栃木
生物多様性を育む空間「渡良瀬遊水地」
1.基本データと歴史的背景 生物多様性を育む空間として、渡良瀬遊水地を取り上げる。渡良瀬遊水地は、群馬、埼玉、栃木、茨城の4県にまたがる、面積33km2の日本最大の遊...
産業遺産の再活用における空間・用途・素材の重層性から「デザインのこれから」を考える ―「大谷資料館」を事例として―
1. はじめに 近年、炭鉱や採石場などの産業遺産を、観光施設や文化拠点として再活用する事例が国内外で見られる。これらの取り組みは、歴史的遺構を保存することにとどま...
伝統工芸「宮染め」に共創で新たな価値を創出する~「宇都宮美術館 平成27年度・館外プロジェクト(以下「館プロ」という。)(1) 地域産業とデザイン~宮の注染を拓く~」(2)(以下「宮プロ」という。)
はじめに 「宮プロ」の取組をきっかけに、継続して「宮染め」に新たな価値を創出できるのか。濱田琢司は、文化地理学的考察の中で、「民芸」は「産品の価値を変容させる...
花岡芦畔獅子舞―750年以上受け継がれた伝統と未来
はじめに 栃木県佐野市花岡町に伝わる「芦畔獅子舞」(註1)は、750年もの歴史を持つ伝統芸能である。地域住民が一丸となり、世代交代を重ねながら大切な獅子舞を守り続け...
智賀都神社の夏祭「付祭」―祭の魅力と地域自治コミュニティによる継承―
1. 基本データと歴史的背景 1-1. 智賀都神社について 智賀都(ちかつ)神社は、栃木県宇都宮市徳次郎(とくじら)町にある神社で、宝亀9年(778年)に日光三社権現を...
宇津救命丸の歴史と宇津家の願い ~栃木県高根沢町~
1.はじめに 宇津(うつ)家は、400年以上前に現在の宇都宮市郊外の高根沢町で帰農した初代宇津権右衛門が「地域の人々が健康で安心に暮らせる」ことを願い、「金匱[註...
地域資源「烏山和紙」~今も息づく伝統技術の継承を探る
はじめに 栃木県最東部に位置する那須烏山市(旧烏山町)は、茨城県と境を接する山間の地域である。県都宇都宮市から、北東に車で40分ほど走ると那須烏山市に入るが、...
アートビオトープ那須 水庭 ー環境と建築の可能性についてー
はじめに 今回取り上げる「アートビオトープ那須」にある「水庭(以下、アートビオトープ那須の水庭を「水庭」と略称する)[資料1]」は、世界的建築家・石上純也が設計し...
チーズとバターから見る、ホエー有効利用からの地域活性化
1.はじめに 那須塩原市は生乳生産本州一のまちとして生乳生産額全国2位を誇る(1)。ランキングトップ10のうち、那須塩原市以外は北海道の自治体であることからも、極め...
石の街宇都宮ー変化する石蔵文化と景観
はじめに 著者は東京で生まれ育ち、生活の都合で現在宇都宮と二拠点生活をしている。東京でも大谷石の石蔵を店舗にしているものが青梅市にある(図1)。そこは織物の産地...