受賞レポート

工藤 路子

ベトナム南部のソンベ焼き―人々の生活を彩る庶民の器

はじめに ベトナム南部には、庶民の器として親しまれてきたソンベ焼き、ライティウ焼き(以下まとめて「ソンベ焼き」とする)という焼き物がある[1][2]。本稿では、器...

大津 信輔

「佐賀んまちの恵比須さん」 〜江戸時代よりつづく恵比須文化の継続と発展の可能性〜

はじめに 七福神の一柱として知られる恵比須さん。佐賀には商売繁盛の神様である恵比須の石像を祀る風習があり(図1)、佐賀市内だけでも北の山間部から南の有明海近くまで...

照屋 このみ

越境コミュニティの拡大発展を創造する ―デザインの観点からみる「世界のウチナーンチュ大会」―

はじめに 沖縄県は独自の文化を色濃く現代まで伝承してきた地域性〔1〕がある。その要因の一つがコミュニティの形成過程にあると考えられている〔2〕。しかしながら、多...

田邉 美緒子

市民が編集した歴史地区「いなげ八景」 ―地域文化・アートの拠点「千葉市民ギャラリー・いなげ」で醸成されるシビックプライド―

はじめに 千葉市稲毛地域に、「いなげ八景」(資1・2)がある。これは「千葉市民ギャラリー・いなげ」(以下ギャラリー)(1)に集う地域住民が、稲毛地域を歴史地区という切り...

西村 由紀

岩山から生まれた聖俗真逆の空間デザイン 鋸山の古と今、そして、其の先へ

はじめに 鋸山は千葉県の富津市と鋸南町に跨り、かつては上総と安房の国境があった。その空間は富津市側の北麓が房州石採石の産業遺構、鋸南町側の南麓は日本寺という聖...

髙木 惠美子

知多半島・半田の大絵馬群―忘却の淵で輝く新たな価値

はじめに 「忘れ去られた文化」にも、新たな価値を見出すことはできるのではないか。愛知県半田市の寺社に多く遺る大絵馬群もまた、人々の記憶から消え去ろうとしている...

白川 恵美子

「松風荘」〜人と文化をつなげる空間の独自性〜

はじめに フィラデルフィア市を流れるスクールキル川を境に、都市緑地のフェアモントパークが東西両岸に広がっている。書院造の建築および日本庭園を有する松風荘は、そ...

藤内 和博

鷲宮催馬楽神楽にみる持続可能な郷土芸能伝承のあり方

埼玉県久喜市に鷲宮神社という古い神社がある。この神社には神社の祭礼に合わせて、鷲宮催馬楽神楽が奉納される伝統芸能が、今日も続けられている。平安時代の歌謡の一種...

大川 友成

エルププロムナードの歩行空間におけるデザインの有用性について

はじめに ドイツ・ハンブルグ市は都市州であり、正式名称は自由ハンザ都市ハンブルグ(Freie und Hansestadt Hamburg)である(1)。ドイツ北部に位置するハンブルグ州は、北...

平島 由美

アクロス福岡ステップガーデンー建築デザインが発するメッセージとその持続性ー

1.はじめに 福岡市天神の西鉄福岡駅を出て中洲方向へ向かうと、天神中央公園⑴とアクロス福岡ステップガーデン⑵が見えてくる。本稿では、このアクロス福岡ステップガー...