海外

大村 理得

価値観を継承し再構築して活かす空間づくり―Oodiからみる現代の公共空間のあり方―

フィンランドが生んだ20世紀を代表するデザイナー、アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)には「建築を人間的にする」という理念があった。[1]視覚的な美しさだけではなく...

平林 愛

「マニラ湾 〜自然、開発と保護、人々の関心から成り立つ景観〜」

はじめに 開発による自然、景観破壊の問題は世界各国で聞かれる問題である。本調査報告書では、マニラ湾一体の景観を例に取り、保護、保存だけにとどまらない景観のあり...

扇 ゆかり

歩くことで生成し続ける文化資産「カミーノ・デ・サンティアゴ」 ―巡礼路における歩行体験のデザイン的考察―

1.基本データと歴史的背景 カミーノ・デ・サンティアゴ(以下、カミーノ)は、スペイン北西部ガリシア州に位置するサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目的地とす...

小金澤 法子

ペルー・リマのバランコ区における壁画とコミュニティ――対話の場としての壁画――

ペルー・リマのバランコ(Barranco)は、カラフルな壁画(mural)が街並みを彩り、アートの街として国内外から注目を集める。(註1) 壁画は観光振興やコミュニティの活性化な...

蔡 欣芸

観光から暮らしの文化を伝える建築へ——新芳春茶行にみる大稻埕の歴史建築再生の評価

はじめに 本稿では、台湾・台北市大稻埕[註1]に位置する歴史的建築「新芳春茶行」[資料1]を取り上げ、建築保存のあり方を、暮らしの文化の再現性と公共施設としての...

川和田 直之

多民族国家マレーシアにおける日本食レストランの普及に向けた取り組みと課題

1.マレーシアにおける日本食普及の背景と課題 マレーシアでは、1980年代に導入された「ルック・イースト政策」を通じて、日本や韓国の成功モデルを参考にした政府主導の...

土屋 健二

ヴェズレー、サント・マリー・マドレーヌ聖堂の柱頭彫刻が語るもの

1.はじめに フランス中部ブルゴーニュ地方のヴェズレーは、周辺を緑に囲まれた小高い丘の上の聖堂(サント・マリー・マドレーヌ聖堂、以下「ヴェズレーの聖堂」と呼ぶ...

江口 空

制度設計が支える持続可能な芸術祭: バンクーバー・ミューラル・フェスティバルの実践から

はじめに 現代の都市において、アートは美術館を飛び出し、地域活性化を担う役割を持つ。しかし、日本の芸術祭の多くが単発的な「イベント主義」に陥り、持続可能性の課...

池見 陽子

弱みを強みに変えたアートによる街おこしーカナダ・トロントのStreetARTorontoに見る、これからの時代のアートのあり方

はじめに カナダの最大都市トロントでは、行政主導によるStreetARToronto(以下StART)という取り組みがある(1)。違法なグラフィティ(落書き)による破壊行為や治安...

永田 麻美子

ホイアンの街並み~美しい街並みとその未来へ~

1.はじめに ホイアンはベトナムダナンの南東約30㎞、かつては貿易港として栄え、陸地と水路が交差する形で発展した沿岸都市である。古代の商業都市としての名残を色濃く...