愛知

成瀬 友美

徳川家康公の故郷で守り継がれた歴史的眺望「ビスタライン」

ここでは我が街、愛知県岡崎市にある歴史的に価値のある景観の1つ「大樹寺から岡崎城天守への眺望景観」通称ビスタライン(注1)を取り上げることにする。 ビスタライン...

佐田 春男

愛知県春日井市 「内々神社」と「内々神社庭園」、さらに隣接する「内津妙見寺」における「神仏習合」についての考察

はじめに 愛知県春日井市の東部に位置し、さほど規模の大きな神社ではないが、歴史が古く、素晴らしい日本庭園があり、秋には紅葉が綺麗で知られる内々神社(うつつじ...

山本 真希

「寄木獅子頭」造りから学んだモノづくり

1. はじめに 私の生まれた愛知県刈谷市では、寄木(よせぎ)獅子頭を造る職人が存在する。一木造りから作る獅子頭職人は全国にいるが寄木造りで作る職人は少ないとされる...

若尾 憲治

尾州半田、醸造に醸された街並み

1 はじめに 愛知県半田市は、知多半島中央部、名古屋の南約35kmにある人口12万人の知多半島の中核都市である。 2010年、半田市の中核企業、㈱ミツカンホールディン...

中島 すえみ

道と川が織り成す名古屋城下の基盤割

♦はじめに 日本の国の中心地である尾張は戦国の英傑、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を生んだ地である。 家康は天下分け目の戦に勝利。当時、尾張は清州城が拠点で...

吉兼 有紀子

「伝統武芸、豊田棒の手」-地域住民の願いと共に-

1、はじめに 私の住む豊田市北部には500年も前から存在した「棒の手」という伝統武芸がある。 幼い頃から慣れ親しんでいる「棒の手」が文化資産としてどのように評価で...

眞野 美奈

岡崎の誇り 八丁味噌とカクキュー

私の生まれ育った愛知県には、さまざまな食文化が根付いている。その中でも毎日の料理に欠かせない、愛知県民に最も馴染みがある食材と言えば、「味噌」である。いま、愛...

小林 厚子

日本が誇る伝統文化をつげ櫛で支える「櫛留商店」

Ⅰ.はじめに 近年、樹脂製品で成形の簡単な櫛が多く製造されているにもかかわらず手間のかかるつげの櫛をなぜつくるのか、そして珍重されるのかを考察する。つげ櫛専門店...

坂井 博一

博物館明治村 歴史的建造物の保存・活用において果たした役割

明治時代の建造物を移設展示公開している野外博物館、博物館明治村(以下明治村と表記する)は、その特徴として明治という時代を限定して建造物を移設収集している代表的...

小林 茜

神話から心和へ『熱田1900年』

「熱田神宮」の所在地は名古屋市熱田区神宮一丁目一番一号である。 熱田神宮は西暦113年に創建された。熱田神宮の創祀は、三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ...