大阪
和泉市軟質ガラスの光の行先
1、はじめに 人類が初めて創り出した素材であるガラスの歴史は、世界最古の文明、メソポタミア文明にまで遡る。貴重なラピスラズリやトルコ石の代替品としての利用に歴...
世界へ警鐘を鳴らし続ける太陽の塔
1.はじめに 大阪府吹田市にある万博記念公園内にそびえ立つ70メートルの太陽の塔(写真1)(写真2)。人間が手を広げているようにも見える塔の正面には現在を表す「...
お雇い外国人ウォートルス設計の建築が残る「桜之宮公園泉布観地区」の空間デザイン
はじめに 水都と呼ばれる大阪を水運により発展させてきた大川の川沿いには、4.2㎞に渡り桜の名所でもある毛馬桜之宮公園が広がっている。「桜之宮公園泉布観地区〔資料...
街頭紙芝居の価値と歴史を未来につなぐ ~塩崎おとぎ紙芝居博物館~
1、はじめに 街頭紙芝居とは「街頭」で「原画」を使用し演じられた紙芝居で、自転車の荷台に水あめなどのお菓子が入った引き出しのついた箪笥のような舞台を使用し、路...
堺市中区陶器北地区における陶芸とまちづくりの可能性
1.基本データと歴史的背景 1-1.陶邑窯跡群 日本の焼きものの生産地と言えば、有田、備前、丹波、美濃などを思い浮かべる人が多いと思う。しかし、これらの焼きもののル...
『千里ニュータウンにおける「みどりの拠点」の役割』
1.基本データ 「千里ニュータウン」(以下千里NT)は大阪府の北摂、吹田市と豊中市にまたがった1,160haの土地に1961~1969年にかけて建設された日本初のニュータウンであ...
毎月28日に食す小豆粥 ──失われた行事食のひとつ──
はじめに 「毎月28日に食す小豆粥」を行事食として取り上げる。行事食とは伝統的な祭事や行事、或いは季節の節目に食される特別な料理と食材を指し、無病息災と幸せを...
加賀屋新田会所跡(加賀屋緑地)の保存と活用 ー未来への継承のためにー
はじめに 本稿では、大阪市の史跡・有形文化財に指定されている「加賀屋新田会所跡(加賀屋緑地)」を取りあげ、その保存と活用について考察し、未来へ継承するための可...
ホビー・プレスの扉を開く 大阪Echos(エコース)の取組み
1、はじめに (1)本稿のねらい 15世紀中頃にドイツのグーテンベルク(Johannes Gutenberg、c.1398〜1468)によって実用化された活版印刷術は、20世紀後半まで印刷産...
日本最初のニュータウンである千里ニュータウンを中心とした 大阪府北摂地域の現状と未来への展望
大阪府北部北摂地域に拡がる千里ニュータウンを中心とした地域の現在進行形の現状 と未来への展望を文化資産として報告する。 1.基本データと歴史的背景 所在地 ...