全国
「絶対城」の放つ神聖さの源ー空間に込められた意味を次世代につなぐー
東京都中野区立哲学堂公園には、独特な雰囲気の古建築群がある。中でも絶対城はひときわ神聖な魅力を放つ。その源はどこにあるのだろうか。本稿では、空間造形の視点から...
団地再生から生まれた地域の縁側 ー香里団地「デゴイチプロジェクト」ー
はじめに 1950年代後半、日本は高度経済成長期に入り、急速に都市化や産業化が進展していた。その結果、都市部では住宅不足が深刻化し、その解消策として大規模な集合住...
京都芸術大学で学びを進める仕組みとその可能性 学びを支えるデザインの考察
筆者は京都芸術大学の学びを支えるシステムに対し、入学当初から「使いにくさ」を感じていた。この感覚は、特に「大学の初学者」にとって顕著であり、学内SNSを通じて他の...
市民集団まちぐみー「風の人」と「土の人」が紡ぐ地方創生の未来
はじめに 「風の人」は「遠くから理想を含んでやってくるもの」「土の人」は「そこにあって生命を生み出し育むもの」。農学者玉井袈裟男は「それが和して文化を生む」と...
「古着屋の街」高円寺における価値の再生と循環のデザインについての考察
はじめに 東京都を東西に横断するJR中央線沿線は、アニメや文学、音楽、演劇など独特の文化が発達し中央線サブカルチャーと呼ばれている。また古本店、アンティーク店、...
「八王子から横浜の絹の道」―歴史と地域開発
1.はじめに 八王子から横浜へ続く街道は「絹の道」と呼ばれ、古くから絹商人の往来が多く、その街道沿いも栄えていた。しかし現在においては所々の史跡は散見されるも、...
八ヶ岳高原音楽堂「カラマツチェンバロ」 ―久保田チェンバロ工房によるチェンバロ継承の視点―
はじめに チェンバロはフランス革命の動乱を期に破壊され(1)表舞台から姿を消した西欧の古楽器である。 撥弦鍵盤楽器(2)であるチェンバロは、独自の音楽性と意匠...
「博多灯明ウォッチング」――「まち」と「ひと」をつなぐ希望の灯り
はじめに 博多は、博多祇園山笠*1、博多松囃子*2、博多おくんち*3など、伝統ある祭礼神事やイベントが数多く催される「祭りのまち」だ。そんな博多のまちで、秋の風物詩...
大阪切子 〜手磨きできらめくガラスの宝石〜
はじめに 切子と言えば、伝統的工芸品の江戸切子(1)と薩摩切子(2)が広く知られている。大阪にも工房を持ち、切子の制作をする職人がいることはあまり知られていな...
宇津救命丸の歴史と宇津家の願い ~栃木県高根沢町~
1.はじめに 宇津(うつ)家は、400年以上前に現在の宇都宮市郊外の高根沢町で帰農した初代宇津権右衛門が「地域の人々が健康で安心に暮らせる」ことを願い、「金匱[註...