関東

吉田 美緒

角川武蔵野ミュージアム -新しい「岩」の出現-

はじめに  2020年春、埼玉県所沢市に「岩」が出現した。巨石を運んできたわけでもなく、隕石が落下したわけでもない。人知によってもたらされた岩である[写真1]。  ...

寺田 麻美

東京下町・浅草神社が提唱する日本の新しい習慣『夏詣』

1.はじめに  東京都台東区の浅草神社(東京都台東区浅草2-3-1)が、「ニッポンの新しい習慣づくり」と題して2014年から始めた夏詣は、神社境内での茅の輪くぐりに七夕飾...

遠藤 美里

川越「菓子屋横丁」ー文化資産としての考察と今後の展望ー

1. はじめに 「菓子屋横丁」とは、埼玉県の南西部に位置する川越市の観光名所の一つである(1)。重厚な蔵造りの町並みが続く「一番街」を過ぎ、「札の辻」交差点を曲が...

藤嶋 嘉幸

歴史的文化財を・残す、生かす 〜神奈川県立歴史博物館(元神奈川県立博物館)・旧横浜正金銀行本店〜

はじめに  横浜の町並みは、安政6(1859)年に諸外国からの要求に答えた開港により作られていった。当時は、横浜村と呼ばれ住民350人位の小さな漁村であったが、10年後...

合田 陽一

清澄白河のアライズコーヒーはなぜ人を惹きつけるのか?

① はじめに 2015年の正月、東京の清澄白河にあるコーヒースタンド併設の焙煎所、アライズコーヒーに初めて足を踏み入れた。毎年恒例の深川七福神巡りを参拝中、交...

ライト 文子

篠原風鈴本舗「江戸風鈴」 ―変化する風鈴の在り方―

1.はじめに  江戸風鈴とは、江戸時代から伝わる技法を受け継いで作られるガラス風鈴である。空中でガラスをふくらます宙吹き[1]で形を作り、内側から絵付けをするのが...

津下 陽子

デジタル時代の美術館―アーティゾン美術館の挑戦―

1 事例について評価しようとしている点 インターネット、スマートフォンやタブレット、それに付随するサービスや娯楽の出現により、現代の人々、特に若者のマインドと...

五味 稔康

大田区の地域情報誌『月刊おとなりさん』は何故長年愛読されてきたのか?

はじめに 大田区は、多摩川を越えて東京に入る南端の入口にあたる。中核となる大森・蒲田の商業地、東京湾に拡張する羽田空港、散在する町工場、中央に池上本門寺、馬込...

田代 佳津子

横浜市大倉山記念館 ~施主と建築家の思いがこめられた歴史的建造物の存在価値~

1.はじめに  横浜市北東内陸部に位置する港北区は、人口が市内一多く東京のベッドタウンである〔1〕。港北区の小高い丘に自然豊かな大倉山公園とレトロな西洋建築、横...

上野 清美

負の遺産「陸軍登戸研究所」を保存・活用・継承する「明治大学平和教育登戸研究所資料館」

1.はじめに 陸軍の秘密戦のための資材の研究・開発をした登戸研究所の全貌を伝える場が明治大学平和教育登戸研究所資料館である。1974年(昭和49)私が入学した神奈川...