東北

川崎 洋介

浅川の花火―供養花火として継承される伝統と持続可能性―

はじめに 福島県南部にある人口6千人強の浅川町では、毎年8月16日に花火大会が開催され、町内はもとより近隣市町村からも多くの見物客が訪れる。全国各地で行われる花火...

熊田 恵

じゃんがら念仏踊り   ~伝え·継ぐ「命」の音~

はじめに 『じゃんがら念仏踊り(以後·じゃんがら)とは』 福島県いわき市に伝わる郷土芸能であり、いわきの夏の風物詩である。 市の無形民俗文化財にも指定され...

須藤 理恵

~地方のまちづくり~ 「擬洋風建築」は芸術品

1,はじめに 青森県平川市には、国指定名勝の盛美園がある。 住宅街に現存しており、地域住民には、空気のような存在であるため、街に溶け込んでいる。 また、「盛美...

土門 宏樹

蕨岡延年の舞

1.はじめに 今回取り上げるのは、山形県遊佐町の鳥海山の麓に位置する上蕨岡地区(通称:上寺)(写真1)で受け継がれている芸能・「蕨岡延年の舞」(以下、「本舞」...

野嵜 辰己

血縁によらない絆の継承 ~山形県鶴岡市のケヤキキョウダイ~

1.はじめに  山形県の西部、鶴岡市大岩川地区(以下「浜中集落」という)[写真1]には、12歳、13歳になった女児が、くじ引きによって義姉妹の組み合わせを決め、生...

磯嶋 恵理子

-神仏の融合と調和を現代に伝える- 弔いの神楽「墓獅子」

はじめに  藩政時代の八戸南部藩領内*1では神楽が盛んで、獅子頭を「権現様(ごんげんさま)」と呼び、地域の守り神として篤く信仰してきた。しかし、明治期の神仏分離...

川﨑 敏之

金山杉とロマンチックな景観―――どこにでもあった、小さな町

1 基本データ―金山町は「杉のふるさと、雪の降る町、木のすまい」 金山町は、山形県の東北部、栗駒国定公園に位置し、トンネルを抜ければ、そこは秋田県という山深いと...

土屋 理奈

冬の手仕事『槇島ほうき』

1..基本データ ・槇島地区は山形県庄内町にあり、人口減少で2005年に余目町と立川町が合併し、庄内町となった旧余目町である。 ・人口約 21,000人 ・世帯数 7,100世...

髙橋 真理子

雄勝玄昌石ー伝統工芸品と震災との関連性について

1.基本データと歴史的背景 今回、このレポートでは宮城県石巻市雄勝町という小さい集落ながらも国産硯の90%のシェアを誇り日本一であった雄勝硯の原材料である雄勝玄昌...

鈴木 隆雄

会津 昭和村の「からむし織」~受け継がれ進化する伝統技術~

Ⅰ はじめに からむし織は「風をまとうように軽く、湧き水のように涼やかな類稀なる極上の織物」と称される。[写真1]この苧(からむし)は縄文土器の文様をつける縄として...