東京
神は細部に宿る。ファインアートフォトグラファー藪崎次郎のこだわり
【はじめに】 「World Photographic Cup WPC」(※1)2020年、2021年の日本代表でもある藪崎次郎氏。自然から切り撮ったその作品は、精緻にして色鮮やか、ミクロで観ても...
福生の「米軍ハウス」が伝える70年代文化の遺産
はじめに 数年前からレトロな雰囲気を持つフラットハウス(平屋)の人気が再燃している。なかでも「米軍ハウス」と呼ばれる古家は、最もフラットハウスらしい平屋として...
アートとホテルの関係性において、有意義なコミュニケーションが生まれる可能性
はじめに 東京都汐留にある「パークホテル東京」のアートを活用した取組みを調査。 地域活性化事業でアートを使用している、新潟の「越後妻有大地の芸術祭」の取組みを...
『中野サンプラザ』-消えゆく昭和の名建築-
1.はじめに 中野サンプラザは、中野駅前に建つ複合文化施設である。白い三角形の外見とともに、中野のランドマークとして多くの人に愛されている。コンサートホールが...
「用賀プロムナード(いらかみち)」 ー 駅から美術館へと続く道の可能性 ー
1. はじめに 東急田園都市線用賀駅から世田谷美術館までのアプローチとして用賀プロムナードがある。いらか(瓦)を取り入れた造形が並ぶ道であり、地域住民からは「いらか...
永遠の杜、明治神宮 -百年後、千年後を見据えた森造り-
1. はじめに 地下鉄の明治神宮前駅、そして山手線の原宿駅のほど近く、大木と共に、大きくも静かな存在感を放つ鳥居が佇む。明治神宮の表玄関である南参道口にある第一鳥...
江戸から続く信仰 やくよけ祖師「堀之内のおそっさま」堀之内妙法寺
1【はじめに】 東京杉並・堀ノ内の妙法寺は、江戸時代より将軍たちから庶民まで厄除け祖師として信仰を集めてきた。葛飾北斎(日蓮宗信者)、安藤広重、高山彦九郎など参拝...
「チームラボボーダレス」のマジック:日本美術の伝統の継承と発展
はじめに チームラボは2011年に学生ベンチャーとして設立され*1、世界各地でデジタル技術を駆使したアート作品を発表してきた。2018年には、東京お台場に常設の「森ビル...
豊多摩監獄の価値とその遺産
中野区では、2020年1月現在、豊多摩監獄の正門の保存の是非についての議論が交わされている。正門が建っている場所に区立小学校の建設が予定されているためである。2018年...
目白ヶ丘教会にみる遠藤新の建築について -師との共同設計作品を手がかりに-
・はじめに 東京の都心に近い目白の住宅地、その角地に尖塔アーチ型の鐘楼を頂く白い礼拝堂「目白ヶ丘教会」が建っている。設計者は遠藤新。日本の建築家であり、帝国ホ...