近畿

山内 奈緒美

庶民の街十三をアートで活性化する取り組み

はじめに 大阪梅田から阪急電車で数分。しょんべん横丁やみたらし団子といった安くて旨い食と歓楽街で知られる街・十三で、一枚のアートフェスのポスターを見つけた。こ...

塘 良春

大阪日本民芸館から考える民藝とデザインを継なぐもの。

はじめに 現在居住している地域にある重要な文化施設として注目したのは、1970年度に吹田市の千里丘陵で行われた万国博覧会に出店した日本民藝館(大阪日本民芸館)に...

松浪 裕子

神社の祭礼行事に差される剣鉾についてー京都に特有の祭具

はじめに 剣鉾は神社の祭礼行事において神輿渡御とともに巡幸する祭鉾だ。神輿を先導した剣鉾が差されることにより、祭りの賑わいから神事の厳粛さへと場が変化する*1。...

野一色 里恵

吹田だんじり祭から探る現代の地域コミュニティ形成:伝統行事の継承と市民主導運営の構造

はじめに 大阪市の北側に隣接する吹田市では2022年から「吹田だんじり祭」というだんじりを中心とした祭りが開催されている(1)。この祭りはだんじりを持つ各町会や、地域...

堀井 千秋

滋賀県近江八幡市宮内町『日牟禮八幡宮』における伝統行事 〜左義長まつりの伝統と継承〜

はじめに 『日牟禮八幡宮』は、滋賀県近江八幡市宮内町の山すそに鎮座する神社である。近江の守護神として人びとの多大なる信仰を集めており、また、年間を通しさまざまな...

森 誉光

住宅密集地のアール・ブリュット ~アーティストとお母ちゃん~

1.はじめに 大阪市阿倍野区共立通は、古くからの住宅密集地である。その細い路地を進むと、カラフルな「Art」の看板がある教室や開放的なカフェがあり、掲示板には芸術関...

浅岡 智美

石川丈山:デザイン嗜好とデザイン思考 ~詩仙堂の四畳半~

【第1章 基本データと歴史的背景】 江戸初期の文人石川丈山(1583~1672)は、徳川家康(1543~1616)の近習として仕え、武士道と禅の対なる精神を持つ人物である。漢詩...

北井 洋将

「平松のウツクシマツ自生地」-劣性遺伝の天然記念物が描いた風景-

1.基本データ 「平松のウツクシマツ自生地」(滋賀県湖南市平松541番地)は、滋賀県湖南市の美松山(びしょうさん)の南東斜面にあり、唯一自生するウツクシマツ(アカ...

木下 小百合

さびれと美しさの交差点──桑名市街地に見る自治と景観の関係性

はじめに 都市の「美しさ」は、活気や開発と必ずしも一致しない。むしろ、人口減少やにぎわいの喪失の中で、丁寧に暮らす人々の美意識が景観として現れることがある。三...

新井 有紀

地域社会の顔としての再出発ー浜寺公園駅旧駅舎の試験活用ー

はじめに 大阪府堺市にある浜寺公園駅は、筆者がかつて浜寺地域に住んでいた頃に利用した駅である。辰野金吾が設計を手掛けた最初の木造駅舎にして歴史ある建造物は、...