鼓童「アース・セレブレーション」から生まれた “たいこのこども”になれる時間のデザイン

瀧川 紀子

はじめに
人口減少が加速する島で、何ができるだろうか。
その可能性に、光を照らす取り組みがある。日本海に浮かぶ人口53,049人〔1〕の島が、ジャパンガイド2018「訪日外国人の旅行先満足度No1〔2〕」に選ばれた。佐渡には、数々の賞に輝いた野外フェスティバル「アース・セレブレーション(以下、EC)」〔資1〕がある。チケット購入者の約80%は島外から、その約20%は海外からである〔資2〕。
なぜ、交通不便な島に多くの人が訪れるのか。エクスポート・ジャパンの高野謙二社長は「佐渡は日本の多様性を実感できる場所」「観光客が旅行に求めるのは非日常感」と語る〔3〕。また、中西紹一は「時間をデザインすることで、日常的時間や活動の価値を高める〔4〕」と述べている。本稿では、ECの活動と非日常の共有による交流人口に注目。さらに、同様事例の「大地の芸術祭」と比較し、ECの時間のデザインの可能性を考察する。

1. 基本データ
日本の縮図と呼ばれる佐渡〔5〕は、金山の影響や北前船の往来により様々な人や文化が交流し、独特の文化や伝統芸能がある。この佐渡を拠点に国際的活動を続ける「太鼓芸能集団 鼓童〔6〕」(以下、鼓童)は、1988年から佐渡市〔7〕と共に、国際交流や地域振興を目的としたEC国際芸術祭を開催。鼓童は、国内外で出会ったアーティストや文化人を佐渡に招き、“たたく”という共通表現で、佐渡の自然の中で音楽や人間交流を通じ、ワン・アース〔8〕の絆を深めている。毎年8月のお盆明け3日間、小木EC野外コンサートを中心に、ワークショップ・フリンジや(太鼓・芸能・佐渡)体験などがある。主催は、鼓童と佐渡市から成るEC実行委員会である。

2. 歴史的背景
ECは鼓童村〔9〕開村時、故・河内敏夫〔10〕の「文化や国籍の違いを超え、様々な人々が交流し合い、芸能を通じて自然と調和し、地球に生きる喜びを讃え合う〔11〕」思いをカタチに開催。2018年から「響く島。SADO〔資3〕」国際文化芸能配信拠点形成事業として佐渡全島へ広がった。ライブ会場も城山公園から小木みなと公園へ移動〔資5⑨〕。収容能力は減るが、イベントの多様化により来訪者の分散や関連イベント期間が拡大。よって、ECメインの来場者は延べ32,415人、「響く島。SADO」プロジェクト全体では65,722人と成果をあげた〔12〕。

3-1.評価
ECの非日常体験を、エドマンド・リーチの「通過儀礼論」イベントの時間のデザイン〔13〕と重ね「EC時間のデザイン〔資4〕」を評価。
【日常→分離】
佐渡が「島」であることは、日常から非日常に移行し易く、誰もが「たいこのこども〔14〕」になれる“神秘的な時間”の共有は、ECの価値を高めている。
【非日常→移行→無礼講】
世界的に有名な鼓童と一流アーティストのコラボレーションは、EC独自のスタイル。島に響く太鼓の音、自然と音楽の共有共感体験は、まさに来訪者が望む非日常である〔資5①~⑧〕。ゆえに、1993年雨の最終日最多の約2,500人〔資5⑪〕や、1997年10周年記念の3日間約7,500人の記録がある〔資2〕。1997年長野オリンピック前の夏、筆者もその場に居て皆と踊っていた。その夜ステージも客席も境の無い一体感があった。これは、アーティストを迎える為にメンバーが現地に出向き、文化を知り交流を深める、おもてなしの心がECを支えていると積極的に評価する。
【総合→日常】
翌日港では、出航に合わせて鼓童による「送り太鼓〔15〕」がある。メンバーが見送る瞬間、来訪者にとって佐渡は「第2の故郷」となる。この感動から再びECを訪れる者も多い。
このような心が結ぶ交流人口は、人口減少や過疎化が進む佐渡において、経済効果〔16〕だけでなく、佐渡のPRに繋がっている。鼓童は、若者離れが問題視されている佐渡で、全国に先駆けてEC国際芸術祭を開催し、国内外に配信し続ける点を高く評価する。

3-2.問題点
A)急速に人口減少進む佐渡〔資6〕は、人を招くイベントに対して宿泊能力に問題がある。佐渡市は緊急対策として2019年EC期間中、島民に民泊提供の募集〔17〕をしたが浸透していない。
B)イベントが広がることにより、多方面においてサポートが必要。
C)島民による、ECイベントへの参加が少ない。

4.同様事例として
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ〔18〕」(以下、大地の芸術祭)と比較。
大地の芸術祭は、2000年から自然とアートが織り成す世界最大級の国際芸術祭であり、田畑、民家、廃校などの里山をベースに越後妻有で3年ごとに開催。世界のアーティストの作品を自然の中に点在させ、来訪者は作品を目印に里山を巡る旅を、それぞれに楽しむことができる。北川は「大地の芸術祭をめぐる旅は、私たちの生活、時間を辿る旅でもある〔19〕」また「地域・世代・ジャンルを越えた協働が動き始める〔20〕」と述べている。アートで人々を招く取り組みは、観光だけでなく住民の想いも変えた。さらに、北川は「ジャンルの異なった人々の出会いは(中略)化学変化を起こす〔21〕」と語る。活性化の成功の鍵は、アートから生まれる非日常空間を協働隊(地域住民+アーティスト+こへび隊〔22〕)が創り出し、このリアルコミュニティが交流人口増加に繋がっている点である。こへび隊は国内外から世代を超えて、芸術祭の全ての活動を地元サポーターと果たしている。隊員は自ら責任と自覚を持ち活動し、その数約3000人〔23〕と増えている。

5.今後の展望
ECは、”たたく”という共通表現で、誰もが”たいこのこども”になれる時間(非日常)を楽しみ、有名な鼓童と一流アーティストのステージを、佐渡の自然の中で共有する特筆すべき祝祭である。ECをより広げるには、大地の芸術祭の交流人口と住民とのコミュニティ活動に注目し、更なる効果を考察する。
A)宿泊者の受け入れは生活空間再利用として、既存の学校・体育館・廃校・空き家を室内テント泊する場所として活用。昼間は、既にECで行われている佐渡体験ワークショップを開催〔資7〕。夕方~夜は、地域住民を交えて”昔ながらの盆踊り”体験を行う。
C)これにより、島民によるリアルコミニケーションも生まれやすい。
「平成27年佐渡市-まち・ひと・しごと創生-市民アンケート調査」によると、「観光客に対するおもてなしの向上」が高いとある〔資8〕。参加し易い場があれば、リアルコミニケーションへ期待できる。
B)既に、島民(学生を含む)ボランティアは存在するが、交流人口を伸ばすには、島外のサポーター組織は重要。自然と芸能文化の多い佐渡は、学生にとって研究題材に溢れている。全国の大学生を対象に、文化交流とECサポーター登録を呼び掛ける。また、「(仮)ひびき隊カード〔資8図1〕」で見える形になれば愛着を感じ、島民も「ありがとう」と感謝を伝えやすく交流が深まると期待できる。さらに、島民同様な佐渡汽船割引や宿泊施設割引・廃校や空き家を再利用し専用施設にする必要がある。急速な人口減少を止めることは難しいが、見える形で交流人口を増やしていくことは、地域活性化の近道になると考える。

6.まとめ
鼓童は「くらす・まなぶ・つくる」を根底に、太鼓を通じ絆を深める活動を続けている。佐渡の文化や芸能が、佐渡の自然や生活の中に存在するように、鼓童の太鼓も佐渡で育くまれ、本物の芸能として人の心に届き、人と人を結んでいる。“たいこのこども”になれる非日常は、佐渡に根を張り民俗学や芸能を学んだ鼓童が存在するから、本気で楽しめる魅力がある。古来から太鼓は伝える力、人を結ぶ力がある。鼓童代表の船橋裕一郎は、「効率が大事なことではない、佐渡を拠点に構えるからこそ生まれる表現がある(中略)土台があるからできる”型破り”が今ならできる。〔24〕」と語る。ECは佐渡だから生まれる芸能力を、間近で見られる祭りである。
現在約5万人の佐渡の人口は、近いうちに3万人となるだろう。地域活性化の鍵は、住民と交流人口のコミュニティの継続で、ECはその関係を結ぶ、優れた時間のデザインと結論づける。2020年はコロナ禍にあり、多くのイベントが中止となったが、鼓童はオンライン配信〔25〕で、世界にECの時間を届けた。今島民にできることは、佐渡の暮らしを見つめ楽しみ、イベント再開時は積極的に参加し交流を深めることである。
ECは、佐渡がひとつになれる時間のデザインである。

  • 1_%e5%8e%9f%e6%9c%ac%e8%b3%87%e6%96%991_page-0001 〔資料1〕
    アース・セレブレーションの写真
    上 :2018年小木みなと公園ステージ(ECギャラリー)
    左中:1997年城山10周年記念コンサートステージ(ECギャラリー)
    左下:小木みなとコンサートステージから客席(EC.Facebook)
    ※写真提供:EC実行委員会
    右下:機関誌『鼓童』1981年創刊号~2020年380号(2020年12月22日.筆者撮影)
    ………………………………………………………………
    ☆EC受賞歴
    1994年:新潟県「地域活性化大賞」特別賞受賞/EC実行委員会。
    1994年:「国際交流基金地域交流奨励賞」受賞/EC実行委員会。
    2008年:財団法人地域活性化センター「第12回ふるさとイベント大賞」大賞(総務大臣表彰)受賞/EC実行委員会。
    2009年:米国ティファニー財団創設「ティファニー財団賞・伝統文化大賞」受賞/EC実行委員会。
    2017年:総務省「ふるさとづくり大賞 団体表彰(総務大臣賞)」受賞/鼓童文化財団。
    2017年:文化庁「地域文化功労者表彰(芸術文化分野)」受賞/鼓童文化財団。
  • 2_%e5%8d%92%e7%a0%94%e8%b3%872-%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%95_page-0001 〔資料2〕
    EC1988-2019年有料入場者状況グラフ(1988-2015年城山公園/2016年鼓童村/2017年~みなと公園)
    2019年男女比率、外国人比率、*島外比率、*島外客方面別円グラフ。
    (2019EC報告書より添付、2020年11月 資料/ 佐渡市観光振興課)
  • 3_%e5%8d%92%e7%a0%94%e8%b3%873-sado_page-0001 〔資料3〕
    「響く島。SADO」佐渡を4つのエリア(両津・国仲・相川・EC南佐渡)に広がる様子。
    右上『響く島。SADO』ロゴマークは、戸田宏一郎氏〔14参照〕デザイン。
    写真:2007.2015.2017.2018.2019年(ECギャラリー)
    ※写真提供:EC実行委員会
    「響く島。SADO」イメージ図(2020年12月筆者作成)
  • 4_%e5%8d%92%e7%a0%94%e8%b3%874-%e6%99%82%e9%96%93_page-0001 〔資料4〕
    「EC時間のデザイン図」(2020年12月筆者作成)
    日常(分離)→非日常(移行)神聖な時間→無礼講・乱痴気騒ぎ(総合)→日常
    写真:入場(機関誌『鼓童』2007年9月)
    ”たたく”ワークショップ体験2015年(ECギャラリー)/ECコンサート1997年(ECギャラリー)/見送り太鼓2016.2015年(ECギャラリー)/ECコンサート観客(EC.Facebook)
    ※写真提供:EC実行委員会
  • 5_%e5%8d%92%e7%a0%94%e8%b3%875-%e9%9b%a8%e3%81%ae%e8%a8%98%e9%8c%b2_page-0001 〔資料5〕
    【文化や国籍を超えた交流】
    ①盆踊り(2019年.ECギャラリー)
    ②太鼓ワークショップ(2015年.ECギャラリー)
    ③EC第1回城山公園の大地で(1988年.ECギャラリー)
    ④ブルキナファソ「アフリカンリズム」(2003年.ECギャラリー)
    ………………………………
    ⑤茶道体験ワークショップ(2019 年. ECギャラリー)
    ※裏千家茶道・桃井氏
    「小木の町に鼓童さんが、ECをはじめた頃は何が始まったのか全く分からず、皆さん怖いと言うか、戸惑いました。とにかく、外国の方が多くてびっくりしました。今ではこの時期になると、小木町に太鼓の音が響くのが楽しみです。」筆者インタビュー(2020年11月7日/商店街にて)
    ………………………………
    ⑥佐渡おけさ体験ワークショップ(2019年.ECギャラリー)
    ⑦城山公園ステージ最後の年( 2015年. ECギャラリー)
    ⑧城山公園EC10周年ステージ観客動員数最多記録(1997年.ECギャラリー)

    【城山公園→小木みなと公園へ】
    ⑨城山公園/標高38mの高台にある海に突き出した形(google地図に筆者加工)
    1987年初代代表・河内氏の追悼コンサート「鼓童スペシャル」の翌年(第1回)から2015年(28回)まで、美しい緑に囲まれた広い会場として愛された。
    *城山公園ステージ・みなと公園ステージの様子(ECギャラリー)
    *城山公園・小木みなと公園の写真(2020年11月10日筆者撮影)

    【EC城山公園は雨の記録に溢れている】
    ⑩カッパに包まれる馴染みの光景(2015年. ECギャラリー)
    ⑪「雨もファンタスティック」「城山公園=チョコレート工場」数々の言葉の中、雨の泥んこを楽しむ来訪者。1993年過去最多の2500人以上の城山公園。(機関誌『鼓童』9-10月号)
    ※写真提供:EC実行委員会
  • 6_%e5%8e%9f%e6%9c%ac%e5%8d%92%e7%a0%94%e8%b3%876-%e7%b7%8f%e4%ba%ba%e5%8f%a3_page-0001 〔資料6〕
    [図①]EC開催始めの昭和63年頃は約8万人、小木町は4千人。宿泊施設不足問題を抱える現在は総人口約5万人、(旧)小木町は3千人を切った。
    [図②]昭和60年代は65歳以上が1/5であったが、現在は1/3以上となり、人口減少の加速が見られる。
    ※佐渡市HP「総計資料:人口推移(国勢調査)」より添付。
    [図③]最新の佐渡市の人口(2020年12月末現在)
    ※佐渡市HP(佐渡市概要・佐渡総人口)より添付。
  • 7_%e5%8d%92%e7%a0%94%e8%b3%877-%e6%8f%90%e6%a1%88_page-0001 〔資7〕提案図:ABCの改善(案)
    生活空間再利用=室内テント(案)
    *鼓童+来訪者+地域+ひびき隊(資8カード⑦参照)のコミュニティの繋がりが、交流人口増加の鍵と考える。
    ①②③佐渡郷土料理体験、佐渡ふるさと学習(2016.2017 年.ECギャラリー)
    ④佐渡おけさ体験(2015年.ECギャラリー) ⑤盆踊り⑥太鼓体験(2016年.ECギャラリー)
    ※写真提供:EC実行委員会
  • 8_%e5%8d%92%e7%a0%94%e8%b3%878-%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89_page-0001 〔資料8〕
    【ひびき隊メンバーカード(仮)】(2020年12月.筆者作成)
    「ひびき隊カード」により、連帯感や愛着が期待でき、島民もカード提示の際「いつもありがとう」と感謝する場面が増え、心が繋がり易い環境が生まれる。
    ※EC「響く島。SADO」ロゴマーク/戸田宏一郎氏デザイン。
    [佐渡市平成27年「人口ビジョン」まち・ひと・しごと創世市民アンケート]の結果、リアルコミニケーションが生まれやすい結果が見られる。

参考文献

【註釈一覧】
〔1〕佐渡市HP概要/総人口2020.12月末(2021年1月15日最終閲覧)
〔2〕オリパラpost2020~次世代の挑戦者たち「訪日外国人は離島がお好き、佐渡と小笠原の共通点は?」2018.5.23/日経電子版(2021年1月15日最終閲覧)
〔資1〕別紙 資料1)参照のこと。
〔資2〕別紙 資料2)参照のこと。
〔3〕オリパラpost2020~次世代の挑戦者たち「訪日外国人は離島がお好き、佐渡と小笠原の共通点は?」2018.5.23/日経電子版(2021年1月15日最終閲覧)
※エクスポート・ジャパン高野謙二社長インタビューより。
〔4〕中西紹一・早川克美編『時間のデザイン-経験に埋め込まれた構造を読み解く』(藝術学舎、2014年、p.20)
〔5〕さど芸能DEEP ARCHIVE さど芸能の歴史「佐渡の芸能は日本の縮図」解説/山本修巳(2021年1月15日最終閲覧)
〔6〕太鼓芸能集団 鼓童HP/鼓童について(2021年1月15日最終閲覧)
※鼓童とは
1971年に鬼太鼓座が誕生、1981年に鼓童が独立。『太鼓を中心とした伝統音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団』として佐渡を拠点に52ヶ国と地域で6500回を超える公演を行ってきた。また、小中学生と「交流学校公演」を通して、未来の可能性を広げている。歌舞伎俳優・坂東玉三郎との共演や、初音ミクをはじめとした様々なアーテイストと共演。2021年に創立40周年を迎えた。
〔7〕佐渡市HP/市町村の変遷(2021年1月15日最終閲覧)
※2004年3月1日佐渡市誕生/旧佐渡市町村(両津市、相川町、金井町、佐和田町、新穂村、畑野町、小木町、羽茂町、真野町、赤泊村)
〔8〕鼓童HP/ご挨拶(2021年1月15日最終閲覧)
※ワン・アース=「ひとつの地球」
『私たちは、太鼓とともに世界をめぐり、多様な文化や生き方が響き合う「ひとつの地球」を目指します(初代代表から続く鼓童の精神)』鼓童代表、船橋裕一郎氏(2020年5月)。
〔9〕鼓童文化財団著『いのち もやして たたけよ。-鼓童30年の軌跡』(出版文化社、p.23-24)
※鼓童村とは
「佐渡島の南西部、小木半島の中央部にあり、約4万坪の敷地に本部棟、稽古場棟、住居棟、ゲストハウス、工房、スタジオなどの施設がある。鼓童村は、鼓童の活動の根底『くらす・まなぶ・つくる』の拠点地である。」
〔10〕EC.HP/ECについて(2021年1月15日最終閲覧)
※河内敏夫(かわうちとしお)鼓童初代代表。
EC計画に情熱を注ぎ、1987年1月1日に旅先で不慮の死を遂げる。
〔11〕ティファニー財団・第2回伝統文化賞受賞「EC実行委員会」実行委員長「人類に共通する思いを新たに」より引用。
〔資3〕別紙 資料3)参照のこと。
※「響く島。SADO」とは(2021年1月20日最終閲覧)
〔12〕「EC2018実績報告」佐渡市観光振興課より。
◎EC2018観客及び参加総人数 延べ32,415人。
☆「響く島。SADO」プロジェクト事業 参加総人数 延べ33,307人。
◎☆=EC「響く島。SADO 」 2018 参加総人数 延べ65,722人。
〔13〕中西紹一・早川克美編『時間のデザイン-経験に埋め込まれた構造を読み解く』(藝術学舎、2014年、p.24)
※エドマンド・リーチ(1910-1989)通過儀礼論の「時間のデザイン」
日常(分離)→非日常(移行)神聖な時間→無礼講・乱癡気騒ぎ(総合)→日常
〔資4〕別紙 資料4)を参照のこと。
〔14〕「たいこのこども」資料3)右上ロゴマーク参照のこと。
機関誌『鼓童』「新たなEC~変革の意味とこれから」(発行鼓童、2018年11月秋号、p.2-4)
※「たいこのこども」とは
デザインコンサルティング株式会社CC代表・戸田宏一郎氏(佐渡出身)が、EC2016(たいこの前では、みんなこども)「たいこのこども」のロゴマークを誕生。2018年「響く島。SADO」を打ち出す。戸田氏は、「佐渡のみんながそれぞれに響くぞ、響かせるぞ、って思って欲しい。僕は種をまくけど、みんなが自分ごとにして、関わっていくことで、誰かの心に響いていけば、こんなに嬉しいことはない。」と語る。
〔資5〕別紙 資料5)参照のこと。
〔15〕EC.HP/太鼓に心から感謝します(生放送)/(2020年1月15日最終閲覧)
※送り太鼓とは
「来てくれてありがとう」の気持ちを込めて、鼓童メンバーが来訪者を太鼓で見送る。コロナ禍でイベント中止の2020年は、オンライン配信の最後に鼓童村からライブで届けられた。
〔16〕「アース・セレブレーション2019」による経済効果(新潟大学・経済学部/佐渡自然共生化学センター)アンケート調査報告より。
*EC参加の島外者による経済波及効果の推計結果は7,904万円と推計。
〔資6〕別紙 資料6)参照のこと。
佐渡市HP「総計資料:人口推移(国勢調査)」より「地域別総人口の推移」「総人口と年齢別人口増加の推移」(2021年1月15日最終閲覧)
〔17〕佐渡市HP/ご自宅を「イベント民泊」宿泊施設として提供してくれる方募集(2021年1月15日最終閲覧)
〔18〕大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ公式サイト/概要(2021年1月15日最終閲覧)
〔19〕北川フラム『美術は地域をひらく-大地の芸術祭10の思想』2014年、現代企画室、p.22より引用。
〔20〕同本 p.127より引用。
〔21〕北川フラム『ひらく美術-地域と人間のつながりを取り戻す』(筑摩書房、2015年、p.120)
〔22〕※こへび隊とは、2000年「大地の芸術祭」に、作品管理、制作、案内、除雪、農作業、草刈りなどあらゆる活動をするサポートするチーム。
〔23〕「美術は大地から」特集こへび隊が行く第1回より/そもそも「こへび隊」とは(2021年1月15日最終閲覧)
〔資7〕別紙 資料7)参照のこと。
〔資8〕別紙 資料8)参照のこと。
[佐渡市平成27年「人口ビジョン」まち・ひと・しごと創世市民アンケート](2021年1月15日最終閲覧)
〔24〕鼓童代表の船橋裕一郎氏の言葉、
「効率が大事なことではない、佐渡を拠点に構えるからこそ生まれる表現がある。鬼太鼓座から50年続けてきたもの、一代から繋げてきた想い。太鼓のスタイル、型ができたことを大切にしたい。土台があるからできる”型破り”が今ならできる。」筆者インタビュー/鼓童村にて(2020年11月17日)
〔25〕EC.HP/EC2020オンライン配信(2021年1月15日最終閲覧)
※鼓童メンバーが演出、出演、撮影、編集し「鼓童の日」「佐渡の日」「アースの日」と1日7時間×3日間Youtubeでオンライン配信された。
【参考文献】
・機関誌『鼓童』(発行鼓童、1981年創刊号~2020年380号)
・機関誌『鼓童』「新たなEC~変革の意味とこれから」(発行鼓童2018年11月秋号)
・中西紹一・早川克美編『時間のデザイン-経験に埋め込まれた構造を読み解く』(藝術学舎、2014年)
・鼓童文化財団著『いのち もやして たたけよ。-鼓童30年の軌跡』(出版文化社、2011年)
・北川フラム『美術は地域をひらく-大地の芸術祭10の思想』(現代企画室、2014年)
・北川フラム『ひらく美術-地域と人間のつながりを取り戻す』(筑摩書房、2015年)

・佐渡市ホームページ(※2021年3月1日更新あり)
*概要/総人口2020.12(2021年1月15日最終閲覧)
https://www.city.sado.niigata.jp/
*市町村の変遷(2021年3月1日最終閲覧)
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/93074.pdf
*総計資料:人口推移(国勢調査)より「地域別総人口の推移」「総人口と年齢別人口増加の推移」(2021年3月1日最終閲覧)
https://www.city.sado.niigata.jp/soshiki/2015/2442.html#1
*ご自宅を「イベント民泊」宿泊施設として提供してくれる方募集(2020年1月15日最終閲覧)
https://www.city.sado.niigata.jp/info/data/2019/0705.shtml
・佐渡市平成27年「人口ビジョン」まち・ひと・しごと創世市民アンケート(2021年3月1日最終閲覧)
https://www.city.sado.niigata.jp/life/4/35/170/
・オリパラpost2020~次世代の挑戦者たち「訪日外国人は離島がお好き、佐渡と小笠原の共通点は?」2018/5/23、日経電子版(2021年1月15日最終閲覧)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO30213800Y8A500C1000000/
・EC公式ホームページ(2021年1月15日最終閲覧)
https://earthcelebration.jp/
*ECの記録(各年度の資料写真)ECギャラリー(2021年1月15日最終閲覧)
https://archive.earthcelebration.jp/en/
*太鼓に心から感謝します(生放送)(2021年1月15日最終閲覧)
https://earthcelebration.jp/event/ec-youtube/1583/
・EC公式Facebook (資料写真)(2021年1月15日最終閲覧)
https://m.facebook.com/EarthCelebrationJP
・さど芸能DEEP ARCHIVE さど芸能の歴史(2021年1月15日最終閲覧)
https://sado-geinou.com/history/index.html
・太鼓芸能集団 鼓童公式ホームページ
*鼓童について(2021年1月15日最終閲覧)
https://www.kodo.or.jp/about
*ご挨拶(鼓童代表・船橋裕一郎氏)(2021年1月15日最終閲覧)
https://www.kodo.or.jp/about/greetings
・「響く島。SADO」(2021年1月15日最終閲覧)
https://hibikushima.visitsado.com/
・大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ公式サイト/概要(2021年1月15日最終閲覧)
https://www.echigo-tsumari.jp/about/
・「美術は大地から」特集こへび隊が行く第1回/そもそも「こへび隊」とは(2021年1月15日最終閲覧)
https://www.echigo-tsumari.jp/media/200727-kohebi/

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