東北
米沢織について ~小さくともキラリと光る産地を目指して~
はじめに 米沢織は、山形県南部の置賜地方に位置する米沢市を中心に継承されてきた伝統工芸品である。[資料1] 江戸時代に上杉家の政策のもとで麻織物から絹織物へと...
「見えない建築」が描く地域の未来 ― 安藤忠雄「四季のアーケード」(青森市)のランドマークとしての潜在性と展望 ―
はじめに 青森市の国際芸術センター青森(以下、ACAC)には、世界的建築家・安藤忠雄が設計した「四季のアーケード」がある。ACACへと誘導する回廊であり、市民の芸術...
川俣町の交流会「ペーニャ」を通して、災害後のコミュニティデザインを考える
はじめに 本稿では、災害後という文脈を持ったコミュニティ設計(1)のモデルケースとして、福島県川俣町の交流会「ペーニャ」を取り上げ、文化資産として評価する。さら...
笹巻きの製造技術と文化を次世代へ 〜これからの継承のあり方とは〜
はじめに 山形県の庄内地方にある鶴岡市(註1)は、多様な自然環境に恵まれ、1400年以上の歴史を持つ出羽三山の精進料理、多くの在来作物、祭りや行事に息づく行事食な...
子供たちに音楽のミルクを!24万都市に根付いたクラシック文化 ―山形から世界へ届ける 食と温泉の国のオーケストラ 山形交響楽団―
はじめに 高度成長期の1970年代でも大都市に比べ地方は交通網も情報も文化も大きく遅れていた。そんな時代に東北で初めてプロオーケストラが山形に誕生した意味は大き...
対話が醸すひとしずく――自園自醸ワイン紫波の挑戦――
岩手県のほぼ中央部に位置する紫波町(1)に、ワイナリー「自園自醸ワイン紫波(2)」がある。 「自園自醸」とは、町内のぶどうだけを町内で醸造する生産プロセスを示す...
美しい森に佇む「宮城県図書館」-自然風景もデザインの一つとした建築様式について考察する-
1.はじめに 宮城県仙台市泉区にある宮城県図書館は、書物などの史料を後世まで残す役割を担い、原広司氏の設計で1998年に開館した。原氏は「自然の中の図書館」(註1)をコ...
市民集団まちぐみー「風の人」と「土の人」が紡ぐ地方創生の未来
はじめに 「風の人」は「遠くから理想を含んでやってくるもの」「土の人」は「そこにあって生命を生み出し育むもの」。農学者玉井袈裟男は「それが和して文化を生む」と...
AOMORI BLUE ~ 視点の転換による革新の青森の藍
【はじめに】 近世以来の伝統の藍に科学の革新を取り入れて、一度は途絶えた藍を復興させ、産業化を目指す青森市における活動を、地域の新たな文化資源として採り上げ、...
特殊撮影(特撮)文化を遺すための須賀川市の取り組み
はじめに 2024年1月20日、日本の探査機SLIM(スリム)が、月面着陸に成功(世界5カ国目)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)がこの日に発表した(1)。月へ行くこと(調査研究...