大阪
加賀屋新田会所跡(加賀屋緑地)の保存と活用 ー未来への継承のためにー
はじめに 本稿では、大阪市の史跡・有形文化財に指定されている「加賀屋新田会所跡(加賀屋緑地)」を取りあげ、その保存と活用について考察し、未来へ継承するための可...
ホビー・プレスの扉を開く 大阪Echos(エコース)の取組み
1、はじめに (1)本稿のねらい 15世紀中頃にドイツのグーテンベルク(Johannes Gutenberg、c.1398〜1468)によって実用化された活版印刷術は、20世紀後半まで印刷産...
日本最初のニュータウンである千里ニュータウンを中心とした 大阪府北摂地域の現状と未来への展望
大阪府北部北摂地域に拡がる千里ニュータウンを中心とした地域の現在進行形の現状 と未来への展望を文化資産として報告する。 1.基本データと歴史的背景 所在地 ...
生根神社の「だいがく祭り」 ー未来へ繋げていくためにー
1 はじめに 〜所在地と概要〜 大阪難波から南に行った、大阪市西成区玉出という場所に生根神社がある。この辺りはマンション、住宅、商店街などがある場所だ。生根神社...
国史跡として蘇った中世山城 飯盛城跡のこれから ―まちのトポスになるためのヒントを探るー
1. はじめに 大阪の東に位置する大阪府四條畷市と大東市にまたがる飯盛山に現存する「飯盛城跡」が、2021年10月11日、両市にとって初の国史跡に指定された。 本稿では、...
東大阪文化創造館の人が集い憩うピロティ—視線で変わる居心地
1はじめに コロナ感染症により世界的規模で仕事や学びのシーンに変化があった。おそらくこの流れは発展しこそすれ戻ることはないだろう。そんななかでちょうどオープンし...
水都大阪再生プロジェクトで親水性を高めた都市の水景 〜時代によって変遷していく水辺の文化資産〜
はじめに 大阪オフィス街の中心にある中之島公園を訪れると川が近く気持ちの良い景色がいつの間にか出来上がっていた。訪れる公園の表情は変わらずに周辺の施設や道が整...
河内音頭の歩みと今後の発展
1.はじめに 私は、就職、そして結婚を機に大阪府の柏原市に生活の基盤をおいた。柏原市では、毎年10月から11月の季候の良いときに大和川の河川敷で『柏原市民総合フェ...
柏原伝統産業「注染」の現状と繁栄への可能性
注染の技法は、明治20年頃に大阪で開発された技術であり、浴衣や手ぬぐいの大量生産を可能にした。その技術を持つ工場は戦後、大阪市内から柏原と堺に分かれて移転し...
舞洲工場の文化資産を考察する
1. はじめに 大阪市舞洲工場は竣工してから20年が経過する。建設当初から物議を醸し、酷評もされてきた。それは通常の工事費よりも高かったことと、従来の建物のイメ...