九州

藤井 望

「竹楽」動と静の祭り─竹と共に歩む町興し

1.竹楽と竹田市 大分県竹田市では、11月に武家屋敷周辺や岡城址に幻想的な祭り「たけた竹灯籠・竹楽」が開催される。路上での生演奏や屋台村、各地域から訪れる観光客...

下田 昌幸

津奈木町《入魂の宿》にみる廃校プールの再生と記憶継承

津奈木町《入魂の宿》にみる廃校プールの再生と記憶継承 はじめに 本報告書は、熊本県葦北郡津奈木町の旧赤崎小学校に設置された柳幸典《入魂の宿》を対象とし、その...

丸山 有子

薩摩焼400年の物語と文化資産としての美山の未来

1. 基本データと歴史的背景 鹿児島県日置市東市来町美山地区(図1)で受け継がれてきた薩摩焼は、日本の陶磁器文化を考える上で重要な事例である。高度な工芸技術のみなら...

櫨川 久美子

市民広場の空間デザインとしての騎馬像が果たす役割について

私の住んでいる菊池市では、35年前ふるさと創生一億円事業の一環として、市民広場の整備と共に騎馬像を設置した。これは菊池一族の象徴ともいえる、15代菊池武光公の...

岡本 美之

災害を超えて住み継ぐ町  八女福島の町並み保存活動

1.はじめに 福岡県の南部に広がる八女市の中心部、八女市福島地区(以下、八女福島)の町並み保存活動は1992年、ある新聞記者の呼びかけによる勉強会で始まった。前年に...

森 妙子

謎の古高取「織部高取」の再現と伝承に挑む

はじめに 江戸初期に黒田藩御用窯として開窯した高取焼は400年の歴史を持つ。直方(のおがた)市は高取焼発祥の地であり、この初期のやきものを「古高取」という。織部好...

志岐 絵梨奈

博多旧市街ライトアップウォークにみる歴史景観デザインの価値と課題から見る文化資産評価報告書

1. 基本データと歴史的背景 福岡市博多区御供所町は中世・近世における博多商都の中心に位置し、聖福寺・妙楽寺・承天寺といった寺院が連なる寺町として発展してきた。こ...

古澤 文彩

長崎夜景にみる生活と歴史の光 -斜面都市・港町における重層的夜間景観の文化資産的価値-

1.はじめに 長崎市は九州西端に位置する港湾都市であり、三方を山に囲まれたすり鉢状の地形を特徴とする。この地形により、市街地や住宅地は平地から斜面へと連続的に広...

大竹 俊也

建築空間の創造的な利用について 内之浦宇宙空間観測所 Mロケット組立室

はじめに 鹿児島県大隅半島の東部にある内之浦(肝付町)には、日本初の人工衛星「おおすみ」や小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げた内之浦宇宙空間観測所(資1)がある...

芹田 愛

踊る身体は何を語るのかーフラにおけるエクソフォニー体験と「語る身体」の考察  Hālau Hula O Pili Lani の実演を手がかりに

はじめに 日本語を母語とする私たちがフラを踊るとき、それは単に他国の踊りを学ぶ行為ではない。そこでは言語や文化が接触する 「境界」に身を置く経験が生じている。フ...