全国
「内藤とうがらし」地域活動の観点からの評価報告
1.はじめに 「内藤とうがらし」は、400年という時を越えて現代の新宿の街に復活させた江戸東京野菜である。[資料1] 江戸時代、蕎麦切りが考案されると屋台と共...
【白凰時代より今日まで法灯を繋いできた古代寺院・影向寺について】
1.はじめに 影向寺(ようごうじ)は、「国史跡橘樹(たちばな)官衙遺跡群」(註1)の影向寺遺跡上に建つ南関東屈指の古刹である。『新編武蔵風土記稿』をはじめ多く...
カフェの町、東京・深川の空間造形と珈琲焙煎
1. はじめに 1590年 徳川家康が江戸入府をしたころ葦の生い茂る低湿地だった現在の東京都江東区深川エリアは、江戸の都市建設とともに埋立て開拓がはじまり、1657年の明...
道と川が織り成す名古屋城下の基盤割
♦はじめに 日本の国の中心地である尾張は戦国の英傑、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を生んだ地である。 家康は天下分け目の戦に勝利。当時、尾張は清州城が拠点で...
「ライブグッズの多面的デザインの役割:アイデンティティーのデザインと消費の関係」 〜LIVE GOODS LABOの取り組み〜
1:はじめに 筆者は音楽を中心としたエンターテインメント業界で、コンサート・ライブのミュージシャン・アーティストのグッズ(以下、ライブグッズ)の企画・制作業務...
石川の発酵食文化を伝える「発酵食大学」
はじめに 石川県は、霊峰白山より端を発した手取川扇状地と日本海へ突き出した能登半島という自然環境に恵まれ、多くの発酵食品[1]が作られている。 本稿では石川...
文化資産評価報告書 – 佐渡島・岩首談義所
はじめに 人口減少の加速する地方では小中学校の廃校が増加し、各地で廃校の有効活用方法が模索されている。ここでは、筆者が2013年に立ち寄ったことを契機とし、以来継...
文化資産としての長崎くんちの伝統と継承
1.はじめに 「長崎くんち」(以下くんち)は、毎年10月7日~9日の3日間におこなわれる長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭である。くんちでは、「踊町」と呼ばれるその年に...
「地域風景資産を伝えるには」
1. 地域風景資産とは 「地域風景資産」とは、平成11年制定の「世田谷区風景づくり条例」に基づき選定された風景である。現在区内に86箇所あり、各地域にある自然や建造物...
「引込線」にみる地域アートの新たな可能性
1.はじめに 1990年代以降、地域の活性化や課題解決といった文脈の中で、日本各地で地域に根差した芸術祭やアートプロジェクト(以下、「地域アート」と定義する)が多...