九州
ながしま造形美術展 〜40年続く地域固有の芸術が生み出す価値〜
はじめに 鹿児島県の最北端にある長島町には、40年にわたり続けられてきた「ながしま造形美術展(旧あづま造形美術展)」(以下本展)がある。2年に1度開催され入場...
石炭産業を起点とした直方市鉄工業界の発展
1.はじめに 日本の鉄工業における文化的資産として「官営八幡製鉄所」(福岡県北九州市)が、平成27年(2015年)世界遺産「明治日本の産業革命遺産」として登録された。...
津奈木町の公共空間におけるアート
1. 熊本県の南西に位置する津奈木町は、水俣市の隣町である。隣町であるため、色濃く水俣の影響を受けている。津奈木町と水俣が、ふところに抱く不知火海は九州本島と天...
糸満ハーレーにおける祭礼空間と運営のデザイン評価 ― 地域主体のイベントデザインに着目して ―
はじめに 沖縄県糸満市で継承されてきた伝統祭礼「糸満ハーレー」¹を、地域文化に根ざした文化資産として捉え、その祭礼空間と運営のデザインを評価対象とする。...
別府竹細工のデザイン変遷 ― 伝統と改革の融合
はじめに 日本の伝統工芸は、長い歴史の中で地域の文化や生活と深く結びつきながら発展してきた。大分県別府市で生産される「別府竹細工」[図1①②]は、地域の自然資源を背...
御船山楽園『チームラボ かみさまがすまう森』-デジタルアート展示による文化資産の活用について-
1.はじめに 佐賀県武雄市の御船山楽園で開催されている『チームラボ かみさまがすまう森』を対象とする。本展示は、チームラボが提唱する「Digitized Nature」の理念...
宗像大社秋季大祭「みあれ祭」とそれを支え守る漁師たち
はじめに 毎年見るたびに圧倒され感銘を受ける祭りがある。福岡県宗像市にある宗像大社の海上神幸「みあれ祭」である。この祭の伝統を守り斎行する漁師と三女神の関わり...
日常空間に溶け込む小倉城天守閣の景観と空間デザイン
はじめに 1837年に焼失した小倉城天守閣は1959年、市民の熱望によって再建された。北九州市の街中にあり、日常空間に溶け込む小倉城天守閣の景観と空間デザインについて...
継ぐ、意志 ー四日市人形の再興ー
はじめに 両手の中に、コロンとおさまる四日市人形。それは、明治から令和という時を経てもなお、多くの人に愛されている(図1)。 本稿では「四日市人形」の再興から次世...
「博多灯明ウォッチング」――「まち」と「ひと」をつなぐ希望の灯り
はじめに 博多は、博多祇園山笠*1、博多松囃子*2、博多おくんち*3など、伝統ある祭礼神事やイベントが数多く催される「祭りのまち」だ。そんな博多のまちで、秋の風物詩...