東京

春名 真由美

「Museum Start あいうえの」―リアルとデジタルを活用した、人とモノ、人と人との出会いとつながり―

はじめに コロナ禍において文化芸術鑑賞・教育の機会が大幅に減少する中(1)、ミュージアムでの学びを止めない取り組みに成功している施設もある。中でも、「Museum Sta...

時廣 仁子

東京日本橋「江戸桜通り」からみる風景 ~江戸の情緒を継承する中央通り~

はじめに 東京の日本橋は、日本橋川にかかる日本橋、五街道の起点、また江戸時代には魚河岸があったことなどで知られている。近年では、再開発された中央通りの辺りをイ...

中山 咲

都市生活の一部としての芸術空間─「竹の塚彫刻の道」調査から─

1.はじめに 21世紀初頭現在、日本の各地域のまちでは公園や広場などの公共空間に設置された彫刻や石碑などの立体物が頻繁に見られる(1)。このような日本における彫刻の...

上村 成彦

理想的な田園都市「田園調布」の過去と未来

私の住む「田園調布」は、東京都大田区にある町で、広さは、約205万m2で、武蔵野台地の南端にあたり、多摩川下流沿岸に位置する。 そして、その約半分(2~4丁目...

新井 伸次郎

短冊状農地とたからみち‐首都東京に残る、開拓の痕跡‐

はじめに 日本の首都である東京都には、ビルが立ち並ぶ街並みだけでなく、住宅のすぐ隣に農地が並ぶ街並みも存在している。都市に存在する農地は、新鮮な農産物を供給す...

山本 太朗

目黒区のサクラ再生計画:碑さくら通り

目黒川が桜の名所となっている東京都目黒区は、公園や緑道、道路緑地などに約2,200本の桜の木が植えられている。老齢化や生育環境の変化から樹勢が衰退し倒木の危険がある...

五十嵐 加奈子

都心の居場所づくり〜「芝のはらっぱ」の活動と地域のコミュニティ

1、はじめに 東京タワーから徒歩15分、「芝のはらっぱ」という小さな庭がある〔写真①:上図〕。港区芝地区の北四国町会エリアの中心に位置し、建物の取り壊しによって駐...

片岡 峰子

「観る」だけでなく「見せる」舞台芸術 ―能とインプロ―

1. 能の歴史と概要 能は、室町時代、世阿弥により芸能として大成した。時の権力者に庇護され、江戸時代には幕府の式楽となり、特権階級である武士の嗜みとなった。 命を...

小林 正利

国立西洋美術館の意義再認識

1.基本データと歴史的背景 国立西洋美術館(以下“西美“)は、東京都台東区上野公園7−7にある日本の国立美術館計6館の うちの一つである。 JR上野駅...

新井 葵

電子書籍の時代に神保町の古書店街は何故なくならないのか?〜人と本の新しい繋がり方〜

2022年現在、電子書籍が急速に普及している中、東京神田神保町にある古書店街には、いまだ多くの人が来街し書籍を探してまちを歩いている。書店から溢れた本棚はノスタル...