全国
熊野古道の次世代につなぐ観光地のつくり方―「二つの道の巡礼者」の考察から
はじめに 観光庁は、2030年までに訪日外国人を6000万人、地方での外国人延べ宿泊者数を1億3000万人泊にする計画を立てている(1)。こうしたなか、近年「オーバーツーリ...
片田舎の小さなイタリアンカフェ『Cafe J-Road』が守り抜いたコト
1.はじめに Cafe J-Road[1]は1994年3月24日に石川県七尾市の七尾城跡へ通じる県道177号城山線沿いにオープンした。オーナーである森山仁氏は「もっと、七尾城を世間に...
無言館 ~今を生きる私たちへの課題~
長野県上田市郊外。小高い丘の上に建つ「無言館」(図1)は1997年に開館した。太平洋戦争などで亡くなった画学生の作品を展示した美術館であり窪島誠一郎(1941-)の私設...
カフェバー発の文学賞―「半空文学賞」の歩みとこれから―
はじめに 近年、町おこしの一つとして自治体や地域の団体が主催する文学賞が盛んだ[1]。これらの文学賞とは対照的に、カフェバーの店主の趣味から創設されたのが「半空...
「越中福野夜高祭」伝統の継承 ―夜高行燈に灯る復興の燈―
はじめに 富山県砺波平野の散居村には、神事としての夜高祭りと五穀豊穣・豊年満作を願った田祭りとしての夜高祭りがある。前者の夜高祭りは、福野神明社春季祭礼の一つ...
市民が中心となって立ち上げた地域発の文学賞 ー北海道・岩見沢「氷室冴子青春文学賞」ー
はじめに 2018年、北海道・岩見沢で新しい文学賞が誕生した。岩見沢出身の小説家、故・氷室冴子(資1-1)の功績を称え、次世代の新たな才能を発掘し顕彰する「氷室冴子...
挑戦をつづける美術館 ~諸橋近代美術館~
はじめに 福島県の磐梯朝日国立公園内にある諸橋近代美術館(以下、モロビ)[1]は、 太平洋と日本海をつなぐ磐越自動車道の真ん中あたりにある猪苗代湖から磐梯山のふも...
今日に画家の生き様を伝える北海道立三岸好太郎美術館
1.基本データ 北海道立三岸好太郎美術館(以下、三岸美術館)は画家・三岸好太郎(以下、三岸)の作品を収集、展示、保存および調査・研究、普及活動を行うために設立さ...
「Museum Start あいうえの」―リアルとデジタルを活用した、人とモノ、人と人との出会いとつながり―
はじめに コロナ禍において文化芸術鑑賞・教育の機会が大幅に減少する中(1)、ミュージアムでの学びを止めない取り組みに成功している施設もある。中でも、「Museum Sta...
大賀ハス ー 千葉市らしさを形成する地域資源 ー
1. はじめに 大賀ハス(図1)は、現在、国内外150カ所以上で栽培されている。 大賀ハス発祥の地は千葉市だ。(図2) 大賀ハスは、1993年、千葉市の花に制定され、2003年、...