関東
明治神宮の森、都市においての自然の重要性
はじめに 大都会東京にある巨大な森「明治神宮」鳥居をくぐると樹木のトンネルが出迎え、先ほどまでの喧騒は何だったのかと思えるほどの静寂が訪れる。空を覆う木々の...
都市公園の価値-隅田公園
はじめに 都市公園の価値は、時代とともに変遷し続けている。東京都墨田区の隅田公園を例に都市公園が、どういった価値へ変わろうとしているのか、法律や制度、墨田区の...
川場村の自然と農が紡ぐ“ふるさと景観”と、その村づくり
1.はじめに 関東平野の北部に位置する群馬県は、総面積の64%が森林地帯で、県境に2千m級の山脈が連なる。その山脈を背後に抱く「山の辺」には、「小さな自治体(村)...
相模の大凧についての文化資産評価報告書
1. 相模の大凧について 基本的データと歴史的背景 相模の大凧は天保年間から続く相模原市の伝統行事である。 元来は男子の誕生を祝った個人的な行事から始まり、地域...
市民が編集した歴史地区「いなげ八景」 ―地域文化・アートの拠点「千葉市民ギャラリー・いなげ」で醸成されるシビックプライド―
はじめに 千葉市稲毛地域に、「いなげ八景」(資1・2)がある。これは「千葉市民ギャラリー・いなげ」(以下ギャラリー)(1)に集う地域住民が、稲毛地域を歴史地区という切り...
小金井公園「江戸東京たてもの園」から読み取る「令和の景観保存」の意義
1.小金井公園と江戸東京たてもの園 中央線で都心を西に抜けると我々を迎えてくれるのが小金井市の緑と大空だ。そんな小金井市の保有する文化的資産として広大な小金井公...
◇巣鴨地蔵通り商店街 ~人を惹きつけるコミュニティとイベントデザイン~
はじめに 巣鴨地蔵通り商店街は「おばあちゃんの原宿」の愛称で知られ、コロナ禍以前は都内の観光コースにも組み込まれ幅広い層から親しまれてきた。平日で1~1.5万人...
水の郷 日野・水路景観の価値継承への道を探る
はじめに かつて多摩の米蔵といわれた日野市は、昭和30年代後半から東京への人口集中で、宅地開発が押し寄せて水田や用水路の減少は大きい。しかし、水を活かしたまちづ...
おっきりこみ ー群馬の郷土料理ー
はじめに 嫁いで住み着いた埼玉県加須市は、古くからうどんの街として有名である。利根川沿いに位置し農業の盛んなこの地域は、小麦の栽培が盛んで、それに伴いうどんが...
「Museum Start あいうえの」―リアルとデジタルを活用した、人とモノ、人と人との出会いとつながり―
はじめに コロナ禍において文化芸術鑑賞・教育の機会が大幅に減少する中(1)、ミュージアムでの学びを止めない取り組みに成功している施設もある。中でも、「Museum Sta...