中部

中山 義聡

天下の奇祭「古川祭の起し太鼓」 ―祭りと地域愛着より今日的な意義とは―

はじめに 「古川祭の起し太鼓」とは、毎年4月19日の夜に開催される例祭のことである。数百人の晒し(さらし)姿の裸男たちが大太鼓を乗せた櫓を担ぎ、その上に乗った太鼓...

須永 礼子

〝ことほぎ〟を分かち、伝える「細工かまぼこ」 ―富山の食文化と鯛の造形にみる祈り―

はじめに 富山県のかまぼこは、特産品の「巻きかまぼこ」に代表されるように、板が付かないのが特徴である。なかでも鯛を模した「細工かまぼこ」は、婚礼や歳祝(年祝い...

中村 千恵

高岡御車山祭~山町筋にふさわしい姿~

1, 基本データ 開催日時 4月30日(宵祭)5月1日 開催場所 富山県高岡市 高岡関野神社及び周辺市街地(山町筋)で、御車山という7基の山車が巡行する行事である...

渡辺 明日子

辻占文化の変遷 ~金沢の正月の縁起菓子「辻占」~

はじめに 石川県の金沢市周辺では、正月に家族で辻占をする【資料1-1】。辻占とは、最中の皮や、餅粉でできた花のような小さな菓子の中に「これからよくなる」、「...

小森 晴夫

未来の日本人は「尾張津島天王祭」を見れるのだろうか

はじめに 津島市は、名古屋市の西16㎞にある古い歴史をもつ約6万人のまちだ。600年前から伝えられる「尾張津島天王祭」(以下、津島天王祭)は「山・鉾・屋台行事」のユネ...

遠山 牧人

梅野記念絵画館・ふれあい館  - 己の美を発見する場所 -

1.はじめに 北御牧村(現東御市)における「ふるさと創造の森構想」は昭和63年(1988)に策定された。これは明神池とその周囲の自然環境を守り、それを後の世代に伝え...

藤田 健次

秋野不矩美術館における展示活動について

はじめに 秋野不矩(1908~2001)は、昭和初期から平成にかけて活躍した日本画家である。 戦後間もない頃、「世界性に立脚する日本絵画の創造を期す」と宣言して始まった...

林 佐和子

本業焼と民藝の魅力を今に繋ぐ「瀬戸・ものづくりと暮らしのミュージアム 瀬戸民藝館」

はじめに 愛知県瀬戸市洞地区で江戸時代後期から約250年続く窯元「瀬戸本業窯」が、2022年「瀬戸・ものづくりと暮らしのミュージアム 瀬戸民藝館」(以下、瀬戸民藝館)...

大塚 貴船

受け継がれる日本の伝統技術「からくり」の進化と発展 ー江戸から未来へ、時を刻むからくり人形時計ー

Ⅰ.はじめに 2022年に30周年を迎えた、からくり人形時計『白浪五人男』は、老朽化に伴い「令和の大改修」と言われる全面リニューアルが行われ、現在は建設当時の外観と動...

宮脇 惠子

長岡まつり大花火大会―地域課題を象徴する花火の編集とデザイン―

はじめに 長岡まつり大花火大会には「慰霊」と「平和」、そして「復興」を象徴する花火がある。 本稿では、これらの花火における「意味」の編集とデザインを評価する。...