神奈川
横浜市都筑区荏田町真福寺の釈迦如来―そのルーツをたどる―
1.荏田真福寺の釈迦如来立像 私の住まいの近く横浜市都筑区荏田町に真福寺という寺があり、ここに安置されている釈迦如来立像が、この地域では唯一の国の重要文化財と...
箱根関所-景観のもたらす江戸防衛の秘策
1:はじめに 2018年8月、芸術教養講義3の課題である空間を調査するために箱根関所を訪れた時、関所の景観がもたらす心理的な抑圧を感じ(資料1)、関所の景観に大きな興...
横浜のランドマーク・旧横浜正金(しょうきん)銀行本店本館・神奈川県立歴史博物館
1.はじめに 私が居住する横浜市中区は「みなと町よこはま」として知られているが、その横浜港は1859年(安政6年)に開港して以来、常に日本を代表する国際貿易港...
旧横浜正金銀行本店・神奈川県立歴史博物館 その中に埋め込まれたストーリーと価値
1 はじめに 旧横浜正金銀行本店・神奈川県立歴史博物館は、現存する貴重な明治の近代建築である。本稿ではその設計者、妻木頼黄(1859-1916)に焦点を当て、頼黄の活動及...
文化資産評価報告書「川崎市 岡本太郎美術館」
I .はじめに 神奈川県川崎市多摩区の生田緑地に「岡本太郎美術館」がある。2019年で開館20周年を迎えた地域の文化資産である。岡本太郎の作品を鑑賞に供するのみなら...
池子囃子の存続と楽譜の工夫
1.はじめに 神奈川県逗子市池子にある神社「池子神明社」では、毎年夏祭りが行われている。夏祭りの目玉は、神輿と山車の渡御である[*1,写真1]。お囃子で使用する山車...
相模人形芝居とともに生きるひと・女流義太夫の日常から見る口承文芸ー未来へつなぐ想いー
はじめに 本稿は、神奈川県厚木市を中心に活動している女流義太夫[1]竹本土佐子師(以下、土佐子師匠と呼ぶ)の上演活動を通じて地域芸能と地域社会の関係を考察するもので...
かわさき原産の甘柿 禅寺丸柿 ー柿の継承活動から見る文化的意義の考察
はじめに 「柿生ふる柿生の里、名のみかは禅寺丸柿、山柿の赤きを見れば、まつぶさに、秋が闌けたる」(北原白秋 歌集『橡』より)[1] 白秋の歌に詠まれた禅寺丸柿は、...
自然へ還りつつある島『猿島』(神奈川県横須賀市猿島 文化資産評価報告書)
はじめに 「猿島」とは神奈川県横須賀市に所在する東京湾最大の自然島である。 かつて旧陸・海軍の要塞と使用され、一般人の立ち入りが制限されていた。そのため豊富な...
【白凰時代より今日まで法灯を繋いできた古代寺院・影向寺について】
1.はじめに 影向寺(ようごうじ)は、「国史跡橘樹(たちばな)官衙遺跡群」(註1)の影向寺遺跡上に建つ南関東屈指の古刹である。『新編武蔵風土記稿』をはじめ多く...