全国
長岡まつり大花火大会―地域課題を象徴する花火の編集とデザイン―
はじめに 長岡まつり大花火大会には「慰霊」と「平和」、そして「復興」を象徴する花火がある。 本稿では、これらの花火における「意味」の編集とデザインを評価する。...
高知のフラフと共に生きる人々
1.フラフとは 5月の端午の節句の頃、高知県の中心部に位置する高知市から東部では、鯉のぼりと一緒に大きな旗が飾られる。漁師が船に掲げる大漁旗のような、歴史や物語の...
美しい森に佇む「宮城県図書館」-自然風景もデザインの一つとした建築様式について考察する-
1.はじめに 宮城県仙台市泉区にある宮城県図書館は、書物などの史料を後世まで残す役割を担い、原広司氏の設計で1998年に開館した。原氏は「自然の中の図書館」(註1)をコ...
中部電力MIRAI TOWER―電波塔から地域のアイデンティティへ―
はじめに テレビ放送の発展を支えてきた電波塔は、デジタル化や時代の変化の中で、翻弄されつつある存在となっている (1)。名古屋市の中部電力MIRAI TOWER(旧・名古屋テ...
シビックプライドを高め、県民と共に発展する「富山もよう」について
はじめに 「それまで見過ごしていた足もとのささいなことに目がいくようになっていきます。まなざしの開発です」。これは吉本哲郎著『地元学をはじめよう』に出てくる...
太田市曹源寺(栄螺堂)の文化的価値 ー落書きで新たな観光信仰ー
はじめに 群馬県太田市に、日本三大栄螺堂の一つ曹源寺がある(図1)。筆者を含め太田市で育った子供たちは、太田かるたの絵札で曹源寺に親しんだ。曹源寺の文化資産...
「恵比寿ガーデンプレイス」から考察する 緑と建築景観デザインの融合とは
はじめに 本稿は、再開発施設として「恵比寿ガーデンプレイス」の成立した経緯と共に、都市空間における緑地のあり方や、他の都市再開発との比較、景観設計がどのような...
古都京都の玄関口「京都駅ビル」がもつ高いデザイン性
はじめに 京都駅ビルとは、国際文化観光都市京都の玄関口として、駅・ホテル・商業施設・文化施設・駐車場・広場を備えたターミナルビルである(1)。京都の伝統的な文化...
聴竹居に見る木造モダニズム
はじめに 京都府乙訓郡大山崎町にある聴竹居は、2017年に建築家が建てた昭和の住宅として、はじめて国の重要文化財に指定された。「聴竹居(旧藤井厚二自邸)は,工学的...
光のリズムが奏でる都市の物語:芝浦港南地区ライトアップが描く新たな都市景観
1.はじめに 本稿は、東京都港区芝浦港南地区における橋りょう等ライトアップ事業(以下「ライトアップ事業」という。)を題材に、その文化資産としての価値評価を行うもの...