東北

芳賀 謙治

人と人と緩やかな温かさ感じるまんじゅう−あわまんじゅうの和−

はじめに 会津柳津町には、伝統あるものが豊富にありその中で「あわまんじゅう」(1)という和菓子があり生地が「あわ」、中は餡子が入っている。この町のみ年中存在し...

武田 要二

「新浜地区 3.11東日本大震災後の 持続的発展に向けた復興活動」の考察 ~新浜の人・自然・なりわい・生活の歴史と今、そして未来へ~

□はじめに 東日本大震災の巨大津波で被害を受けた仙台市沿岸部新浜の暮らし再興の営みから、地域への想い、強い危機感をみつめ、同地区の持続的発展に向けた復興活動を考...

藤澤 弥生

挑戦をつづける美術館 ~諸橋近代美術館~

はじめに 福島県の磐梯朝日国立公園内にある諸橋近代美術館(以下、モロビ)[1]は、 太平洋と日本海をつなぐ磐越自動車道の真ん中あたりにある猪苗代湖から磐梯山のふも...

宮田 るり子

年神様と秋田の民をつなぐ ーハタハタずしの考察ー

はじめに 秋田の冬は15センチほどの魚であるハタハタ(3)の接岸予報に始まり、水揚げに期待が集まる。正月準備を終えた大晦日、秋田で生まれ暮らした母は今もこの日を「年...

佐藤 悦子

出羽三山と羽黒山伏について

1.はじめに 久しぶりに地元に帰省したときに登った羽黒山で見かけた山伏の方々と、白装束を着て一緒に登っていた方々を見かけ、羽黒山が修行の場であったことを思い出し...

今泉 浩

福島県下郷町大内宿の展望 ー大内先人への恩返しー

はじめに 大内宿がある福島県会津地方には数多い伝統名所や伝統工芸品、会津地域独自の伝統食文化など、「年間16392千人(福島県商工労働部平成29年調べ)」(註1)が観...

志田 節子

岩手県気仙地方の「ケセン語」の魅力と可能性 ~ 人を支え誇りを取り戻す「言語」としての方言 ~

1 はじめに 岩手県気仙地方で話される方言がいかにして「ケセン語」と呼ばれるようになったのか。そして東日本大震災の被災地から「ケセン語」がどのように世に発信...

原 教得

~まほろばの里~ 大和町宮床の文化資産(史跡・記念館・ダム)

はじめに 宮城県大和町宮床には、宮床伊達家に関わる史跡とアララギ派の歌人原阿佐緒の記念館それに近年建設のダムがある。本稿では、これらの文化資産についてまちづく...

櫛田 洋一

多賀城の民話と伝承活動~新たな時代の民話とは何か~

1.はじめに 民話の範囲は、研究者や語り手によっても異なるが、ここでは日本民話の会を参考としたい。日本民話の会運営委員の松谷みよ子氏は「昔話、伝説、世間話をひっ...

川崎 洋介

浅川の花火―供養花火として継承される伝統と持続可能性―

はじめに 福島県南部にある人口6千人強の浅川町では、毎年8月16日に花火大会が開催され、町内はもとより近隣市町村からも多くの見物客が訪れる。全国各地で行われる花火...