中部
佐渡の鬼太鼓に関する評価報告書
1、歴史的背景 佐渡島に伝わる「鬼太鼓(おんでこ)」は、新潟県佐渡市全域に分布する伝統芸能である。その呼称は「鬼の太鼓」ではなく「鬼と太鼓」を意味し、鬼の舞と太鼓...
未来につなぐ古代の記憶 – しだみ古墳群とSHIDAMU
1.はじめに 愛知県名古屋市の北東部に位置する守山区には、志段味(しだみ)と呼ばれる地区がある。その志段味地区の北東端、上志段味(かみしだみ)には「しだみ古墳群...
「蒲原神社」の盛衰と「六郎の御託宣」について
・はじめに 新潟市中央区長嶺に鎮座する「蒲原神社」は、平安時代に編纂された『延喜式神名帳』に名を連ねる「青海社」(オウミノヤシロ)が発祥とされている。1)本報告は、「蒲...
麻機遊水地の利活用と伝統漁法「柴揚げ漁」について
はじめに 近年、気候変動や温暖化の影響とみられる自然災害が各地で頻発している。静岡市の中山間地に位置する麻機遊水地(あさはたゆうすいち)【資料1~6】は、往時よ...
黄金の絨毯に染まる町 ~銀杏のまち祖父江町~
1. 基本データと歴史的背景 「銀杏の町」と呼ばれる愛知県稲沢市祖父江町は、愛知県の西端に位置し、西を木曽川が流れ、対岸は岐阜県羽島市、南に海津市が隣接する。さら...
ライフスタイル型ホテルにおける地域文化とアートを通じた「滞在体験」のデザイン評価 ―松本十帖 、白井屋ホテル、エースホテル京都 (Ace Hotel Kyoto) を事例として
1. はじめに 現代の「ライフスタイル型ホテル」は、単なる宿泊施設を超え、建築、アート、地域文化を統合した一つの「制作物」として進化している。本報告書では、松本十...
一枚の和紙から生まれる造形文化――「桑名の千羽鶴」の技法と継承
1.はじめに――折紙文化における「桑名の千羽鶴」の位置づけ 折紙は、日本文化を象徴する造形表現の一つとして広く知られている。中でも鶴は、長寿や吉祥の象徴として古...
石水博物館に見る洗練された文化活動の特質とその意義―「亭主七分に客三分」の視座から
はじめに 石水博物館は、他館とは異なる文化的立ち位置で、文化活動を継続している数少ない私立博物館である。「半泥子さんなら、どうするか」という問いを胸に、石水博...
世界文化遺産である富士山を、普遍的な価値と芸術的源泉として継承していくために今伝えるべきこととは
はじめに、日本の象徴として君臨する富士山は2013年、「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録された。(註1)単独峰である富士山の雄大な稜線美の概観は、八...
「六ツ美悠紀斎田お田植えまつり」~創出と伝承のあり方~
はじめに 「六ツ美悠紀斎田お田植えまつり」[資料1]は、大正天皇即位時の大嘗祭における悠紀斎田の田植え儀礼を起源とする民俗芸能であり、現在は岡崎市の無形民俗文化財...