関東

田畑 直美

「津久井在来大豆」 ――「大豆の会」のつなぐ食文化の伝統継承――

はじめに 本件は、新しいものが加速度的に更新される世の中で、いかに食文化の伝統を継承していくのかという問いを「津久井在来大豆」をめぐる活動に着目して検討するこ...

奥長 滋

現代の民俗文学としての国民的喜劇  ―『男はつらいよ』寅次郎の文化的分析―

はじめに 本稿では、日本映画史上最長のシリーズ『男はつらいよ』を、娯楽映画にとどまらず、文学性・民俗性・社会記録性を併せ持つ文化資産として評価する。主人公・車...

髙橋 薫

伊能歌舞伎の復興と継承実践にみる地域社会の再生――文化資源化の視点から

1. 基本データと歴史的背景 伊能歌舞伎は、千葉県成田市伊能に位置する大須賀大神の春季例大祭において奉納芝居として古くから上演されてきた郷土芸能である。現在は成田...

青田 晶子

ちひろ美術館・東京と絵本原画の価値及び保存について

1.はじめに 近年、絵本原画展は年間約400展が開催され、多くの来場者を集めている[1]。こうした広がりの背景には、1977年に設立された世界初の絵本美術館「ちひろ美...

小澤 啓一

地域寺社におけるコミュニティデザイン支援の可能性について ―《共同体志向》と《内省への支援》を架橋する場としての横須賀市芦名・浄楽寺―

はじめに ― 分断と再接続の時代における「場」のありかた 現代日本社会では、人口減少、地域経済の縮小、家族形態の変容、デジタル化の進展などを背景として、かつて地域...

駒 祐介

ポーラ文化研究所の活動と今後の展望について

基本データと歴史的背景 ポーラ文化研究所は、1976年の設立以降、化粧を「人々の営みの中で培われてきた大切な文化」と位置づけ、その学術的探求を目的とした機関である...

小野寺 真良

アートになる島、ハートのある街 ―― 東京湾ウォーターフロント開発 プレイスメイキングからみる天王洲アイルエリアのまちづくり

はじめに 芸術文化を都市再生の核に据える試みは世界的な潮流となっている。その手法は、大規模な芸術祭による観光振興から、遊休不動産のリノベーション、あるいはコミ...

龍寳 明子

東京ワイナリーがデザインするワインづくりとぶどう畑の未来

はじめに 近年、日本には小規模ワイナリーが数多く誕生している(1)。東京にも、住宅地や商業エリアに醸造所を構える都市型ワイナリー(2)があり、訪ねてみると、立地の珍...

江ノ上 陽一

一般社団法人日本パントマイム協会主催事業 「ワークショップキャラバン2023」

「基本データ」 一般社団法人日本パントマイム協会は2018年に設立されている。これまで日本には法人としての協会はなく、当協会が日本で初めて法人として設立され、国内...

青木 祐介

都市型アート委員会による地域文化の再構築 ――自由が丘におけるアート活動とコミュニティ運営の相互作用――

はじめに 本稿では東京都目黒区自由が丘で2023年に設立された「アート委員会」を対象に、都市型地域におけるアート活動の可能性と課題を検討する。自由が丘は商業地と...