九州

手嶋 圭吾

糸島生まれの福岡のソウルフード「牧のうどん」

1 はじめに 福岡の名物料理は何かと聞かれたら、とんこつラーメンやもつ鍋などと答える人が多いだろう。その中でもメジャーな存在は「一風堂」や「一蘭」など全国区の有...

大倉 美和

熊本城復興に見るデザイン的意義と問題点

2016年4月14日21時26分、マグニチュード6,5、1日空けて4月16日1時25分、マグニチュード7,3の2回の地震 が熊本地方を襲った。死者272名、建物被害21万棟、県民の約1割が避...

安和 朝彦

沖縄『アトリエ銘苅ベース』からみる民間小劇場の可能性

1.はじめに 筆者が理事を務める『一般社団法人おきなわ芸術文化の箱』(註1)(以降「文化の箱」)が運営する座席数74席の民間小劇場『アトリエ銘苅ベース』(2)(以降...

竹尾 賀子

有田における地場産業のデザインの考察―イタリアのソロメオにみる新しい継続の可能性―

はじめに 佐賀県有田町(以下有田)は泉山磁石場を発見以来、日本磁器発祥の地として400年以上続く人口約1万9,000人のものづくりのまちである。多様で優れた製陶技術を長...

徳留 将樹

作曲ワークショップが示す公共性とシティプロモーションへの有用性

1.基本データと歴史的背景 作曲ワークショップとは筆者主導のもと一般市民を巻き込んだ「まち想い」体験ワークショップである。『第15回京都芸術大学 学生創作研究助成...

吉田 浩乃

銀鏡神楽の伝承について

1. 基本データと歴史的背景 名称:銀鏡神楽 場所:宮崎県西都市銀鏡 銀鏡神社 御祭神:磐長比売命、大山衹命、懐良親王 銀鏡神楽は、宮崎県の米良地方に伝わる宮崎県...

芹田 博

新しい手芸・ハンドメイドにみる「柳川さげもん」の可能性 ー柳川雛祭りの観光化にさげもんが必要な理由ー

雛祭りの主役となった「さげもん」 福岡県南部に位置する柳川市(註1)の雛祭り行事に、吊し飾りの「柳川さげもん(以下さげもん)(註2)」は欠かせない。というより...

對尾 裕子

紫川流域と遠賀川流域(中間地区)「かわまちづくり」の取り組みー日常をデザインするということ

はじめに 1.基本データと歴史的背景 北九州市は、高度経済成長期1950年代頃から 1960年代、北九州市工業地帯として発展した人口94万人の都市である。全盛期には八幡製鉄...

古田 玲奈

国境で育まれるグローバルに開かれた学びコミュニティ「対馬グローカル大学」

1.はじめに 日本は、少子高齢化社会と言われて久しく、過疎化問題に歯止めがかからない自治体が多い。私の故郷である対馬も例外ではない。魏志倭人伝に登場するほど歴史...

徳田 明紀子

「未来にむけた器と食のデザインプロジェクト 〜USEUM SAGA〜」

1.はじめに アネモメトリの特集#33「状況をデザインし、好循環を生みだす」で取り上げられた、有田焼とまちのプロジェクトに強い関心を持った。私自身が料理や食器が...