北海道

橋場 麻智子

映画音楽の巨匠「佐藤勝」が愛した国産ピアノ「Castle」の可能性 -再び響く希望の音色のために-

はじめに 留萌市「海のふるさと館」には、黒澤明監督の作品、「鞍馬天狗」「ゴジラの逆襲」などの映画音楽、「若者たち」の作曲で知られる同市出身の佐藤勝(1928-1999)の...

北川 紗希

図書館の新しい価値創生をリードする札幌市図書・情報館

1基本データ 札幌市図書・情報館(以下図書・情報館)は札幌中心部の複合施設に所在する貸出サービスがない課題解決型図書館である。「はたらくをらくにする」をコンセプ...

竹内 百合

「丘のまち」に生まれた土産品 とうきび人形が伝えること ―観光とまちづくりの視点から―

はじめに 北海道美瑛町では、2019年の観光入込客数が240万人を超えた。観光客が増え始めた1980年代後半、地元には土産品が少なく、酪農業を営む嵯城幸子[1]は「美瑛らし...

西村 聡美

ウポポイ(民族共生空間)アイヌ文化・思想の未来の発展に向けて

はじめに 北海道の先住民族、アイヌ民族に対して全国的に知られていない事が多いのが現状だ。 文字を持たない民族。和人との交易もされていたが、明治政府により明らか...

上仙 文江

市民が中心となって立ち上げた地域発の文学賞 ー北海道・岩見沢「氷室冴子青春文学賞」ー

はじめに 2018年、北海道・岩見沢で新しい文学賞が誕生した。岩見沢出身の小説家、故・氷室冴子(資1-1)の功績を称え、次世代の新たな才能を発掘し顕彰する「氷室冴子...

吉岡 麻由子

今日に画家の生き様を伝える北海道立三岸好太郎美術館

1.基本データ 北海道立三岸好太郎美術館(以下、三岸美術館)は画家・三岸好太郎(以下、三岸)の作品を収集、展示、保存および調査・研究、普及活動を行うために設立さ...

森田 ひとみ

「児童詩誌『サイロ』の価値について」 −子どもの純真な心を育み蓄えるデザイン−

はじめに 北海道の十勝地方には『サイロ』という子どもの文芸誌がある〔資料1〕。地域の小中学生が投稿した詩を選考し、月刊誌としてまとめたもので2022(令和4)年の1月...

水落 美香

ウポポイ〜アイヌ民族の文化と想いを繋ぐ空間の存在意義を考える

はじめに 2020年7月北海道白老町にアイヌ文化の復興と発展のための拠点として、民族共生象徴空間「ウポポイ」[1] [資料1]が開館した。 日本には、日本文化、アイヌ文化...

池田 信夫

北海道百年記念塔の解体に至る経緯と未来予想図

北海道百年記念塔(以後 ”記念塔“)は、1968年に北海道開道百年[1]の一環として建てられたモニュメント塔である。2018年に落下した金属片が発見され、北海道は...

笹谷 琢史

道南の3縄文遺跡を観光資産として考察する

北海道の縄文文化は古く、帯広市の大正3遺跡からは、14000年前の土器が発見されている。これは中近東やヨーロッパより数千年早く土器製作がおこなわれていたことを...