人を結び付ける「街」――<ゆいの森あらかわ>の滞在型空間

手島 英美

はじめに

<ゆいの森あらかわ(以下ゆいの森)>は「人と人、本と人、地域と人、文化と人が結びつき、楽しみ・学び・安らげる、豊かな森のような施設」をコンセプトとして、荒川区が中央図書館を中心に文学館やホールなどを融合させた複合施設である(1)。ゆいの森は、あらゆる年代に応じた全ての人を受け入れ繋ぐ滞在型の空間造形を有している。人を結び付ける独自の滞在型空間について考察する。

1. 基本情報

開設:2017年3月26日
場所:東京都荒川区荒川二丁目50番1号
延床面積:10,944㎡
主な設備:中央図書館、吉村昭記念文学館、子どもひろば(遊びラウンジ)、ゆいの森ホール、託児室、カフェ、等
受賞歴:第18回公共建築賞・優秀賞(2023)等(2)(3)

1.1 施設内容
ゆいの森は町屋駅から徒歩8分ほど、荒川自然公園の傍にある。1階にはカフェ、遊びラウンジ、えほん館等があり、フロア中央部分にはこの施設を代表する「ゆいの森ホール」がある。一面を埋め尽くす絵本の壁は圧巻である(4)。2階にはティーンズ向け書籍コーナーや学びラウンジ、3階と4階は一般書籍や専門書コーナー等が配置されている。5階には学習室、コミュニティラウンジ、そして東京スカイツリーが見えるテラスがある(5)(6)。

1.2 創設背景
荒川区は「読書を愛するまち・あらかわ」宣言(7)を制定し、区民が図書館を通じて読書や生涯学習に嗜み心豊かに暮らせるような推進をしている。各図書館のリニューアルなども進めており、なかでもゆいの森は中央図書館を中心とした複合施設として、各分科会、委員会などで有識者、地域の人々の声を集めながら建設された(8)。多くの要望と知恵を集めて作られた背景が、基本計画書から読み取れる(9)。複合施設として、一部の利用者に偏らないよう綿密な情報収集と議論の上で設立されたのである。

2. 評価点:あらゆる年代に応じた滞在型空間

ゆいの森が優れている点は、利用者にとって目的にあった滞在型利用が出来ることである。中井孝幸は図書館の滞在型利用の定義を「さまざまな学習活動や創作活動が図書館のさまざまな場所で行うことができ、そうした活動の場を利用者が自由に選択できること」と述べている(10)。ゆいの森ではこの定義に当たる、利用者が適切な活動場所を選択できる様々な空間が用意されている。

2.1 全世代が活用できる多様な空間造形
1階の遊びラウンジやえほん館は、未就学の子どもたちが声をあげながら親子で遊べる場所である。2階には学びラウンジがあり、体験キット(11)を利用して家族やグループで話しあいながら様々な学びができる他、ティーンズ向け書籍も豊富である。3階から4階にかけては一般書や専門書があり、落ち着いて調べものや読書ができる。5階には集中して学べる自習スペースもあれば、飲食をしながら会話できるコミュニティラウンジもある。全ての年齢に応じた学びと空間が用意されているのである。また、ゆいの森では人に迷惑のかからない会話を容認しており、荒川区が実施するアンケートによると回答者の6割以上が好感を覚えている(12)。つまり会話したい人、静かに集中したい人、それぞれが最適な場所を見つけられるのだ。だからこそ、利用者は同一建物内であるにもかかわらず、会話を許容しながら滞在できるのである。

2.2 動から静に繋がる階層型グラデーション
ゆいの森は各フロアがゾーニングされながらも、ゆるやかな回廊となってシームレスにつながっている。そして空間構造の特に優れている点は、上層階に声が響きにくいことである。利用者は、一階上がるごとに静寂を感じるような作りになっている(13)。梓設計の安野芳彦によると「断面的には吹き抜けを介して上下階を繋ぐことで、施設全体をゆるやかに連続させながら、下層から上層にかけて年齢や賑わいをグラデーショナルに変化させている」と述べている(14)。動から静に繋がる階層型グラデーションが出来ているのである。利用者はその時の気分や目的に応じた環境を、自由に選択出来るのだ。

根本彰は「図書館は(中略)誰もが自由に出入りし、一定時間の滞在を許されるところ」と述べている(15)。あらゆる年代の人が活用するにも関わらず、それぞれの利用者が理想の場所を見つけられる。ゆいの森は、利用者が居心地よく共存できる空間を提供しているのである。

3. 尾久図書館との比較:「公園」と「街」

尾久図書館はゆいの森と同じ荒川区に所在し、2021年2月にリニューアルされた。尾久図書館をゆいの森と比較し、その相違点およびゆいの森ならではの特筆点を述べる(16)。

尾久図書館は「学ぶ、集う、楽しむ」をテーマに、乳幼児から高齢者まで快適に利用できる区立図書館である。尾久図書館の特徴は、まるで公園のような「散歩型図書館(17)」となっている事である。目の前にある宮前公園と併せてリニューアルをされたことで、本来別の空間である公園と図書館が結び付けられたのだ。宮前公園は元来より子供向け遊具がある一般的な地域の公園であり、地域住民が日常的に利用する場所である。尾久図書館にはその公園を楽しむように、図書館を楽しむ仕組みが造られている。公園から続く「本のみち」、休める「ひろば」、館内で乗れるカートなども置かれている(18)。子どもたちは公園で遊具を選ぶように図書館で本を手に取り、大人も公園のベンチで休むように図書館の閲覧席やテラスで休む。設計を担当した類設計室は「老若男女問わず、ふらっと立ち寄れにぎわう『公園のような場』が相応しいと考えました」という(19)。尾久図書館は地域の人々が楽しむ公園と同じ空間が、図書館内にも造られているのである。
一方のゆいの森においては、声をあげて遊ぶひろば、落ち着いて本を読む場、カフェ、心地よい風を受けるテラス等、全てが同一建物内にある。梓設計は「思い思いに時間を過ごす事が出来る『街』の様な多様性を持つ豊かな空間の創出」を狙ったという(20)。まさにこの「街」のような空間こそ、ゆいの森の特筆点である。尾久図書館は「公園」であるため見渡しやすいフラットな空間が広がり、子どもたちの声が聞こえ、賑わいを感じる。即ちオープンな公共の場である。ゆいの森は動から静につながる階層型グラデーションにより、多様な空間を建物の中に創り上げた事で、緩やかなゾーニングがある。つまり、子どもを遊ばせたい人、一人の時間を楽しみたい人、友人と学びたい人、それぞれが同じ建物の中で、違う目的の時間を過ごすことが出来る。街の中では年代も性別も違う人々が、それぞれに見合う居場所を見つけている。利用者は「街」と同じように、自分にぴったりの居場所をゆいの森の中で見つけることができるのだ。

4. 今後の展望:空間から時間の共有へ

ゆいの森は、世代を問わない滞在型空間として優れたデザインを有している。だからこそ、空間だけでなく「学びのコミュニティ」という時間のデザインが可能である。中西紹一は学びのコミュニティを「学びの時間を共有することで、新しいコミュニティを創造していこうという時間のデザイン」と述べている(21)。ゆいの森では一般的な親子ワークショップや、子ども向けお話会などに加え、ホールを活用した様々なイベントが企画されている。多様なイベントを通して文化的な創造をすることで「学びのコミュニティ」をさらに広げることができるだろう。さらに、ゆいの森は会話ができる空間があること、多文化資料を集めていることから(22)、人と人、人と文化を結ぶイベントの開催なども検討できるのではないだろうか。コミュニティラウンジを活用した異文化交流イベントやランゲージエクスチェンジなどで、新たな文化の発見や繋がりに貢献できるようになるだろう。多くの利用者が集まるゆいの森だからこそ、あらゆる人々がゆいの森を通して結ばれることを期待する(23)。

5. まとめ

ゆいの森はあらゆる世代を超えた滞在型空間を有する複合施設として、とても優れている。根本は「図書館は単なる資料提供の機関ではなく、コミュニティのなかで過去と現在、そして未来をつなぐ場所に変貌しようとしている」と述べている(24)。子どもたちは気兼ねなく遊び、学生は静かに学び、地域活動を支える大人たちが集い、憩いを求める人が休む。館内には幅広い世代の人々が親子で、グループで、一人で訪れている。親と遊んだ子どもたちはやがて子ども同士で、一人で、ゆいの森を訪れるようになり、子どもと訪れていた親は学び直しに通うようになる。利用者は、いつでもその時に応じた居場所を見つけられるだろう。ゆいの森の滞在型空間の素晴らしさは、利用者が年を重ねても変わらず、そして新たな世代へと結ばれていくことにある。

  • 【資料1】ゆいの森あらかわ (筆者作成/撮影)非公開
  • 81191_011_32086043_1_3_%e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%992%e3%80%91%e8%8d%92%e5%b7%9d%e5%8c%ba%e5%ae%9f%e6%96%bd%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%83%88%e8%b3%87%e6%96%99_page-0001
  • 81191_011_32086043_1_3_%e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%992%e3%80%91%e8%8d%92%e5%b7%9d%e5%8c%ba%e5%ae%9f%e6%96%bd%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%83%88%e8%b3%87%e6%96%99_page-0002 【資料2】荒川区実施アンケート資料(筆者作成)
  • 【資料3】ゆいの森あらかわ空間構造(筆者作成/撮影)非公開
  • 81191_011_32086043_1_5_%e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%994%e3%80%91%e6%af%94%e8%bc%83%e8%b3%87%e6%96%99_page-0001
  • 81191_011_32086043_1_5_%e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%994%e3%80%91%e6%af%94%e8%bc%83%e8%b3%87%e6%96%99_page-0002
  • 81191_011_32086043_1_5_%e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%994%e3%80%91%e6%af%94%e8%bc%83%e8%b3%87%e6%96%99_page-0003 【資料4】比較資料(筆者作成)
  • %e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%995%e3%80%91%e5%b0%be%e4%b9%85%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8_%e8%a8%82%e6%ad%a3%e7%89%88_page-0001
  • %e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%995%e3%80%91%e5%b0%be%e4%b9%85%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8_%e8%a8%82%e6%ad%a3%e7%89%88_page-0002
  • %e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%995%e3%80%91%e5%b0%be%e4%b9%85%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8_%e8%a8%82%e6%ad%a3%e7%89%88_page-0003
  • %e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%995%e3%80%91%e5%b0%be%e4%b9%85%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8_%e8%a8%82%e6%ad%a3%e7%89%88_page-0004
  • %e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%995%e3%80%91%e5%b0%be%e4%b9%85%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8_%e8%a8%82%e6%ad%a3%e7%89%88_page-0005
  • %e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%995%e3%80%91%e5%b0%be%e4%b9%85%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8_%e8%a8%82%e6%ad%a3%e7%89%88_page-0006
  • %e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%995%e3%80%91%e5%b0%be%e4%b9%85%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8_%e8%a8%82%e6%ad%a3%e7%89%88_page-0007
  • %e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%995%e3%80%91%e5%b0%be%e4%b9%85%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8_%e8%a8%82%e6%ad%a3%e7%89%88_page-0008 【資料5】尾久図書館(筆者作成/撮影)
  • 81191_011_32086043_1_7_%e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%996%e3%80%91%e3%82%86%e3%81%84%e3%81%ae%e6%a3%ae%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%8b%e3%82%8f%e3%81%b8%e3%81%ae%e8%b3%aa%e5%95%8f%e5%9b%9e%e7%ad%94_page-0001
  • 81191_011_32086043_1_7_%e3%80%90%e8%b3%87%e6%96%996%e3%80%91%e3%82%86%e3%81%84%e3%81%ae%e6%a3%ae%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%8b%e3%82%8f%e3%81%b8%e3%81%ae%e8%b3%aa%e5%95%8f%e5%9b%9e%e7%ad%94_page-0002 【資料6】ゆいの森あらかわへの質問回答(筆者作成)

参考文献

(1)ゆいの森あらかわの由来、から引用。
「ゆいの森あらかわについて」https://www.yuinomori.city.arakawa.tokyo.jp/contents?pid=165(2023年7月20日閲覧)。
(2)施設の基本的な詳細については、ゆいの森あらかわ ホームページ参照のこと 。
https://www.yuinomori.city.arakawa.tokyo.jp/index.html (2023年7月20日閲覧)。
(3)記載の公共建築賞の他、日本建築士会連合会賞 優秀賞(2019)、日本建築学会作品選集2020(2019)、東京建築賞 東京都知事賞(2019)を受賞。情報は設計を請け負った梓設計ホームページより引用。
https://www.azusasekkei.co.jp/work/view/427 (2023年7月20日閲覧)。
(4)ゆいの森あらかわのコンセプトを伝えるホール。1階から2階まで吹き抜け構造となっており、イベントなどがない日は閲覧席として誰でも利用できる。HP写真も参照のこと。
https://www.yuinomori.city.arakawa.tokyo.jp/contents?pid=171#sec4 (2023年7月20日閲覧)。
(5)「ゆいの森あらかわフロアマップ」も参照のこと。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/documents/9706/20170224_23.pdf (2023年7月20日閲覧)。
(6)筆者作成資料「【資料1】ゆいの森あらかわ」に施設内容及び写真をまとめたので参照のこと。
(7)記載の他に「荒川区豊かな心を育む読書のまちづくり条例」を制定している。それぞれ以下リンク先参照のこと。
「読書を愛するまち・あらかわ宣言」
https://www.library.city.arakawa.tokyo.jp/contents?0&pid=81(2023年7月20日閲覧)。
「荒川区豊かな心を育む読書のまちづくり条例」
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/documents/30257/hpjobun.pdf (2023年7月20日閲覧)。
(8)公共図書館建築計画マニュアルには、計画を検討するためには「可能な限り多くの知恵を集め、討議を経て、内容が互いに了解されたうえで作られてこそ、充実し意味を持つものとなる」とある(日本図書館協会 施設委員会編『公共図書館建築計画マニュアル』、日本図書館協会、1984年、p.40)。ゆいの森が利用者にとって充実した施設になったのは、適切で十分な懇談会や委員会を経て意見を集め、創られたからである。複合施設の設置及び運営に関する懇談会については、以下ホームページ先、各リンク参照のこと。
https://www.yuinomori.city.arakawa.tokyo.jp/contents?pid=349(2023年7月20日閲覧)。
(9)『(仮称)荒川二丁目複合施設基本計画 』、荒川区、2011年、
https://www.library.city.arakawa.tokyo.jp/images/upload/yui_03_BasicPlan01.pdf (2023年7月20日閲覧)。
(10)中井孝幸「日本一にぎやかな図書館をめざして」、岡部晋典編『アンフォーレのつくりかた 図書館を核としたにぎわいの複合施設』樹村房、2023年、p.282。
(11)筆者作成資料「【資料1】ゆいの森あらかわ」p.5参照のこと。
(12)筆者作成資料「【資料2】荒川区実施アンケート資料」を参照のこと。
(13)筆者作成資料「【資料3】ゆいの森あらかわ空間構造」に、断面図と共に写真をまとめたので参照のこと。
(14)コア東京Web「ゆいの森あらかわ」 http://coretokyoweb.jp/?page=work&id=79 (2023年7月20日閲覧)。
(15)根本彰『場所としての図書館・空間としての図書館――日本、アメリカ、ヨーロッパを見て歩く』学文社、2015年、p.121。
(16)筆者作成資料「【資料4】比較資料」も参照のこと。
(17)「散歩型図書館」という言葉は、設計を担当した類設計室HPより引用。
https://www.rui.ne.jp/architecture/solution/sol-ogu/(2023年7月20日閲覧)。
(18)筆者作成資料「【資料5】尾久図書館」に施設写真をまとめたので参照のこと。
(19)類設計室HP https://www.rui.ne.jp/architecture/solution/sol-ogu/(2023年7月20日閲覧)。
(20)梓設計HP https://www.azusasekkei.co.jp/work/view/427 (2023年7月20日閲覧)。
(21)中西紹一・早川克美編『時間のデザイン――経験に埋め込まれた構造を読み解く』藝術学舎、2014年、p.58。
(22)基本計画書には、日本語学習のための資料や日本の文化・観光を紹介する外国語図書を積極的に収集する。 また各国の文化や言語を学ぶために必要となる資料についても収集していくとある。実際、外国語の絵本コーナーなど、他図書館よりも外国語資料の充実を図っている。
『(仮称)荒川二丁目複合施設基本計画 』、荒川区、2011年、p.24。
https://www.library.city.arakawa.tokyo.jp/images/upload/yui_03_BasicPlan01.pdf (2023年7月20日閲覧)。
(23)ゆいの森の担当者によると一日の来場者数が三千人程度になる土日は混雑が予想されることから、土日に不特定多数を呼ぶイベントを実施するのは難しい状況にあるという(添付「【資料6】ゆいの森あらかわへの質問回答」参照)。比較であげた尾久図書館などは週末に公園広場を活用した無料のイベントなどを実施しており、これは屋外と一体化出来た施設の強みであるともいえるだろう。だが、土日に多くの人が集まるというのは、新しい「学びのコミュニティ」を実施するのにとても良い環境であるともいえる。今後、予約の不要なイベントも企画中であるという。過去には平日ではあるが、外国人向けに日本語教室などを実施していた履歴も確認したので(親子日本語サロン ※現在休止中 https://arakawa-kokusai.com/japanese_salon/ 2023年7月20日閲覧)、ここでは一方通行にならない、異文化交流という形の「学びのコミュニティ」の提案をした。
(24)根本彰『場所としての図書館・空間としての図書館――日本、アメリカ、ヨーロッパを見て歩く』学文社、2015年、p.21。


参考ホームページ:
ゆいの森あらかわ https://www.yuinomori.city.arakawa.tokyo.jp/index.html (2023年7月20日閲覧)
「ゆいの森あらかわ」梓設計 https://www.azusasekkei.co.jp/work/view/427 (2023年7月20日閲覧)
「世代を越えて育てるひとづくりの拠点 東京都荒川区立 尾久図書館」類設計室 https://www.rui.ne.jp/architecture/solution/sol-ogu/(2023年7月20日閲覧)
「ゆいの森あらかわ」コア東京Web http://coretokyoweb.jp/?page=work&id=79 (2023年7月20日閲覧)
荒川区立図書館 https://www.library.city.arakawa.tokyo.jp/(2023年7月20日閲覧)

参考文献:
日本図書館協会編『第43回図書館建築研修会(2022年度)よい図書館をつくる多機能融合型の図書館を考える』日本図書館協会、2023年
日本図書館協会 施設委員会編『公共図書館建築計画マニュアル』、日本図書館協会、1984年
根本彰『場所としての図書館・空間としての図書館――日本、アメリカ、ヨーロッパを見て歩く』、学文社、2015年
岡部晋典編『アンフォーレのつくりかた 図書館を核としたにぎわいの複合施設』、樹村房、2023年
丸本郁子監修『図書館を演出する 今、求められるアイデアと実践』、人と情報を結ぶWEプロデュース、2010年
「荒川区立尾久図書館」、『新建築』、第96巻9号、2021年
福留強『図書館がまちを変える 発展する生涯学習都市の姿』、東京創作出版、2013年
中西紹一・早川克美編『私たちのデザイン2 時間のデザイン――経験に埋め込まれた構造を読み解く』藝術学舎、2014年
川添善行著、早川克美編『私たちのデザイン3 空間にこめられた意思をたどる』、藝術学舎、2014年

年月と地域
タグ: