和歌山

緒方 清悟

「くどやま芸術祭」開催で広がる、まちなか再生の可能性と持続可能な賑わいづくりについて

【はじめに】 2000年に「大地の芸術祭 [1]」が開催されたことで、芸術祭による地域の活性化が注目されている。過疎・高齢化が進む地方で現代アートを見せるイベントは...

寺本 和永

粟嶋神社から知る宮座の形成とその変遷

はじめに 和歌山県海南市下津町は県下にある7つの国宝建造物のうち実に4つ(長保寺・興福寺)が集中している古く歴史がある町で(長保寺は平安時代中期の長保2年(1...

小澤 晴枝

熊野古道の次世代につなぐ観光地のつくり方―「二つの道の巡礼者」の考察から

はじめに 観光庁は、2030年までに訪日外国人を6000万人、地方での外国人延べ宿泊者数を1億3000万人泊にする計画を立てている(1)。こうしたなか、近年「オーバーツーリ...

粂 浩子

和歌山市雑賀崎の旧正月行事が伝えるもの

1.はじめに  和歌山市は、紀伊半島の北西の端、瀬戸内海に注ぐ紀ノ川の河口に開かれた地域で、雑賀崎はその和歌山市の南西の端にある小さな漁師町である。海に突き出...

黒田街子

紀州東照宮 和歌祭の装束

紀州東照宮は、徳川頼宜が和歌山市和歌浦雑賀山に造営、1621年に完成した。境内には、本殿・拝殿・本地堂・護摩堂・開山堂・三重塔があったが、明治5年の神仏分離令によっ...

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