北海道
手稲区マスコットキャラクター「ていぬくん」にみる地域愛 —公共コミュニケーションデザインとしての考察—
0.はじめに ていぬくんは、札幌市手稲区のマスコットキャラクターである。本稿では、地域に根差したデザイン活動として、ていぬくんを取り上げ、その成立過程、運用体制...
「さっぽろ天神山アートスタジオ」の可能性 アーティストと市民をつなぐ基盤になり得るか
はじめに 札幌市の芸術文化施設であるさっぽろ天神山アートスタジオ(以下、天神山アートスタジオ)は、2014年のオープン以来、国内外のアーティストが延べ2,866人滞在し...
根室金刀比羅神社例大祭 -祭りが表現する市民と神との一体感-
はじめに 北海道三大祭り(註1)の一つと言われる根室金刀比羅神社例大祭は、毎年8月の第二金、土、日曜日に開催される。(註2)根室の町はこの3日間祭り一色となる。人...
北海道に残る明治政府が建てた日本最古の木造ホテル「豊平館」~時代と共存する文化財~
はじめに 札幌市の中心部の南に位置し、緑に囲まれた中島公園内には、淡い水色の屋根と白い壁でひときわ目立つ瀟灑な洋館「札幌市豊平館」がある(資料1-1)。その歴史は...
映画音楽の巨匠「佐藤勝」が愛した国産ピアノ「Castle」の可能性 -再び響く希望の音色のために-
はじめに 留萌市「海のふるさと館」には、黒澤明監督の作品、「鞍馬天狗」「ゴジラの逆襲」などの映画音楽、「若者たち」の作曲で知られる同市出身の佐藤勝(1928-1999)の...
図書館の新しい価値創生をリードする札幌市図書・情報館
1基本データ 札幌市図書・情報館(以下図書・情報館)は札幌中心部の複合施設に所在する貸出サービスがない課題解決型図書館である。「はたらくをらくにする」をコンセプ...
「丘のまち」に生まれた土産品 とうきび人形が伝えること ―観光とまちづくりの視点から―
はじめに 北海道美瑛町では、2019年の観光入込客数が240万人を超えた。観光客が増え始めた1980年代後半、地元には土産品が少なく、酪農業を営む嵯城幸子[1]は「美瑛らし...
ウポポイ(民族共生空間)アイヌ文化・思想の未来の発展に向けて
はじめに 北海道の先住民族、アイヌ民族に対して全国的に知られていない事が多いのが現状だ。 文字を持たない民族。和人との交易もされていたが、明治政府により明らか...
市民が中心となって立ち上げた地域発の文学賞 ー北海道・岩見沢「氷室冴子青春文学賞」ー
はじめに 2018年、北海道・岩見沢で新しい文学賞が誕生した。岩見沢出身の小説家、故・氷室冴子(資1-1)の功績を称え、次世代の新たな才能を発掘し顕彰する「氷室冴子...