎弥太郎が明治期に完成させた...

鳥海 浩子

馬場大門のケヤキ並木    ~並木の景観を街の未来として次世代に継承するために~

はじめに 馬場大門のケヤキ並木(以下、馬場大門)はさまざまな顔を持っている。神社の参道、公道の街路樹、そして国指定天然記念物だ。街のシンボルである馬場大門の景...

山口 範子

トトロの森が繋ぐ未来 ―人と自然の関係論―

1 はじめに 東京都北西部と埼玉県南西部の5市1町[①]にまたがる狭山丘陵は映画『となりのトトロ』の舞台モデルの一つとなった場所として知られる[②]。この丘陵を総...

齋藤 啓

空間デザインから考える将門塚の過去と現在と未来

1 はじめに 将門ハ、素ヨリ侘人ヲ済ケテ気ヲ述ブ。便無キ者ヲ顧ミテ力ヲ託ク。 これは『将門記』に記された平将門(生年不詳~940)についての記述である。平将門は...

堀江 毅彦

生活を豊かにするアート、人を寄せつけないアートを日常にするカフェ「ハタメキ」 ~清澄白河での8年~

0.はじめに 近年 “コーヒーの聖地”として知られるようになった東京の清澄白河。この地でそれまで蜷川スタジオに所属して演劇に打ち込んできた俳優にして着...