全国

芳賀 謙治

人と人と緩やかな温かさ感じるまんじゅう−あわまんじゅうの和−

はじめに 会津柳津町には、伝統あるものが豊富にありその中で「あわまんじゅう」(1)という和菓子があり生地が「あわ」、中は餡子が入っている。この町のみ年中存在し...

堀 弘毅

街づくりを支える高架下『TauT(トート)阪急洛西口』

【はじめに】 TauT(トート)阪急洛西口(以下、トートとする)は京都洛西エリア(註①)に存在する阪急洛西口駅-桂駅間の高架化により誕生した高架下空間を活用した新し...

渡部 由紀子

明治神宮の森、都市においての自然の重要性

はじめに 大都会東京にある巨大な森「明治神宮」鳥居をくぐると樹木のトンネルが出迎え、先ほどまでの喧騒は何だったのかと思えるほどの静寂が訪れる。空を覆う木々の...

上村 由依

“継承の意思”-1000年を越えて宝物を今日に継承する、正倉院の管理と保存の根源-

はじめに 芸術作品は使い古されるものではなく、鑑賞され、継承されるものである。今日を生きる人々にとって、このような認識は自明に思える。美術館や博物館を訪れると...

前田 寛

二つの走井餅の歴史と目指す未来

1、はじめに 京都府八幡市には走井餅という、餅の中にこしあんが入った白い餅が売られている。 その餅は、ほとばしる水滴を表した形、刀の荒身を模した独特の形と言わ...

仲野 勲

福井駅前電車通り北地区の再開発事業からみる「ヒト」が都市景観に与える力

1.はじめに 福井県では、2024年春に予定されている北陸新幹線の福井県内延伸開業を控えており、県内のあちらこちらで新幹線建設工事が進んでいる。新幹線の高架橋...

照屋 このみ

越境コミュニティの拡大発展を創造する ―デザインの観点からみる「世界のウチナーンチュ大会」―

はじめに 沖縄県は独自の文化を色濃く現代まで伝承してきた地域性〔1〕がある。その要因の一つがコミュニティの形成過程にあると考えられている〔2〕。しかしながら、多...

小田長 篤

都市公園の価値-隅田公園

はじめに 都市公園の価値は、時代とともに変遷し続けている。東京都墨田区の隅田公園を例に都市公園が、どういった価値へ変わろうとしているのか、法律や制度、墨田区の...

高橋 敏広

川場村の自然と農が紡ぐ“ふるさと景観”と、その村づくり

1.はじめに 関東平野の北部に位置する群馬県は、総面積の64%が森林地帯で、県境に2千m級の山脈が連なる。その山脈を背後に抱く「山の辺」には、「小さな自治体(村)...

菅原 亮

相模の大凧についての文化資産評価報告書

1. 相模の大凧について 基本的データと歴史的背景 相模の大凧は天保年間から続く相模原市の伝統行事である。 元来は男子の誕生を祝った個人的な行事から始まり、地域...