長崎
デザインと食のまち 雲仙・小浜温泉 〜「社会貢献の哲学」が継承される町〜
はじめに 長崎県雲仙市小浜温泉には、同じ価値観、同じデザイン哲学で繋がった若い移住者達が、サステナブルで文化的なコミュニティを形成している。 そこに別の文脈...
消えゆく伝統的工芸品 ー長崎べっ甲の今ー
1.初めに 長崎べっ甲は長崎県の伝統的工芸品(註1)、経済産業大臣の指定を受けた日本の伝統的工芸品(註2)である。べっ甲とは、海亀の一種で「タイマイ」と呼ばれる亀の...
国境で育まれるグローバルに開かれた学びコミュニティ「対馬グローカル大学」
1.はじめに 日本は、少子高齢化社会と言われて久しく、過疎化問題に歯止めがかからない自治体が多い。私の故郷である対馬も例外ではない。魏志倭人伝に登場するほど歴史...
文化資産としての長崎くんちの伝統と継承
1.はじめに 「長崎くんち」(以下くんち)は、毎年10月7日~9日の3日間におこなわれる長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭である。くんちでは、「踊町」と呼ばれるその年に...
「赤い屋根のふるさと交流館」-地域住民による閉校跡地利活用―
1.テーマ選定理由 長崎県南島原市では人口減少などの影響で、平成14~28年度の15年間に41校中24校の小学校が閉校している[註1]。しかし放置されている閉校跡地があるの...
「肥前やきもの圏」長崎県波佐見町の町づくりデザイン
はじめに “Comprador/コンプラドール” 17~19世紀にかけて長崎県波佐見地区では、長崎の出島からオランダ東インド会社を通じて酒や醤油...
竹山道雄の紀行文『西の果ての島』の地域的芸術活動の観点からの評価報告
1. はじめに 児童文学『ビルマの竪琴』の著者・竹山道雄(1903-1984)が長崎県五島列島の最西端にある「嵯峨ノ島(さがのしま)」を訪れたのは1960年(昭和35年)5月16日...
長崎精霊流しの概要と継承
【1. はじめに】 17世紀から18世紀の鎖国時代に外国との窓口になっていた長崎の文化には、中国やオランダの文化が大きく影響していると言われている。〈長崎くんち〉や...