関東
人形と歴史的伝統文化のまち・岩槻区について
1.埼玉県さいたま市岩槻区の基本データ 埼玉県東部に位置するさいたま市岩槻区は、区域面積は四九.一七平方キロメートル、東西に約四.九キロメートル、南北に約十四.六...
自然を展示しない島の滞在文化 ――小笠原における生態系・生活リズム・観光の関係
はじめに 小笠原は、一般的な観光地とは異なる時間感覚をもつ島である。ここでは、小笠原を「観光客の利便性を中心に整えられた場所」ではなく、島の自然・物流・生活リ...
八王子車人形における伝統継承と人材育成の新展開ー西川古柳座・定期公演を事例として
1、基本的な全体概要 東京都八王子市下恩方町を拠点とする「八王子車人形 西川古柳座」は江戸時代から伝わる独自の伝統芸能を保持している。車人形は「ろくろ車」と...
出世信仰における愛宕神社のユニークなデザイン性 ―「出世の石段」と現代都市における信仰の再編成的デザイン―
1. 基本データと歴史的背景 1-1. 愛宕神社の概要 愛宕神社は1603年、徳川家康の命によって創建された神社である。江戸防火の守護を目的として、江戸市中を一望できる愛...
三鷹天命反転住宅「死なないための家」建築と身体論
はじめに 東京都三鷹市に、球体や立方体のカラフルなブロックを積み重ねたような、一際目を引く建造物がある。芸術家・建築家の荒川修作(1936~2010年)とマドリン・ギ...
神宮スタジアムナイトヨガにおける価値観の共有とイベントの継続性 ―共創的な関係性の形成に着目して―
はじめに 『JINGU STADIUM NIGHT YOGA』(以下、神宮ヨガ)は、夜の神宮球場という非日常空間で開催される大規模ヨガイベントであり、2016年の開始以来、協賛企業の支...
真鶴町「美の基準」の再評価 ― 有機的地域環境を支えるデザインコード ―
はじめに 本報告は、神奈川県真鶴町で1993年に制定された景観制度「美の基準」を対象とし、その特徴と地域環境への影響を分析するとともに、文化資産としての価値を再評...
再発見したまちの建築的価値・歴史からの再生 ー埼玉県行田市における足袋蔵の保存・活用にみる内発的まちづくりー
1.はじめに 現代日本の地方衰退の本質は、人口減少以上に、地域固有の歴史的文脈や文化の途絶に伴う住民のアイデンティティ喪失にある。持続可能な地域再生には、外部...
横浜中華街の文化資産と多文化共生 ―比較分析とインタビューから導く日中共生モデルの再評価―
1.はじめに 日本では外国籍住民が増加し、2025年末には在留外国人数が412万5,395人、総人口の約3.35%に達した(※1)。2026年1月には政府が「外国人の受入れと地域共生...
東山道が育んだ地域文化 ― 上神主・茂原官衙遺跡にみる時間と記憶の継承 ―
1 概要と歴史的背景 地域には、その土地で積み重ねられた歴史や文化、人々の営みが息づいている。それらは建造物や遺物といった「目に見えるもの」にとどまらない。土地...