埼玉

横田 正仁

埼玉県を誇る岩槻人形ー岩槻人形博物館を中心に

1、はじめに 埼玉県さいたま市岩槻区は、平成17年4月1日に旧岩槻市よりさいたま市に編入した。岩槻は、江戸時代より人形の街として栄えており、現在も東武野田線岩槻駅を...

廿樂 薫

「まつぶし緑の丘公園」にみる、建設発生土を有効再利用した公園デザイン

=はじめに= 「建設発生土」とは、建設工事や土木工事などにともなって発生排出される土砂のことで、一般的には建設残土ともよばれているものです。 持続可能な開発目標...

本間 秀昭

小江戸川越のまちづくり

はじめに 埼玉県川越市は江戸時代、川越藩として繁栄し、新河岸川舟運や川越街道による物資の集散とともに江戸の文化がもたらされた。昭和40年代以降、全国的に歴史的な...

宇都宮 絵美

ユネスコ無形文化遺産 細川紙の原料「トロロアオイ」を家庭で育てる市民参加型プロジェクト「わしのねり」考察

1. 基本データと歴史的背景 1-1 細川紙について (参考文献 註1,2) 生産地:埼玉県比企郡小川町、同県秩父郡東秩父村 細川紙とは:小川地域で生産されてきた小川...

三原 和也

埼玉県出雲伊波比神社に伝わりつつ”けられる流鏑馬神事の考察について

1.流鏑馬神事の歴史 我が地元にある埼玉県入間郡の臥竜山上に鎮座する出雲伊波比神社は、第12代景行天皇の時代に倭建命が東国から凱旋した際に立ち寄り、天皇から賜った...

相澤 稔

「蔵の街」川越の歴史的空間とまつり ー景観を活かしたまちづくりの現状

1.はじめに 川越は東京から程近く、入間川が西部から北部、東部へと流れ、自然環境に恵まれたところである。「小江戸川越-蔵の街」一番街[写真1]と呼ばれる歴史を感じ...

水町 亮介

「小江戸」川越市の時間・空間のデザインに学ぶ新旧融合の教訓

はじめに テーマは、社会人として感じる、人や物事に関する新旧融合の難しさに端を発する。特に今日、組織に根付かない若者が増えている。彼らは収入よりも自分の時間を...

藤内 和博

鷲宮催馬楽神楽にみる持続可能な郷土芸能伝承のあり方

埼玉県久喜市に鷲宮神社という古い神社がある。この神社には神社の祭礼に合わせて、鷲宮催馬楽神楽が奉納される伝統芸能が、今日も続けられている。平安時代の歌謡の一種...

武藤 由紀子

荒ぶる川を大きな河へ 徳川家康から受け継いだ荒川沿岸の人々の生活 

はじめに 荒川は、秩父の山からさいたま市などの県中央部を経て、東京湾に流れ込んでいる。埼玉県民にとっては利根川と並び県を代表する川で、中流から下流になると、ゆ...

菱沼 哲明

埼玉県白岡市における白岡遺産活用の一考察 「スタンプラリーでデザインする」

はじめに 文化庁による「文化財保存地域計画」が改正され、新たに制度化された。これまで、国や県の指定文化財を中心に保存や活用されてきた。しかし、この計画は、それ...