関東
「日本橋に空を」 ~何を残し、何を壊し、どのように創るのか~
今、日本橋に行ってみると、重要文化財である日本橋のすぐ真上に首都高速道路(以下、首都高)が覆いかぶさる。橋の装飾は首都高に挟まって、上部は見えない。なんとも不...
教科センター方式の板橋区立赤塚第二中学校ー地域の文化資産としての価値と展望ー
1. はじめに 板橋区立赤塚第二中学校(以下、赤塚二中)は、アートギャラリーの趣のある美しいデザインの学校である(図1)。その美しさの秘密の一つは、「教科センター...
産業遺産の再活用における空間・用途・素材の重層性から「デザインのこれから」を考える ―「大谷資料館」を事例として―
1. はじめに 近年、炭鉱や採石場などの産業遺産を、観光施設や文化拠点として再活用する事例が国内外で見られる。これらの取り組みは、歴史的遺構を保存することにとどま...
伝統工芸「宮染め」に共創で新たな価値を創出する~「宇都宮美術館 平成27年度・館外プロジェクト(以下「館プロ」という。)(1) 地域産業とデザイン~宮の注染を拓く~」(2)(以下「宮プロ」という。)
はじめに 「宮プロ」の取組をきっかけに、継続して「宮染め」に新たな価値を創出できるのか。濱田琢司は、文化地理学的考察の中で、「民芸」は「産品の価値を変容させる...
高崎市歴史民俗資料館 ~2つの「残したい」に着目して~
1.はじめに 群馬県高崎市上滝町の高崎市歴史民俗資料館(以下、「民俗資料館」と称する)は、かつて群南村の役場の庁舎であった。多くの公共施設が鉄筋コンクリートによ...
自然の竹香る「房州うちわ」伝統的工芸品の今
1.はじめに 自然の竹香る「房州うちわ」伝統的工芸品の今について、その基本データと歴史的背景、国内の他のうちわ産業と比較して特筆される点、積極的に評価する点や...
地域住民のサードスペースを担うコミュニティーアートの先駆者「イエローレン」の活動
はじめに 東京中目黒駅から徒歩10分強、西郷山公園近くのビルの一室にイエローレンがある。そこで通訳として働いている友人の声かけで2年ほど前にその活動を知った。多数...
ポストトゥルース時代における自由民権資料館の役割
はじめに 東京都町田市の北部にある自由民権資料館は、自由民権運動及び町田の歴史に関する資料の収集、保管、閲覧、常設展示、そして定期的な企画展開催を行っている文...
TABFがもたらした「アートの民主化」
アートは誰のものか ZINEを含めたアートブックを取り扱う「TOKYO ART BOOK FAIR」(以下、TABF)は、年々規模を拡大している。 ZINEは単なる趣味的な出版...
日本唯一のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」 ~万人にひらかれたサードプレイスとしての映画館の在り方~
はじめに 2025年11月に、東京でデフリンピック(1)が開催されていた。デフリンピックに関心を持ち、ろう者における社会との関わり方の歴史について調べていくうちに、ろう...