栃木

吉澤 香織

智賀都神社の夏祭「付祭」―祭の魅力と地域自治コミュニティによる継承―

1. 基本データと歴史的背景 1-1. 智賀都神社について 智賀都(ちかつ)神社は、栃木県宇都宮市徳次郎(とくじら)町にある神社で、宝亀9年(778年)に日光三社権現を...

佐々木 照久

宇津救命丸の歴史と宇津家の願い ~栃木県高根沢町~

1.はじめに 宇津(うつ)家は、400年以上前に現在の宇都宮市郊外の高根沢町で帰農した初代宇津権右衛門が「地域の人々が健康で安心に暮らせる」ことを願い、「金匱[註...

相吉沢 守

地域資源「烏山和紙」~今も息づく伝統技術の継承を探る

はじめに 栃木県最東部に位置する那須烏山市(旧烏山町)は、茨城県と境を接する山間の地域である。県都宇都宮市から、北東に車で40分ほど走ると那須烏山市に入るが、...

津布久 直哉

アートビオトープ那須 水庭 ー環境と建築の可能性についてー

はじめに 今回取り上げる「アートビオトープ那須」にある「水庭(以下、アートビオトープ那須の水庭を「水庭」と略称する)[資料1]」は、世界的建築家・石上純也が設計し...

寺田 貴代

チーズとバターから見る、ホエー有効利用からの地域活性化

1.はじめに 那須塩原市は生乳生産本州一のまちとして生乳生産額全国2位を誇る(1)。ランキングトップ10のうち、那須塩原市以外は北海道の自治体であることからも、極め...

三池 実由

石の街宇都宮ー変化する石蔵文化と景観

はじめに 著者は東京で生まれ育ち、生活の都合で現在宇都宮と二拠点生活をしている。東京でも大谷石の石蔵を店舗にしているものが青梅市にある(図1)。そこは織物の産地...

河野 百夏

鹿沼秋まつりにおける彫刻屋台について

1 はじめに 鹿沼秋まつり(以下、秋まつり)は、毎年10月第二土・日曜日に栃木県鹿沼市(栃木県宇都宮市に隣接する人口約10万人の市)の今宮神社で行われる例祭である。秋ま...

青木 秀之

那須烏山市の「山あげ祭り」についての考察

はじめに 栃木県には様々な祭りが存在する。その中でも共に世界遺産に登録されている那須烏山市の山あげ祭りと、日光二社一寺の行事を取り上げる。これらは人々により受...

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