関東

福田 佳子

下町の遊園地「あらかわ遊園」 地域の人々とのコミュニケーションをつなぐデザインの思考

1.はじめに 東京都荒川区は下町情緒の残る街である。東京に唯一残る路面電車の都電荒川線は区内の中央部を東西に走り、地域の人々の足としての利用はもちろんのこと、...

金子 聡

「同潤会江戸川アパートメント」における建築と住民の融合

はじめに 1923年(大正12年)に発生した関東大震災による住宅被害の復興を目的として「財団法人同潤会」が設立された。その事業の中で、東京と横浜に16ヶ所の都市型ア...

横山 若菜

人々の希望を繋ぐアート&カルチャー体感地区としての横浜紅葉ヶ丘地区  ~横浜開港から今に続く歴史と県民、市民のための文化芸術ゾーン~

横浜紅葉ヶ丘地区(以下、「紅葉ヶ丘地区」という)は横浜市西区の横浜の観光地として人気の高いみなとみらい地区を望む丘陵地域に位置する。 最寄り駅から紅葉ヶ丘方面...

齋藤 保則

羽田空港、保税アートオークション-日本のアート市場の活性化について-

0、はじめに 2020年コロナ禍により人々の移動が制限され世界的な規模の航空規制が行われた。国内や海外での空港利用者は減少し、航空事業は減収と減益に見舞われる。その...

齋藤 葵

よこすか海軍カレー 〜まちおこしと海軍食文化の継承〜

はじめに 近年、金曜日はカレーを食べる日〔1〕とSNSでアップされることが増加した。「カレーは飲み物」〔2〕という言葉もある。日本人にとって、カレーは身近な存在では...

久保 由美

「帆船日本丸」―近代的ビル群にある歴史遺産

はじめに 横浜のみなとみらい21地区[1]は、商業施設などの近代的ビルと歴史遺産等が集積している。帆船日本丸はこの地区にあり、歴史の重みや風格と「太平洋の白鳥」と...

佐藤 恒希

靖國神社にある大村益次郎銅像の存在意義

はじめに 「なぜ世界的に有名な靖國神社に堂々とたる存在感で大村益次郎銅像があるのか?」その銅像は大鳥居、石製の石鳥居、青銅製の第二鳥居に囲まれた参道中央の広場...

野村 知史

荻外荘復原・整備プロジェクト

1.はじめに 杉並区荻窪は閑静な住宅街であり、かつて多くの文化人が居を構え、現在その跡地は『大田黒公園』『角川庭園・幻戯山房』などとなって近隣住民の憩いの場とし...

武田 崇廣

銭湯は昭和の概念の聖域であり、昭和コミュニティの史跡である

1.現在の銭湯の状況と歴史的背景 2.有馬湯では昭和の営みが続いている 3.銭湯の営業を持続させる工夫 4.地域コミュニティとは、多種多様な施設の環である 5.町内に銭...

辻野 美香

「生活と供にあった占い本」と、「求められる占い行為に機能する今日の占い師」

はじめに、占いが広く流通し続ける状況には何らかの社会的な機能が存在すると考えるのが一般的である。しかし、占いの理論には科学的根拠が乏しいという見解とされること...