関東
迎賓館赤坂離宮にみる和と洋の文化・芸術的調和への評価
迎賓館赤坂離宮(旧東宮御所)は、1909年(明治42年)に建てられた、日本で唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築である。内部は部屋ごとにフランス十八世紀末様式、...
市民と育む「舞岡・やとひと未来」の空間デザイン 未来への展望
1,はじめに 「舞岡・やとひと未来(以下 やとひと未来)」(1)は神奈川県横浜市戸塚区の南東部にある舞岡公園の中心部、田園体験区域(資料1) (2)を横浜市指定管理者と...
記憶の復刻をもとめて 〜ガス燈が灯る「本物」の街 馬車道〜
はじめに 横浜市中区、JR関内駅近くから北東にのびる馬車道通りに「馬車道商店街」がある[資1]。150年余り前に誕生し、近代建築に囲まれた歩道には、イギリス製のガス...
小田原「江之浦測候所」-景観と一体となった美術空間-
はじめに 2017年に神奈川県・小田原市に開設された「江之浦測候所」は、現代美術家の杉本博司氏によって構想・設計された、杉本氏設立の小田原文化財団の活動拠点と位置...
美しい国づくり推進室によるカントリー・アイデンティティの形成手法について
0.はじめに 2007年、「美しい国、日本」というスローガンを掲げ、日本の理念、目指すべき方向を模索するプロジェクトが日本政府内にあった。それが「美しい国づくりプロ...
映像制作集団「分福」の活動から、日本の映画制作の変容を考察する
はじめに 日本における映画制作は現在どのような時期にあるのか。映画監督の是枝監裕和氏(1962年-)は「action4cinema 日本版CNC設立を求める会」で映画制作の支援を統...
古都の風致を保存するための活動としての事例 ~鎌倉風致保存会~
1.鎌倉風致保存会とは 神奈川県三浦半島の付け根に位置する鎌倉市(添付1)は、かつては幕府が置かれ、日本史の時代区分である鎌倉時代の所以となった町である。東京...
人を結び付ける「街」――<ゆいの森あらかわ>の滞在型空間
はじめに <ゆいの森あらかわ(以下ゆいの森)>は「人と人、本と人、地域と人、文化と人が結びつき、楽しみ・学び・安らげる、豊かな森のような施設」をコンセプトと...
市民を繋げる「音まちピアノ」
市民を繋げる「音まちピアノ」 はじめに 埼玉県所沢市に設置されているストリートピアノ「音まちピアノ」について、地域の文化資産として評価し、また日本で初めて常...
「国会図書館 国際子ども図書館」 ―ひとが集まる場所としての歴史的建造物の保存・再生・継承―
はじめに 「国立国会図書館 国際子ども図書館」は、周辺に国立東京博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館、東京藝術大学などがある文化的な上野の森に建つ。国際子ど...