近畿
守口大根―伝統の復活と継承
はじめに 守口市の名産品に「守口大根」という伝統野菜が存在する。しかし私は守口市に30年以上住んでいるが、そんなものは見たことがない。守口大根の存在を知ったのも...
北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ(KCV)構想にみるアートによる創造的まちづくり ―企業メセナによる創造経済とソーシャルグッドの実現―
はじめに 近年、まちづくりの手段として、アートを活用する所謂「アートプロジェクト」は全国的にみられるようになった。しかし行政が大きく関わる大規模な芸術祭*1を除...
古都京都の玄関口「京都駅ビル」がもつ高いデザイン性
はじめに 京都駅ビルとは、国際文化観光都市京都の玄関口として、駅・ホテル・商業施設・文化施設・駐車場・広場を備えたターミナルビルである(1)。京都の伝統的な文化...
聴竹居に見る木造モダニズム
はじめに 京都府乙訓郡大山崎町にある聴竹居は、2017年に建築家が建てた昭和の住宅として、はじめて国の重要文化財に指定された。「聴竹居(旧藤井厚二自邸)は,工学的...
日本最古のゴルフ場、神戸ゴルフ倶楽部のヴォーリズ建築に関する考察 ~バランス窓の設計着想はいかにして生まれたか
はじめに 1903年開場の神戸ゴルフ倶楽部。日本最古のゴルフ場であり、六甲山山頂に位置している。そのクラブハウスは、1931年にアメリカの建築家W・M・ヴォ―リズ(1880~1...
「以楽公園」―美しさと価値を認知されるためにできること―
はじめに 重森三玲(1896-1976)によって命名、作庭された以楽公園は、完成時には「以楽苑」と呼ばれ公園ではなく日本庭園であった(1)。香里団地の一角に存在し、柵で...
樹齢1000年超の「薫蓋樟」が伝える、大阪・門真の歴史文化と自然信仰
1.はじめに 住宅地で、圧倒的存在感を放つ、樹齢1000年超えの国指定天然記念物の楠「薫蓋樟(くんがいしょう)」[1]。古代よりこの巨樹は周囲の変化をどのように見てき...
団地再生から生まれた地域の縁側 ー香里団地「デゴイチプロジェクト」ー
はじめに 1950年代後半、日本は高度経済成長期に入り、急速に都市化や産業化が進展していた。その結果、都市部では住宅不足が深刻化し、その解消策として大規模な集合住...
京都芸術大学で学びを進める仕組みとその可能性 学びを支えるデザインの考察
筆者は京都芸術大学の学びを支えるシステムに対し、入学当初から「使いにくさ」を感じていた。この感覚は、特に「大学の初学者」にとって顕著であり、学内SNSを通じて他の...
大阪切子 〜手磨きできらめくガラスの宝石〜
はじめに 切子と言えば、伝統的工芸品の江戸切子(1)と薩摩切子(2)が広く知られている。大阪にも工房を持ち、切子の制作をする職人がいることはあまり知られていな...