東京
ゆるやかな都市祭礼を持続させるもの〜雑司が谷鬼子母神御会式の考察〜
はじめに 都市の祭礼には、どのような特質があるのか。稲葉陽二は、村の祭礼と都市祭礼との違いとして、「自発的なつながり」「ほどよい閉鎖性」「定時性」の3点をあげ...
都内の交通機関のユニバーサルデザインに関しての報告書
1. 基本データと歴史的背景 都内のバスや電車におけるユニバーサルデザインの取り組みは、多様な利用者が快適に利用できる環境を提供している。特に、低床バスの導入や...
開園150周年を迎えた上野恩賜公園 ~これからの存在意義と継承への発展性~
はじめに 上野恩賜公園(名称:上野公園)は昨年、開園150周年を迎え、長い歴史の中では戦争や自然災害など、様々な出来事を通し我々と共に存在し続けてきた。 上野公園...
進化する江戸切子 さらなる発展
はじめに 東京都江東区・江戸川区・墨田区などで作られているガラス工芸品である「江戸切子」〔資料1〕。切子とはガラスを削る技術のことで、表面は複雑で美しい模様の「...
市区町村立美術館のあり方を板橋区立美術館を通じて考える
1、はじめに 1970年代から90年代にかけて多くの公立美術館が作られた。近年設備更新時期を迎えるが、その必要資金を議会等で確保する際に改めて地域における公立美術館...
装身具変遷を記憶に留める『アクセサリーミュージアム』の存在
はじめに 「装身具」は人が身を飾り装うための道具で、首飾り・腕飾り・耳飾り・髪飾りがある。日本の「装身具」は縄文時代に始まり、魔除け・護身といった呪術的な意味...
下町の遊園地「あらかわ遊園」 地域の人々とのコミュニケーションをつなぐデザインの思考
1.はじめに 東京都荒川区は下町情緒の残る街である。東京に唯一残る路面電車の都電荒川線は区内の中央部を東西に走り、地域の人々の足としての利用はもちろんのこと、...
「同潤会江戸川アパートメント」における建築と住民の融合
はじめに 1923年(大正12年)に発生した関東大震災による住宅被害の復興を目的として「財団法人同潤会」が設立された。その事業の中で、東京と横浜に16ヶ所の都市型ア...
羽田空港、保税アートオークション-日本のアート市場の活性化について-
0、はじめに 2020年コロナ禍により人々の移動が制限され世界的な規模の航空規制が行われた。国内や海外での空港利用者は減少し、航空事業は減収と減益に見舞われる。その...
靖國神社にある大村益次郎銅像の存在意義
はじめに 「なぜ世界的に有名な靖國神社に堂々とたる存在感で大村益次郎銅像があるのか?」その銅像は大鳥居、石製の石鳥居、青銅製の第二鳥居に囲まれた参道中央の広場...