埼玉

滝口 美穂

川越まつり  〜次世代への継承〜

1.はじめに 埼玉県川越市で、毎年10月第3日曜日とその前日に行われる「川越まつり」。国内外から多くの観光客が訪れる山車行事の祭りである。その祭りであるが、戦時中...

刈谷 学

川越の銘茶「河越茶」の復興活動について

1.はじめに 埼玉県の観光地として蔵造りの景観が人気の「小江戸川越」。 川越を代表する食べ物といえば、まず「さつまいも」と言いたいところだが、近年「河越抹茶...

嶋内 艶子

埼玉県飯能市における「西川材」存続へのソーシャルデザイン

はじめに 埼玉県飯能市は市域の約75%を森林が占めており、長い林業の歴史がある。豊かな森林と人との共生によって、人々の暮らしや文化・歴史・産業が育まれてきた。飯...

平岡 明子

所沢飛白勉強会の活動――所沢飛白再現のデザイン――

はじめに 埼玉県南西部に位置する所沢市では、かつて所沢飛白(かすり)(1)という銘柄の木綿の紺絣が生産されていた。昭和初期に生産が途絶えたこの絣の再現活動を行って...

柴 春美

さいたま市民の森グリーンセンター「リスの家」におけるバイオアートとアニマルウェルフェアの考察

1.基本データとバイオアートについて 埼玉県にあるさいたま市民の森「リスの家」は、大きなケージ内にリスが放し飼いされている無料の施設である。来園者は、自然に近...

佐俣 由理子

川のある町越谷  ~弱点を活かした水辺の街づくり~

埼玉県越谷市「越谷レイクタウン」は造成し新たにつくられた街である。2008年に街開きをし約225.6haの敷地に現在約1000世帯・2万2千人が暮らす(註1)。...

久原 貴美子

見沼と竜神伝説の継承:さいたま竜神まつり会の伝統と未来

1.はじめに さいたま竜神まつり会(以下「竜神まつり会」にする)は、事務局をさいたま市浦和区高砂に構え、地域の伝統文化と竜神信仰を次世代に伝えることを目指し活動...

小向 公子

復活した「蕨双子織」―地場産業の挑戦―

はじめに 埼玉県蕨市には一旦消滅したが復活を遂げた「双子織(ふたこおり)」という織物がある。現在ではふるさと納税の返礼品としても扱われ、少しずつ認知度が高まり...

遠田 雅

レンガのまち深谷 ~郷土の偉人の顕彰と新しいまちなみの形成をめざして~

1 はじめに 埼玉県深谷市は、郷土の偉人渋沢栄一らによって日本で最初の機械式レンガ工場が設立されたまちである。このような深谷とレンガの歴史的な関係性から、深谷...

女部田 周一

江戸時代の土木遺産:「見沼代用水」と「見沼通船堀」 (みぬま だいようすい)と(みぬま つうせんぼり)

見沼たんぼ(資料1、2、3、4)は関東平野中央(図1)の大宮台地の谷戸にある。台地との境の西縁(にしべり)と東縁(ひがしべり)を流れる見沼代用水と、斜面林や神社林とから...