東京

寺田 麻美

東京下町・浅草神社が提唱する日本の新しい習慣『夏詣』

1.はじめに  東京都台東区の浅草神社(東京都台東区浅草2-3-1)が、「ニッポンの新しい習慣づくり」と題して2014年から始めた夏詣は、神社境内での茅の輪くぐりに七夕飾...

合田 陽一

清澄白河のアライズコーヒーはなぜ人を惹きつけるのか?

① はじめに 2015年の正月、東京の清澄白河にあるコーヒースタンド併設の焙煎所、アライズコーヒーに初めて足を踏み入れた。毎年恒例の深川七福神巡りを参拝中、交...

ライト 文子

篠原風鈴本舗「江戸風鈴」 ―変化する風鈴の在り方―

1.はじめに  江戸風鈴とは、江戸時代から伝わる技法を受け継いで作られるガラス風鈴である。空中でガラスをふくらます宙吹き[1]で形を作り、内側から絵付けをするのが...

津下 陽子

デジタル時代の美術館―アーティゾン美術館の挑戦―

1 事例について評価しようとしている点 インターネット、スマートフォンやタブレット、それに付随するサービスや娯楽の出現により、現代の人々、特に若者のマインドと...

五味 稔康

大田区の地域情報誌『月刊おとなりさん』は何故長年愛読されてきたのか?

はじめに 大田区は、多摩川を越えて東京に入る南端の入口にあたる。中核となる大森・蒲田の商業地、東京湾に拡張する羽田空港、散在する町工場、中央に池上本門寺、馬込...

谷口 厚史

国立科学博物館にみる社会的課題に対する取り組みについて ーコロナ過における「非接触」への対策ー

1.背景と目的  近年、映像技術とインターネット上の仮想空間との連携技術が発達した事により、芸術作品のデジタルアーカイブ化に対する取り組みが増え始めてきた。そ...

藤田 大輔

神は細部に宿る。ファインアートフォトグラファー藪崎次郎のこだわり

【はじめに】 「World Photographic Cup WPC」(※1)2020年、2021年の日本代表でもある藪崎次郎氏。自然から切り撮ったその作品は、精緻にして色鮮やか、ミクロで観ても...

吉村 誠一

福生の「米軍ハウス」が伝える70年代文化の遺産

はじめに  数年前からレトロな雰囲気を持つフラットハウス(平屋)の人気が再燃している。なかでも「米軍ハウス」と呼ばれる古家は、最もフラットハウスらしい平屋として...

藤川 欣智

アートとホテルの関係性において、有意義なコミュニケーションが生まれる可能性

はじめに 東京都汐留にある「パークホテル東京」のアートを活用した取組みを調査。 地域活性化事業でアートを使用している、新潟の「越後妻有大地の芸術祭」の取組みを...

東 恒史

『中野サンプラザ』-消えゆく昭和の名建築-

1.はじめに 中野サンプラザは、中野駅前に建つ複合文化施設である。白い三角形の外見とともに、中野のランドマークとして多くの人に愛されている。コンサートホールが...